S原:さあ、今回はキャバクラ!
Y木:キャバ嬢ものか。
(あらすじ)
小西真奈美がキャバ嬢に扮したドラマ。
厄年直前である31歳のフリーライター・遥は歌舞伎町でキャバクラ潜入取材をするうちに、自分も店に出るはめに。No.1キャバ嬢の聖羅ほか個性的な同僚に翻弄されながら、遥のキャバ嬢ライフが始まる・・・

Y木:BeeTVってなに? パッケージの上に書いてるけど、ネット配信のドラマ?
S原:そうみたい。ネットで検索すると、BeeTV(ビー ティーヴィー)は、エイベックスとNTTドコモがタッグを組んで携帯(当時はガラケー?)のためのコンテンツを作ってたらしい。
Y木:なるほど。
S原:たぶん、ちょっとした空き時間に観るように想定したんちゃうかな。各話8分くらいで、テンポよくどんどんすすんでいきます。
Y木:いかにもやな。作品としてはどうなん?
S原:エッセイ漫画みたいな感じです。サクサク観れます。これはこれでOKと思います。でも、毒にも薬にもなりません。
Y木:そういうもんやろ、こういうのは。
S原:結局は、主演の小西真奈美に魅力を感じるかどうかやと思う。もちろん好みはあるやろうけどな。
Y木:おまえはどうやった?
S原:はい。すごく可愛いです♡
Y木:気もちわる……
Y木:しかしキャバ嬢の話かー。興味ないなあ。
S原:僕もです。ほんまに全く興味のない世界やから、正直に言ってどうでもええ話やったわ。
Y木:あれは金を持っている奴らが行く場所やからな。金持ちはモテるやろうし。
S原:いや、ぼくがお金を持っていてもモテへんと思う。
Y木:おまえがモテへんのは知ってる。でもキャバクラではお金があればモテるよ。
S原:いやモテない。
Y木:モテるって。
S原:だって、キャバ嬢に「ボクさ、メガフォースに体験入隊したことあるんだよね」と自慢して、キャバ嬢が「素敵♡」って言うと思う?
Y木:言うか!
talksessionyands.hatenablog.com
S原:キャバ嬢に「ねえねえ、ジョン・バダムではどの作品が好き?」って聞いても、答えられへんやろ。
Y木:質問自体が狂ってるがな!
talksessionyands.hatenablog.com
S原:キャバ嬢に「あー誕生日なの? 今度、デモンズ2のDVDをプレゼントするよ」と言っても、喜ばへんやろ。
Y木:すぐにごみ箱に捨てられるわ!
talksessionyands.hatenablog.com
S原:だからやねん。だから、ぼくはキャバクラには行かへんねん。アンダスタン?
Y木:わかったわかった。おまえのしょーもない話はもうええ。このDVDは、キャバクラとか何も知らない女性が、夜の世界に入るのがこの作品のキモやろ。
S原:そうです。ところで、あなた。キャバ嬢とか綺麗と思う?
Y木:いや思わん。
S原:ちょっと化粧が濃いやろ?
Y木:濃いと言うか。そういう人種やがな。
S原:変なドレスみたいな衣装とか人形みたいな髪型とか。ああいうのに興奮する男もおるんかな。
Y木:そりゃおるわ。だからこそ、お金をつぎこむんやろ。
S原:個人的にはもっと自然な感じがええなー。ナチュラルメイクというか。
Y木:自然な感じか。
S原:派手な衣装よりも地味な服の方が、かえって女性の魅力がでるときってあるやん。
Y木:それはそうかもな。
S原:この主人公もキャバ嬢に変身したときよりも、オフィスで働いているときとか、ラーメンを食べてるとか、そういうシーンの方が魅力的やもんな。
Y木:それは好みちゃう?
S原:いや多くの男性諸君は同じ考えのはず。だって、よく考えてみてよ。
Y木:なにを?
S原:AVでも「キャバ嬢もの」はないけど、「オフィスもの」はあるやん。
Y木:AVで例えるな! きもいねん!


S原:要するにだねえ、派手派手な格好がいいわけじゃないってことですよ、君ぃ!
Y木:あーそう。
S原:だって、風呂上がりのバスタオル姿とか鉄板やん。
Y木:はあ。
S原:女性のホットパンツも捨てがたいやん。
Y木:ホットパンツって言い方が。
S原:あとは女子バスケのユニフォームもなかなか……
Y木:そこまで! そのへんでストップ! 変態みたいみたいやからやめろ! 下ネタはええから内容を話せよ。
S原:ま、正直に言って大したことないです。31歳のフリーライター(小西真奈美)が、仕事でキャバクラを取材することになる。そのまま、強引にキャバ嬢体験(潜入取材)をすることになります。「夜の世界」とか「お水の業界」あるあるのエピソードに戸惑いながら、主人公が取材を進める……という感じです。
Y木:あるあるって、どんなん?
S原:洋服を毎日一着ずつ買うとか、ボディケアに月300万円もかけるとか、お客さんの扱いが上手いとか、そういうネタです。
Y木:普通やん。
S原:だから普通やねんって。とりたてて驚きも新鮮さもないよ。小西真奈美がキャバ嬢になるのに萌える人向けの作品ですな。
Y木:なるほど。
S原:というわけで、なんとも薄味の作品ですが、たぶん配信ドラマはこういうものなんでしょう。いわゆる「映画」を求める人にはおススメできません。キャバ嬢が好きな人のみどうぞ~!
(おまけ:こういうDVDもかつて紹介しましたなあ・・・)
talksessionyands.hatenablog.com