あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

知られざる日本映画をさらに深堀り 15本! 「KOI☆AGE 恋するアゲハ」(2009)の巻

 

S原:さあ、今回はキャバクラ! 

Y木:キャバ嬢ものか。

 

(あらすじ)

小西真奈美がキャバ嬢に扮したドラマ。

厄年直前である31歳のフリーライター・遥は歌舞伎町でキャバクラ潜入取材をするうちに、自分も店に出るはめに。No.1キャバ嬢の聖羅ほか個性的な同僚に翻弄されながら、遥のキャバ嬢ライフが始まる・・・

 

KOI☆AGE ~恋するアゲハ~ ♥6♥_哔哩哔哩_bilibili

 

Y木:BeeTVってなに? パッケージの上に書いてるけど、ネット配信のドラマ?

S原:そうみたい。ネットで検索すると、BeeTV(ビー ティーヴィー)は、エイベックスとNTTドコモがタッグを組んで携帯(当時はガラケー?)のためのコンテンツを作ってたらしい。

Y木:なるほど。

S原:たぶん、ちょっとした空き時間に観るように想定したんちゃうかな。各話8分くらいで、テンポよくどんどんすすんでいきます。

Y木:いかにもやな。作品としてはどうなん?

S原:エッセイ漫画みたいな感じです。サクサク観れます。これはこれでOKと思います。でも、毒にも薬にもなりません。

Y木:そういうもんやろ、こういうのは。

S原:結局は、主演の小西真奈美に魅力を感じるかどうかやと思う。もちろん好みはあるやろうけどな。

Y木:おまえはどうやった?

S原:はい。すごく可愛いです♡

Y木:気もちわる……

 

KOI☆AGE ~恋するアゲハ~ ♥4♥_哔哩哔哩_bilibiliKOI☆AGE ~恋するアゲハ~ に対する画像結果

 

Y木:しかしキャバ嬢の話かー。興味ないなあ。

S原:僕もです。ほんまに全く興味のない世界やから、正直に言ってどうでもええ話やったわ。

Y木:あれは金を持っている奴らが行く場所やからな。金持ちはモテるやろうし。

S原:いや、ぼくがお金を持っていてもモテへんと思う。

Y木:おまえがモテへんのは知ってる。でもキャバクラではお金があればモテるよ。

S原:いやモテない。

Y木:モテるって。

S原:だって、キャバ嬢に「ボクさ、メガフォースに体験入隊したことあるんだよね」と自慢して、キャバ嬢が「素敵♡」って言うと思う?

Y木:言うか!

 

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S原:キャバ嬢に「ねえねえ、ジョン・バダムではどの作品が好き?」って聞いても、答えられへんやろ。

Y木:質問自体が狂ってるがな!

 

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S原:キャバ嬢に「あー誕生日なの? 今度、デモンズ2のDVDをプレゼントするよ」と言っても、喜ばへんやろ。

Y木:すぐにごみ箱に捨てられるわ!

 

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S原:だからやねん。だから、ぼくはキャバクラには行かへんねん。アンダスタン?

Y木:わかったわかった。おまえのしょーもない話はもうええ。このDVDは、キャバクラとか何も知らない女性が、夜の世界に入るのがこの作品のキモやろ。

S原:そうです。ところで、あなた。キャバ嬢とか綺麗と思う?

Y木:いや思わん。

S原:ちょっと化粧が濃いやろ?

Y木:濃いと言うか。そういう人種やがな。

S原:変なドレスみたいな衣装とか人形みたいな髪型とか。ああいうのに興奮する男もおるんかな。

Y木:そりゃおるわ。だからこそ、お金をつぎこむんやろ。

S原:個人的にはもっと自然な感じがええなー。ナチュラルメイクというか。

Y木:自然な感じか。

S原:派手な衣装よりも地味な服の方が、かえって女性の魅力がでるときってあるやん。

Y木:それはそうかもな。

S原:この主人公もキャバ嬢に変身したときよりも、オフィスで働いているときとか、ラーメンを食べてるとか、そういうシーンの方が魅力的やもんな。

Y木:それは好みちゃう?

S原:いや多くの男性諸君は同じ考えのはず。だって、よく考えてみてよ。

Y木:なにを?

S原:AVでも「キャバ嬢もの」はないけど、「オフィスもの」はあるやん。

Y木:AVで例えるな! きもいねん!

 

 

S原:要するにだねえ、派手派手な格好がいいわけじゃないってことですよ、君ぃ!

Y木:あーそう。

S原:だって、風呂上がりのバスタオル姿とか鉄板やん。

Y木:はあ。

S原:女性のホットパンツも捨てがたいやん。

Y木:ホットパンツって言い方が。

S原:あとは女子バスケのユニフォームもなかなか……

Y木:そこまで! そのへんでストップ! 変態みたいみたいやからやめろ! 下ネタはええから内容を話せよ。

S原:ま、正直に言って大したことないです。31歳のフリーライター(小西真奈美)が、仕事でキャバクラを取材することになる。そのまま、強引にキャバ嬢体験(潜入取材)をすることになります。「夜の世界」とか「お水の業界」あるあるのエピソードに戸惑いながら、主人公が取材を進める……という感じです。

Y木:あるあるって、どんなん?

S原:洋服を毎日一着ずつ買うとか、ボディケアに月300万円もかけるとか、お客さんの扱いが上手いとか、そういうネタです。

Y木:普通やん。

S原:だから普通やねんって。とりたてて驚きも新鮮さもないよ。小西真奈美がキャバ嬢になるのに萌える人向けの作品ですな。

Y木:なるほど。

S原:というわけで、なんとも薄味の作品ですが、たぶん配信ドラマはこういうものなんでしょう。いわゆる「映画」を求める人にはおススメできません。キャバ嬢が好きな人のみどうぞ~!

 

 

(おまけ:こういうDVDもかつて紹介しましたなあ・・・)

 

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