S原:さあ、今回はトマトじゃないよ、ドーナツだよ!
Y木:はあ……(ため息)
(あらすじ)
ドジで純粋なジョニーと美人で優しいミシェルはロサンゼルスにある冴えないドーナツ屋「ダンディ・ドーナツ」での店員仲間。ある日、ジョニーの叔父さんで自称サイエンティストのルーサーが化学実験の結果、人間を襲う凶暴な遺伝子生命体を作ってしまう。そのエキスを誤ってドーナツ店でばら撒いてしまい、それがドーナツを揚げる油の中に大量に入ってしまった! 次から次へと殺人遺伝子入りの油で揚げられたドーナツが量産される。そして自宅で、お店でドーナツを食べようとする客次々に襲い掛かるキラー・ドーナツたち。しかも奴らは統制され群れで襲い掛かってくる!
異変に気付いたジョニー、ミシェルはオタクのハワードを加えた3人組で、キラー・ドーナツたちを迎え撃つ。果たして彼らだけでこの地球壊滅的危機から人類を救えるのか?
S原:「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」(1978)は知ってるやろ?
Y木:あーなんか馬鹿馬鹿しすぎて、かえって有名になった映画やろ。
S原:そうそう。あれ、面白いねんで。
Y木:へえ……
S原:おもしろそうやん。個人的にはパート2の「リターン・オブ・ザ・キラートマト」が好きなんやけどな。
Y木:あーそう……
S原:実は、パート3の「キラートマト/決戦は金曜日」とパート4の「キラートマト 赤いトマトソースの伝説」は観てないねん。
Y木:ふーん……
S原:どんな映画なんか気になるよなー。観た人がいたら、コメントが欲しいよな。
Y木:そうねえ……
S原:あーん、もうちょっと反応してよ。あなたも観たいくせに、ツンツン!
Y木:やかましいわ! 誰がキラートマトなんか観るか!
S原:え、観ないのかい、モナミ?
Y木:観えへんわ! 要するに今回の映画はあれやろ。トマトがドーナツに変わっただけやろ。
S原:うん。でも、結構普通に作ってたで。そんなに出来も悪くないと思う。
Y木:えーこれが?
S原:思い切りB級テイストやけどな。はじめから、そのへんは狙ってるし、観客も「タイタニック」みたいな映画やと期待してないやん?
Y木:まあな。
S原:だからそれでええと思うで。あなた、寅さんを劇場で観たことある?
Y木:ない。
S原:僕もないんやけどな。劇場に「男はつらいよ」を観に行くなんか、よほどのファンやん? なので、すごく劇場があったかい雰囲気らしいで(笑) あれに似てると思う。
Y木:まあ好きな人が観ればええと思うけど、キラードーナツなんかもう初めからマニアありきやん。こういうのはどうなんかなー。
S原:あなた、そんなんいったら「けいおん!」の声優たちがの生バンド演奏(ライブ)なんか、聞かれへんで。声優が楽器を上手く弾けるわけないんやから。
Y木:聞かないし観ないから別にいいです。
S原:もーう、Y木さんったら! 今回はミオリネ・レンブランみたにツンデレなんだから!
Y木:誰やねん、ミオリネって。はよ、映画の話せえよ。
S原:これはストーリーとか話しても仕方ないから、割愛します。とにかくドーナツが襲ってくるのを楽しめればそれでOKです。
Y木:ドーナツなあ。顔に張り付くとか?
S原:可愛らしく、ピョンピョンとドーナツがとんでくるねん。しかも、あなた! ドーナツの真ん中に牙があるのですよ!
Y木:知らんがな。
S原:これは、間違いなく「キラーコンドーム」(1999)へのオマージュでしょうね。
Y木:ちゃうわ。
S原:あとは下ネタやろうな。
Y木:エロ系?
S原:じゃなくて、文字通りの下ネタ(笑) まあ、食事のときは観てはいけません。
Y木:そういうことな。
S原:小学低学年は喜ぶかな。さあ、みなさん。結構ヒロインは可愛いし、友達と集まって観るときにピッタリの映画ですよ! B級(Z級)映画を未体験のひとは、このあたりからどうぞ~!