あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「ファンタズムⅢ」(1994)の巻

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S原:なんと今回は脇役のレジ―が、主役に出世!

Y木:ダメ映画の典型的なパターンやん。

 

(あらすじ)

ジーたちはトールマンを倒したはずが、新たなトールマンが現れて親友マイクが連れ去られてしまう。そしてレジーはマイクを探す旅を続けていた。その旅の途中、トールマンに両親を奪われたティム。そしてシルバー・スフィアに友人を奪われたロッキー。3人は復讐の想いを共有し、トールマンを追い始めるが…。

 

 

S原:レジー・バニスター、またの名を米国の大地康男。ファンタズムファンは、彼(の頭髪)を決して忘れないだろう……

Y木:いきなりなんやねん。

S原:いやはやレジ―は嬉しかったと思うで。俳優としては一生にあるかどうかの主役やもん。

Y木:主役はええけど、ファンタズムではなあ(苦笑)

 

20190918225431243.jpgファンタズムⅢ|株式会社エクリプス さん

 

S原:え? これ、結構良かったで。

Y木:うそつけ。

S原:ほんまやって。まあ3本観て思ったんやけど、ファンタズムシリーズって、普通の映画の面白さとは微妙に違うのよな。上手く言えんけど、普通ホラーとかSFとか撮るときは監督は、設定とか考えるやろ? 

Y木:まあな。

S原:ドン・コスカレリにとっては、そのへんはあまり気にならないみたい。展開は適当やし、つじつまは合っていないし……(微笑) でもそれぞれの場面の面白さとか、変な雰囲気は漂っているからクセになる人がおるんやと思う。

Y木:そんなもんかな。最初の1本しか観てないからよくわからんけど。

S原:最初のヤツを観たらそれで充分という説もあるけどな。とにかく変なシリーズやわ。

 

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Y木:それで、このパート3はどうやった?

S原:面白かったで。大体、3作目ってガクッと落ちることが多いけど、これは楽しかった。というか、はじめから微妙な低空飛行やから期待しないという(笑)

Y木:どうせ同じ話なんやろ?

S原:その通り。さっきも言った通り、米国の大地康男が主役になってます。彼が、トールマンにさらわれたマイクを探すという話です。あーそうそう、マイク役は2作目の役者から、1作目の役者(A・マイケル・ボールドウィン)に戻ってたわ。2作目で大事にされていたヒロイン(エリザベス)は、すぐに殺されてた。2作目ではテレパーシーで主人公とつながって、すごい重要な人物のような設定やったのに、今まで伏線っぽいのはなんやったんやという。

Y木:適当やなあ。

S原:あとは、強引に大地康男の仲間が増えるねん。ヌンチャクを使う黒人女性(ロッキー)と、自作の武器を使う白人少年(ティム)。ティムは、ホームアローンのパクリね(笑) 

 

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ファンタズム3 : Rock'N Horror さん

 

S原:どんどん仲間が増えて、強敵をやっつけます。おいおい、男塾かよ!

Y木:男塾って、おまえ。

S原:男塾もめちゃくちゃやったよな。油が入った風呂とか大笑いしたもんな。

Y木:男塾の話なんか誰も聞きたくないから、はやく話を進めろよ。

 

ポンセが街にやってきた on X: "水曜日のダウンタウンの漫画検証シリーズは、お坊ちゃまくん、こち亀ときたのでいよいよ「魁!男塾」の男塾名物の検証が楽しみ❗️  #男塾名物油風呂 は無理! #男塾名物直進行軍 はいけそう #男塾名物地獄禅 も硫酸を熱湯にすればいけそう ...

 

S原:大地康男はマイクを探すねんけど、ヌンチャク女性も気になります。それも恋心を抱くとかじゃなくて、下心だけ(笑)

Y木:最低やな。というかそんな奴が主役かいな。

S原:怒った女性に、手をベッドにくくりつけられたけどな。あとは少年が銃を扱うのが上手いねん。刃がついたフリスビーとかでてくるねんけど、ほとんどの観客は「あーこれがやりたかったのね」と温かい気持ちになります。

Y木:ホラー映画なのに温かい気持ちになったらあかんやろ。

S原:あ、ホラーと言えば最初に無人の屋敷にはいる場面があるねんけど、ここがどこかでみたことがあるようないかにもなホラー屋敷で味があったで。あとは、恒例の爆発やろうな。車がドガーン!

Y木:また爆発か、好きやなー。それで、このシリーズの目玉の銀の球はでてくるの?

S原:もちろん、でてきます。今回はなんと中身がでてきます。銀の球をパカッと開けるのですよ、あなた。パカッて。

Y木:球の中身は何なん?

S原:脳みそです。

Y木:………(星空をみる目)

S原:やりたかったんやろうなあ、ドン(笑)

 


Y木:読者もべつにどうでもええと思ってるはずやけど、ラストはどうなるの?

S原:あんまり覚えてないけど、冷凍庫に入れられたと思う。寒さが苦手みたい。もちろん、そんな伏線はありません。

Y木:ほんまに適当なんやなあ。

 

ファンタズム3』 - 好きなモノに囲まれて…

 

S原:というわけで、なんとも不可思議なシリーズですが、ハマると楽しいです。ホラーコメディが好きな人はぜひどうぞ~!

 

(おまけ。このビデオパッケージ、最高です)

 

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