S原:今回は、エコカー対決!
Y木:うわ。おれが世界で最も興味のないジャンルや……
(あらすじ)
かつて走り屋だった半沢俊介は、サラリーマンとなった今でも愛車のハチロクで夜の湾岸線を走ることがささやかな幸せだった。しかし、妻子の要望でプリウスに乗り換えることに。ある日、俊介はフルチューンのインサイトを見かけ、その速さに衝撃を受ける。
S原:じつは、ぼくも車には全く興味がないのよな。車種とか全然わからんし。
Y木:いやー車好きの情熱はすごいもんな。友達でもそういう奴がおるけど、お金がかかる趣味やで。で、この映画は、プリウスとインサイトがカーバトルするんやな?
S原:そうです。さっきも言ったけど車とかカーチェイスに疎いから、この手の映画はほとんど観ないねん。Vシネマ系なんかな。
Y木:実際に観てどうやった?
S原:ひどい出来とかZ級ということはないけど、まあ作品としては大したことないかな。
Y木:そうやろうな。車好きな奴が気軽にレンタルするんやろ。
S原:たぶんな。これはレビューがほとんどないねん。
Y木:観ている人がほとんどいないんか。
S原:それもあるけど、観た後にとくに感想がわかない……。なので、みんなレビューできないんやと思う。
Y木:そういう理由ね、はいはい。
S原:主演は石井正則。古畑任三郎にでていた人ね。自転車、腕時計、カメラ、読書と趣味も幅広いみたい。
Y木:小柄な人やろ。
S原:そうそう。たしか、最初の離婚原因が奥さん曰く「背が低いから」。
Y木:それはアカンやろ。なんで結婚したんや、最初の奥さん。
S原:まあネタやろうけどな。で、そういう石井正則が主人公です。昔から車好きで、かつては走り屋だった主人公もいまはサラリーマンで、妻と長男がいます。愛車のハチロクを大事にしていて、夜の湾岸線を走るのが週末の小さな幸せやねん。
Y木:ほう。
S原:ある日、妻が勝手に流行りのハイブリッド・カー、プリウスに買い替えてしまう。がっかりする主人公だけど、それでもプリウスに乗って夜の湾岸線へ行く。そこで、おなじハイブリッドのインサイトの遭遇する。インサイトは改造(?)していて、めちゃ速くて、主人公はショックを受けます。いろいろあって、改造インサイトの持ち主(イタリア料理店のオーナー)と知り合って、また自分の車好き魂に火が付く。
Y木:それで?
S原:自分のプリウスも改造してもらおうと思って、訪ねた先はなんと!
Y木:なんと?
S原:あの! TOPSECRETですよ、あなた!
Y木:……え?
S原:千葉県に実在するチューニングカーショップらしい。なんか、その筋では有名みたいよ。
Y木:ふーん。ピンとこないわ。
S原:まーあれよ。若手プロレスラーにとってのカール・ゴッチの道場のようなもんやろうな。
Y木:プロレスに興味ないからわからん。
S原:じゃあ、あれよ。「プラモ狂四郎」にでてくる模型店(クラフト・マン)みたいなもんよ。
Y木:プラモもわからん。
S原:わかりにくかった? じゃああれよ。神田にある「矢口書店」みたいなもんよ。
Y木:あれは古本屋やがな。
S原:まあそういうことね。
Y木:一応、対決するの?
S原:うん。します。
Y木:すごいスピードとかで高速を走るんか?
S原:いやそうでもなかった。早回ししている部分もあったし。
Y木:早回しって(苦笑) まあ交通違反で撮影はしにくいやろうからな。
S原:たぶん、高速のカーバトルを期待していた人は物足りなかったんちゃうかな。あとは、エンディングテーマがな。
Y木:エンディングテーマ?
S原:微妙にウマ下手やねん。
Y木:知らんがな。
S原:「ずっと・・・」って曲やねんけどな。youtubeで聞けるねん。歌ってるのは、CHIEMI。知ってる?
S原:というわけで、みなさん。これ以上、語ることのない映画ですが、出来は普通です。まったく波風の立たない凪のような映画でしたが、ハイブリッド車を購入するときの参考にしてください~!