あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

どっちが勝つんだ? VS映画特集! 「ヒットマンVSデビル」(2011)の巻

ヒットマンVSデビル

 

S原:今回は、殺し屋と悪魔の対決!

Y木:いかにもB級やけど、好きな人はおるやろな。

(あらすじ)

2人の殺し屋は、犯罪組織のボスから、ある男の殺しを依頼される。ある男とは、そのボスの犯罪組織を裏切った男だった。その男の家に潜入した2人は、ターゲットの帰りを待ち、そこで仕留める計画を立てる。その時、誰もいないはずの家の奥から物音がする。そちらの方向へ行ってみると、2人はなにやら動物の死体を使って、悪魔崇拝の儀式をしたかのような形跡を発見する。その男は、黒魔術を操る“悪魔”の男だったのだ!

 

S原:これはあかん。

Y木:あかんかったんや。

S原:あきません。

Y木:ほう。

S原:ダメです。

Y木:うん。

S原:退屈です。

Y木:ああ。

S原:うううう……(泣く)

Y木:なんやねん、もう。

S原:ぼくは……なんで、こんなDVDを買っちゃったんだあああ!

Y木:知るか! 

 

ヒットマンVSデビル|株式会社エクリプス

 

S原:いやー、これはひどかった。1週間くらい前に観たけど、もう大半は忘れてる。単純に時間を浪費しただけという(苦笑)

Y木:いつものことやん。

S原:そうやけど、今回はちょっとな。チープとか製作費がないのはええねん。でも、ちゃんと見どころを作らないとあきません。

Y木:見どころ?

S原:この映画で言うと、ヒットマンと悪魔が戦うところやん?

Y木:まあ、そういう映画やからな。

S原:でも、この映画は違います。戦いません。

Y木:またジャケット詐欺なんやな。戦わないんやったら、何をするの?

S原:雑談です。

Y木:は?

S原:雑談をします。ほんまに主人公と後輩がずっとダラダラトークするねんで!

Y木:意味が分からんぞ。

S原:こっちのセリフよ、まじで。

 

ヒットマンVSデビル|株式会社エクリプス

 

S原:出だしはベタけど、まあ良いねん。ヒットマン(殺し屋)2人コンビがおるねん。主人公は先輩で、もう人はまだ初心者というコンビです。で、その2人に殺しの依頼がきます。犯罪組織のボスから「ある男を殺してくれ」と。ターゲットは、犯罪組織を裏切ったキストという男です。

Y木:そこまでは普通やん。

S原:殺し屋コンビは、うまくキストの家にはいります。キストはいません。帰宅を待ちます。なかなか、ターゲットの男は帰ってきません。暇です。退屈です。なので、主人公は初心者の後輩に説教を始めます。

Y木:殺し屋の心得とかを伝えたいんやろ?

S原:いや、ただの説教やった。それがまた長い……おいおい場末のスナックのサラリーマンの愚痴かよ!

Y木:場末のスナックはええわ。まあ、ずっと説教してるわけちゃうやろ?

S原:いいえ、そのあと続けて雑談をします。おいおい、大学生のスキー合宿の恋愛トークかよ!

Y木:スキー合宿は関係ないやろ。はよ、話を進めろよ。

S原:とにかく、ここの雑談が長くてダルい。伏線があるのかと思ったら、何の意味もなかった。たぶん20分くらいあったと思う。そんな映画ある?(苦笑) ずっと雑談してたら、突然車庫から物音がします。車庫に行くと、黒魔術をした痕跡があります。かなり怪しげです。2人は言います「めんどくせえなあ」「やめようぜ」

Y木:なんちゅう殺し屋や。一応、プロやろ。

S原:ボスに電話すると「とにかく仕事をしろ」と怒られます。

Y木:当たり前やがな。

S原:そこで、ターゲットが帰宅。やっと、仕事をして(銃で殺した)、帰ろうとしたら、忘れものがあることに気付きます。家に戻ると、死んだはずのターゲットが消えています。驚く2人。そして……

Y木:そして?

S原:また雑談が始まります。

Y木:なんやねん、それ。

S原:はやく忘れものをとって、帰ればええのに、なぜか雑談しながら家にいます。

Y木:で、どうなるの?

S原:やっと悪魔が出てきます。

 

場面写真

 

Y木:ほう。ついに対決か。

S原:いいえ、今度は、悪魔と主人公が雑談します。

Y木:おいおい。

S原:ほんまやねんって。

Y木:で、どうなるの?

S原:おしまいです。

Y木:え、おしまい?

S原:はい。一応、こどもが怖い顔して主人公を襲ってきたりしたけど、なんかよくわからないままに、おしまい。

 

ヒットマンvsデビル」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

 

Y木:全くどんな映画か分からんぞ。

S原:大丈夫よ、観てもわからないから。

Y木:あーそう。

S原:さあーみなさま。これはなかなか酷い映画でした。よく居酒屋で、サラリーマン上司が酔って、部下や後輩に「おまえは、そういうところがダメやねん」とか「おれだって、〇〇部長じゃなかったら、もう少し出世していたんやど!」と絡んでいますよね。場末のスナックのママに「ママ、このあと時間ある? お好み焼き、食べに行こうや」とか絡んでますよね。要するに、あれですよ、あれ。というわけで、酔ったおじさんの意味のない話が好きな人のみ、観てください~!