あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「ベラ bella」(2015)の巻

ベラ bella [DVD]

S原:さあ、今回はドイツからやってきた人形映画! 

Y木:どっかでみたことがある感じやぞ。

(あらすじ)

赤毛の人形を主人公としたラブコメディー。結婚間近のカップルの前に現れたぬいぐるみの少女ベラ。毒舌で、下品な話が大好きなベラはあらゆるトラブルを巻き起こし、二人に婚約解消の危機が訪れる。

 

S原:これは、ぬいぐるみのクマが下品なジョークや大人な行為をコメディとして描いた「テッド TED」(2012)と同じです。クマが、このおさげの女子人形に変わっただけ。

Y木:「テッド TED」は、結構流行ったやろ? 観た?

S原:観てない。

Y木:おまえなー。どうせなら、そっちを観てからこの映画の感想を言えよ。

S原:いやー、だって人形のクマが動いてるのを観ても、べつに面白くないやん?

Y木:じゃあ、この映画も観るなよ! 同じなんやから!

S原:これ、「未体験ゾーンの映画たち2016」で劇場公開されたらしい。これを劇場で観た人の気持ちは計り知れんものがあるなー。

Y木:で、結局はどうなん? 面白いんかいな?

S原:普通です。まあ大体、予想の範疇やから(苦笑) 

Y木:おまえ、人形がでる映画好きやん。ホラーとか。

S原:うん。これはホラーではなくてブラックコメディやった。あ、ブラックコメディって、エディ・マーフィがでているコメディっていう意味とちゃうで。

Y木:……おまえ、エディ・マーフィに一回本気でビンタされたほうがええんちゃう? 

S原:あーアカデミー賞の式場とかで?

Y木:それは、ウィル・スミス! 話がややこしくなるから、やめろ。

S原:人形の話に戻すと、この映画に出てくるベラは、なかなか動きも良くて良い出来やで。豊胸手術したといって、胸の部分に裁縫してパッド(?)を継ぎ足したり、という辺りは面白いねんけどな。なんというか、アイデアだけで勝負してしまった感があるなー。

Y木:まあそういうもんでしょ、出オチというか。

S原:うん。まさに出オチ。だから、30分くらいみたら「まあ、この後も一緒やろうから、もう観んでもええかな?」と思うという。

Y木:あかんやん。話はあるんやろ?

S原:あるよ。主人公は、もちろん人形のベラ。まず、女性(ヤナ)が登場します。彼女は家庭に恵まれず苦労したんやけど、適齢期となり、ある男性(ウォルフガング)から、猛アプローチを受けて結婚することになります。そこへ、人形のベラが登場します。ベラは、ヤナの親友なんやけど、数年間、音信不通やったのよ。久々の再会です。

Y木:なんで?

S原:数年前に、スターになる事を夢見て、ヤナの前から姿を消したみたい。でも、うまくいかず自己破産までしているという状態らしい。ヤナとウォルフガングは驚くけど、そのまま強引に(誤魔化して)2人の新居に居候することになって……という感じです。

Y木:なるほど。

S原:あとは予想がつくと思うけど、アダルトなことを平気でする人形が、周りをまきこみながらてんやわんや!って感じやな。

Y木:「アダルトなことを人形がする」というところが面白さなんやろ?

S原:そうそう。タバコを吸ったり、チョメチョメをしたり。そういう部分が面白さなんやけど、どうもなあ。だって、街の喫煙場所をみたら、タバコを吸ってるオッサンなんかいくらでも見れるやん?

Y木:人形がタバコを吸うから面白いんやって。

S原:チョメチョメだって、べつにアダルトサイトをみればいくらでも観れるやん?

Y木:だから、人形がチョメチョメするから面白いんやって!

S原:はあ………

Y木:……

S原:……あのな。

Y木:なんやねん。

S原:もっとちゃんとした映画を観た方がええんちゃうかな?

Y木:誰が・誰に対して・言ってるねん! 知るか!

S原:まあそういうことよ。

Y木:わけがわからんぞ。一応、映画としては起承転結があるんやろ?

S原:ちゃんとあるよ。ウォルフガングのことが気に入らないベラが、他の男とくっつけようとして画策して結婚が破断寸前になったり、ベラが、ヤナの父親を探すという話が展開していくけど、まあそんなに盛り上がることはなかったかな。

Y木:結局、アイデア一発勝負ってことやな。

S原:イエース。というわけで、みなさん。ちゃんと最後まで観れます。話もわかります。人形の動きもスムースです。でも、あまりおススメできません…… あ!子供にみせてはいけませよ! それにしても、なかなか人形を扱った映画にアタリは少ないですなあ……(ため息)