あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「ダイナソー・プロジェクト」(2012)の巻

ダイナソー・プロジェクト [DVD]

S原:今回は、久しぶりにこんな映画!

Y木:しかし、こういう恐竜ものは廃れへんよなあ。

(あらすじ)

伝説の未確認生物を調査する探検隊が、アフリカの奥地で生きながらえていた恐竜に遭遇する姿を描くアドベンチャー。世界的な動物学者で冒険家のジョナサン・マーチャント率いる英国未確認生物調査隊のメンバーらを乗せたヘリコプターが、コンゴの秘境で突然消息を絶ち、調査隊が記録していた映像が発見される。その映像には、現代文明から完全に遮断されたジャングルで、調査隊が絶滅したはずの恐竜たちに遭遇する様子が映し出されてた。

 

S原:これは、ちょっとだけ工夫しています。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」みたいに、行方不明になった探検隊が残した映像(100時間くらい)を編集した、という演出です。フェイクドキュメンタリーというのか。

Y木:ようするにPOVやな。

S原:そうそう。でも、映画全体としてはかなり適当で、明らかに自分たちが撮った映像でないカットがでてくる。

Y木:あかんやん。

S原:わかりやすくてええけどな(笑) でも、この映画はイマイチやったわ。なんというか演出がぬるま湯みたいな感じやねん。

Y木:ダルい?

S原:ハッキリ言うとイエスです。あとは、POV方式やから、カメラが揺れて酔ってしまう(苦笑) そろそろPOVの演出は、作り手側が思ってるほど効果がないと気付いてほしいなあ。まあ、ハリウッドの映画関係者は、このブログをチェックしてるみたいやから、これを読んだら気付いてくれると思うけどな。

Y木:こんなブログ、誰が読むか! はよ、映画本編の話をしろって。

S原:話は単純やねん。未確認生物を調査するためにチームがヘリコプターでアフリカ(コンゴ)に向かいます。途中、変な生き物にぶつかって、不時着します。そこで、恐竜に会います。

Y木:恐竜に会います…って、なんかノリが軽いな。

S原:あーここにでてくる恐竜は凄いよ。だって、餌付けして「おいで、かわいなあ、よしよし」って言ったら、すぐになついてたから(笑)

Y木:子犬か。

S原:もちろん怖い恐竜もでてくるねんけどな。次々とチームのメンバーが死んでいきます。恐竜以外にも大きなコウモリとか、人食い魚が出てきます。製作陣たちの工夫のほどは分かるねんけど、どうも冴えないなあ。

Y木:恐竜はどうなん? 「ジェラシックパーク」みたいなリアルさを、観客は見たいわけやろ。

S原:わりと良かったで。でもまあ、「ジェラシックパーク」に比べるとな。いくら頑張っても二番煎じというか。

Y木:それはしゃーないやろ。

S原:まああれよ。ユニコーンの『PTA~光のネットワーク』が、小室哲哉のパロディになっていて、ファンは爆笑したけど、そういう感じではなかったってことよ。

Y木:よくわからん。ラストは、助かっておしまい?

S原:いや、行方不明になった映像を回収したというネタやから、全員死亡もしくは行方不明です。最後は、たった一人生き残った(?)主人公がHDの入ったリュックを崖下に投げるところでおしまい。

Y木:なるほどな。

S原:けど、この場面は誰が撮ったのか分からんけどな。

Y木:ツメが甘いなあ。

S原:まあ、大したことない映画やった。なので、とくに観なくてもいいか、と……

Y木:恐竜好きって、おるやん。そういう人はアリなんちゃうの。子供とかも恐竜って好きやん。

S原:あーそうね。でも、この映画じゃなくて、もっと他におススメしたいかな。

Y木:どんな映画?

S原:「REX 恐竜物語」(1993)はどうやろか?

Y木:……

安達祐実 REX 恐竜物語 - YouTube