あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

男子はみんなロボが好き! 「EYEBORGS アイボーグ 」(2009)の巻

EYEBORGS アイボーグ

 

S原:今回は、目玉がついたロボ、EYE + cyborgで、アイボーグ!

Y木:ロボット映画もたくさんあるんやなあ……

 

(あらすじ)

政府が施行した“監視自由法”で導入された独立ロボット型カメラ“アイボーグ”。だが疑問を持ち調査を開始したガンナーは驚くべき計画を知る。

 

S原:結論から言います。これはイケます。

Y木:へえ。

S原:B級そのものなんやけど、ちゃんと面白さを絞って作ってます。

Y木:テーマがわかりやすいんやな。どんな話?

S原:近未来です。政府はテロ対策のために「監視自由法」という法律を作って、あらゆる国民を監視しています。すべての情報が監視/管理されていて、お酒もタバコも禁止されているガチガチの世界です。そこで、活躍しているのがアイボーグです。町のいたるところでアイボーグがいて、じろじろと国民を監視しています。

Y木:ほう。

S原:ある日、大統領の甥の暗殺未遂事件が起きます。主人公の捜査官が操作をして、容疑者を捕まえます。犯行場面や街の映像に容疑者がバッチリ映っていて、こいつが犯人だと確認します。主人公が逮捕しようとすると、容疑者が「おれはやっていない」「その映像は捏造されたんだっちゅーの!」と言う。たわごとだと相手にしない主人公だが、自分が確かに施錠したはずの取調室から、容疑者は脱走した挙句死んでしまう。

Y木:それで?

S原:「自分は確かに施錠したっちゃ!」と主人公は主張するけど、映像を確認すると主人公がカギをしていないような映像が残っている。主人公は焦る。本当にだれかが映像を捏造しているのではないか……? これが出だしです。

 

ゆるーく映画好きなんす!-アイボーグアイボーグ / 72点 / EYEBORGS | ゆるーく映画好きなんす!

 

Y木:そういう映画か。以前からある『監視社会の怖さを描くタイプのSF』やな。

S原:そうそう。こういう映画は、ビール飲みながら単純に楽しめばええねんけど、今回はちょっと気味悪かった。

Y木:あー最近、本当にフェイク映像とか作れるから?

S原:そうそう。しかも、どんどんリアルになって現実と区別がつかない映像もあるやろ。このままいったら、本当に警察の捜査に影響が出たり、裁判の証拠でフェイク映像が使われたりするかもよ。

Y木:かもしれんな。見分けがつかへんからな。

S原:このブログでもフェイク記事を作られたりするかもな。

Y木:心配せんでもええ。こんなブログのフェイクを作っても、誰も得せえへんから。

 

 

ゆるーく映画好きなんす!-アイボーグ

 

S原:この映画では、ロボが殺した後に、死体の近くにウイスキーの瓶を転がしたりして、飲酒による自殺とか、そういう細かい場面が良く出来ている。展開としては、もちろんそういう監視をしている体制の秘密を暴くということになる。監視社会に疑問を持った主人公が、どうやってその謎を暴くか? が面白さです。

Y木:ロボットはどうなん?

S原:いろいろなタイプのロボが出るけど、ちょっと古いデザインやねん。これはわざとちやうかな。ノコギリとかドリルとかスタンガンとか、いろんなロボがみれます。個人的には六本足タイプが面白かった。そんなに怖さはないけど、それでも主人公たちを追い詰めていく展開は悪くないよ。ああ、面白い場面があるねん。

Y木:どんな?

S原:アイボーグたちがそこら中にいるから、主人公たちと大統領の甥がどこかで密談しようとする。これはアイボーグ達にきかれたらマズい密談です。自分たちの部屋もまずい。カフェもダメだ。そこで向かったのは……巨乳洗車場!

Y木:なにそれ? 巨乳洗車場?

S原:ピタピタのタンクトップを着た胸の大きなの女子が素手や身体使って、泡を車体に塗る洗車場です。

Y木:なんでそんなところに行くねん! もっと、違う場所があるやろ!

S原:いや、アイボーグが来ないのは巨乳洗車場しかないの! ロボやから巨乳に興味がないの!

Y木:なんでキレてるねん。

S原:ま、主人公たちは巨乳女子に2人とも見とれてたけどな。

Y木:ちゃんと密談しろよ。

 

アイボーグ (9)アイボーグ (8)

 

Y木:最後は?

S原:アクションとしてはもっと派手な方が良かったと思うけど、製作費もなかったやろうしこれが精いっぱいと思う。でも、ロボとの闘いの場面は良かったです。

Y木:今回は、珍しくB級映画で当たり?

S原:イエス! 大当たりと思って過度な期待は禁物です。でも、十分に楽します。ただしダニー・トレホはほとんど出ませんのであしからず。このジャンルが好きな人は、ゲットして損はないと思います~! 

 

アイボーグ (1)ひたすら映画を観まくる日記アルティメット・エディション : ダニー・トレホが最強のロボット軍団と死闘を繰り広げるSFアクション超大作!……あれ ...