S原:今回は久しぶりにこういう映画!
Y木:中学生が考えたようなタイトルやな。
(あらすじ)
政府の研究施設で、太古のDNAを使って恐竜を復活させる実験が秘密裏に行われていた。成功を急ぐあまり担当の科学者が性急に実験を進めたため、T-レックスは異常な速さで成長をしていく。そして現代に蘇った恐竜は科学者たちを捕食・惨殺し、研究所を飛び出して近くのリゾート地へと消えていった。
政府機関から特命を受けた元軍人のホーキンスは、恐竜を絶滅させるため、昔の仲間を集めて傭兵チームを結成する。殺人兵器と化したT-レックスを退治することはできるのか?巨大な怪物との戦いが始まった―。
S原:ズバリ!男の子の大好きなものは、3つでしょう!
Y木:なんやねん、いきなり。
S原:それは、ロボット!ゾンビ!そして恐竜!
Y木:偏ってるなあ…
S原:いやほんまにそう思うで。だって、いまだに延々とこうやって恐竜映画が作られてるやん?誰かがDVDを買ったりレンタルしてるってことやろ?
Y木:まあな。一定のコスト回収が出来るということなんやろうな。
S原:うん。なので製作費が安ければ安いほど儲かる。そして製作費が安ければ安いほど、観ている人は苦痛が増す反比例になるという(微笑)で、この映画やけど、じつは結構イケるねん。
Y木:ほんまかいな。
S原:いや、面白くないで。面白くないねんけど、ちょっとだけ面白いねん。
Y木:わかりにくいなあ。
S原:まずオープニングがちょっとだけタランティーノ風です。主人公がカフェに行きます。主人公とカフェの店員がくだらない(けど噛み合わない)会話をする。実はカフェの(客からは)見えない場所に、強盗がひそんでるねん。それを察知した主人公が、かっちょよくやっつけます。このへんはテンポもええし、主人公が凄腕やとわかるので、グーです。
Y木:それで?
S原:主人公たちが、恐竜退治に行きます。やっつけます。おしまい。
Y木:端折りすぎやろ。
S原:ほんまにそれしか言いようがないねんって。ほかに何があったかな。あー思い出した。恐竜がヨダレをたらしてたわ。かなり大量にダラダラと。
Y木:あーヨダレ…
S原:あ、他にも思い出した。恐竜が頭しかでてこないねん。
Y木:あー頭…
S原:あとは何があったかな。あ、思い出した。内臓がビヨーンって出た死体が映ってたわ。
Y木:わかった。もうええ。聞いたおれが悪かった。
S原:こちらこそ聞いてくれてありがとう。
Y木:なんやねん、もう。じゃあ言うで、ほんまは聞きたくないで。聞きたくないけど言うで。ラストはどうなるの?
S原:ラストが知りたいのかい、モナミ?ラストは恐竜の卵が動くところで「ジ・エンド」なのさ……(ドヤ顔)
Y木:かっこよく言うな。しょぼい映画のくせに。
S原:でも短い映画(本編70分くらい)やし最後まで観れるよ。今回は久しぶりにZ級映画を楽しんだわ。
Y木:確かにこういう映画を取り上げるんは久々かもな。だれも喜んでないと思うけど。
S原:あ!大事なことを言い忘れてた!
Y木:なんやねん。
S原:「ジュラシック・プレデター」は同じタイトルの映画が2本あります。みなさん、間違ってレンタルしないでね~!
Y木:いや、人類のほとんどは、どっちも観ないから大丈夫ちゃう?
(もう一本はこちら↓これはこれで観てみたい気もするから不思議ですね・うふふ)