「新ラ・ブーム 15歳の夏」(1983)
Y木:なにこれ、知らんわ。
S原:昔、スクリーン(映画雑誌です)で紹介記事を読んで、観たいなあと思ったんやけどな。あらすじは「オペラ歌手の母を持つ四歳の娘マレーヌは、避暑地で知りあった少年フランソワと楽しい日々を過ごす。それから十年後、二人は劇的な再会を果たすのだが……」という感じみたい。
Y木:当時としても、珍しいくらいの直球の恋愛ものやな。
S原:あらすじはベタやから、この主演2人が魅力的かどうかやろうな。DVD化されていません。どんな雰囲気の映画なんでしょう。気になるわ~。
「おもちゃがくれた愛」(1983)
Y木:リチャード・プライヤーか。「マイナー・ブラザーズ」(1986)の人やな。
S原:「大陸横断超特急」(1976)とかで、ちょっと人気があったんやけどな。エディ・マーフィーがでてきてからすっかり影が薄くなってしまったという。
Y木:しかし、これ、面白くなさそうやなー(苦笑)
S原:そう?大昔に映画雑誌で読んで以来、気になってます。けどVHS時代のレンタル屋でもついに会えなかった。もちろん未DVD化。ほとんどレビューがないから全く分からない。じつは監督はリチャード・ドナーやねん。なので、意外な拾い物ではないか、と予測しているんやけどな。
Y木:いやーどうやろ。たぶん、ハズレのような気がする……
「ロングラン」(1982)
S原:これも映画雑誌で読んで「どんな映画なんやろ?」って思った記憶がある。1人の日本人青年が、ローラースケートで、アメリカ大陸を横断したという実話を映画化した映画です。
Y木:へえ。でも「だからどうした?」と言われれば、それまでやな。
S原:ローラースケートで疾走する場面とドラマ部分が良ければ、かなり面白くなりそうやけどな。
Y木:いやーどうやろ。厳しいような気がするなあ。80年代の日本映画やし。
S原:これ、いままで映画ファンと話していても話題になったこともないねん。「刑事物語」と2本立てだった(らしい)ので、観た人がいるはず。ぜひ教えてくださいませ~!
「時をかける少女」(1997)
Y木:これは有名ちゃうの?
S原:DVDはでてるみたい。でも当時、全然宣伝がされていないから、ほとんど知られていないはず。中古店でもみかけたことがない。原田知世とか仲里依紗とかアニメとかはそれなりに有名やけど。これ、角川春樹が監督をしてるねん。
Y木:ふーん。
S原:なので、映画としては変わっている、というかイマイチみたい。
Y木:やろうな。このパッケージデザインも大林信彦っぽいというか。
S原:そのへんのセンスも角川春樹なんやろうな。大林が原田知世に演技指導しているのをみて嫉妬したくらいやから(笑)
「血風ロック」(1985)
Y木:なにこれ?
S原:銀行強盗の映画らしいんやけどな。なんか、いろんな意味で滅茶苦茶らしい(笑)
Y木:ヤケクソになった主人公の映画かな。勢いだけでみせるとか?
S原:「10階のモスキート」(1983)とか「高校大パニック」(1978)とかの感じなんかなあ。
Y木:あーおれの苦手なやつ。
S原:とにかくレビューも少ないし、読んでもよくわからない。ほんまに、どんな映画なんやろ……?
「新選組」(2000)
Y木:新選組?
S原:これは、市川崑監督が黒鉄ヒロシの漫画もとに作った人形劇のような切り絵のような不思議な映画らしい。公開当時は、三次元的立体漫画映画とかヒューマングラフィック崑メーションと言って宣伝したらしい。
Y木:よくわからんな。
S原:少し動画がUPされてるけど、確かに唯一無二な感じがする。でも、これで長編の劇映画として成り立つんやろうか。それとも観ていると気にならなくなるんやろか?
Y木:さあ、どうやろ。好事家向けなんかな。評判はどうなん?
S原:わりとイケるみたい。やけどDVD化もされていないし観た人に聞くしかない。知っている人はぜひ感想をくださいませ~。