S原:はい、どうもありがとう。自己紹介します。エス、イド、エス、イド……心理学的にはS原です!ヒュ~♪ 今日も決まった…!そしてこちらが。
Y木:どーもー。Yペイでーす。好きな食べ物は、ミートスパゲッティでーす。
S原:いや、いきなり自分の好みをさらけ出すのは正解だし、炭水化物は大事だ。さすが、相方。ワゴンぺこぱです。よろしく。
Y木:よろしくお願いいたしまーす。あー、いま「シャイニング」(1980)にでてくる黒人管理人のフィギュアをいただきました~!
S原:こんなんいくつあっても……って、ミルクボーイ風に始まるのも悪くない!
Y木:突然なんだけどさ。
S原:ああ、なんだ。
Y木:映画が好きなんだよね。
S原:前回に言っていたな。
Y木:昔、角川映画ってあったでしょ。
S原:ああ、あった。すごいブームだったな。
Y木:角川映画の良さを、いまヤングたちに伝えたいなあ、って。
S原:ピュ〜♪ 素敵な発想だ。なにも流行の映画を追うだけが芸じゃない。というか、映画を観ることは芸じゃない。
Y木:でさ、どんな映画があったかなあって、今いろいろと思い出そうとしてるんだけど。
S原:オーケー、教えてやろう。最初にヒットしたのは、あのスケキヨで有名な「犬神家の一族」(1976)だ、ピュ〜♪
Y木:あー湖に足が、にょきってでているヤツ。
S原:そうだ、さすが相方。あれはシンクロの練習じゃない。死体なんだ。
Y木:でも、元ネタは「テンタクルズ」(1977)だよね。
S原:いや、だれも覚えてない、そっくりな場面を覚えているあなたの記憶力に注目しよう!たしかに、足がビヨーンって伸びた死体があった。犬神家の一族とそっくりだが、だれもつっこまない不思議な現象だ……タイムリープしよう。
Y木:当時、ものすごい人気のアイドルがいて。3人も。
S原:ああ、いたな。
Y木:まず薬師丸ひろ子さんね。薬師丸ひろ子さんのスクリーンデビューは、なんだっけ?
S原:「野生の証明」(1978)だ。
Y木:少女なのに芯の強さがあってね。今観ても良いんですよー。
S原:たしかに。
Y木:つぎは原田知世さんね。あの人のスクリーンデビューは。
S原:「時をかける少女」(1983)だ。
Y木:あの人気は凄かった。清楚でね。大林宣彦監督も脂がのっていた頃で。
S原:その通りだ、相方。
Y木:最後の渡辺典子さんは……えーと。
S原:デビュー作は「伊賀忍法帖」(1982)だ。
Y木:あーそうそう。いきなり首チョンパになりましてね。血がブシャー!って。ラストは真田広之さんとブチューってしましてね。そのあとは、アイドルなのに、他人のニャンニャン事件の尻ぬぐいをしまして、映画に出たでしょ?
S原:「積み木くずし」(1983)だ。
Y木:これ、ホラー映画でしてね。悪霊が取りつかれて不良になるんですよ。あれは怖かった~!それに、つぎの主演作ではフルヌードになれ!って角川事務所に強要されましてね。
S原:いや、渡辺典子だけ紹介の仕方が可哀そうだが、当時の中学生たちも同じ気持ちだったから、それは仕方がない!……タイムリープしよう。
Y木:角川にはアニメもあったでしょ。ものすごいヒットしたアニメ映画。
S原:ピュ〜♪ 教えてやろう、それは「幻魔大戦」(1983)だ。
Y木:「幻魔大戦」、すごい迫力でね。絵がリアルで。
S原:そうだ。
Y木:主人公がワイルドでね。
S原:ワイルド?
Y木:象がでてきたり。
S原:象?
Y木:ヒョウ柄の原始人ルックの女の子の胸にドキッ!としたりね。
S原:おいおい、それは「少年ケニア」(1984)だろ!……と、言っても、いまさら「少年ケニア」を面白く感じるわけでないから、黙っておくほうが良い!……タイムリープしよう。
Y木:あとね、少しマイナーなんですけど、「この子の七つのお祝いに」(1982)という映画も好きなんですよ。
S原:たしか横溝正史ミステリ大賞を受賞した小説が原作だ。
Y木:人形がね、人を殺しまくるんですよ。
S原:いや、じつはミステリー映画なんだが、日本人形が怖すぎてそこしか印象に残らないから、間違うのも無理はない!あれは、レンタル店ではホラーコーナーに並べているのが現状だ!
Y木:で、登場人物たちがみんな良い人でね。
S原:いや、あの映画にでてくる奴は、全員が気が狂っている!しかし、そういう精神状態のときは誰にでもあるから、それはそれで認めるのが今の時代にマッチした考え方だろう!……タイムリープしよう。
Y木:最後の角川映画は「REX 恐竜物語」(1993)。安達祐実ちゃんがでてくるんですよ。
S原:そうだな。可愛い恐竜がでるやつだ。
Y木:あの頃、角川映画は、なんと映画チケットを100円にしたんですよ~。さすが角川、太っ腹~!
S原:いや、あれは角川春樹がコカインで捕まったせいで『お詫び価格』になっただけ!でも、100円でも誰も観たいと思わなかったというリアルな現実を、いまの角川に言うのはタブーだ!
Y木:でさ、いまの角川は元気がないでしょ。
S原:そうだな、社長が捕まったしな。
Y木:おれ、角川の復活の方法を考えたんだよね。
S原:なんだい、相方。
Y木:渡辺典子主演で、「ルビー・カイロ」(1992)のリメイクをしたらどうかなって。
S原:いや、「ルビー・カイロ」なんか誰もストーリーを覚えてないから、逆に新鮮だ!それに絶対に誰もが思いつかない企画を考えるのがプロ中のプロだ!さすが、相方。
Y木:でさ、今回のブログなんだけど、角川映画でこれ以上話すことがないから終わって良い?
S原:たまには、そういう終わり方もアリだ!今回はネタ探しに苦労したぜ、ヒュ~!どうも、ありがとう。
Y木:ありがとうございました~。