あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「誘惑の微笑」(2005)の巻

誘惑の微笑 [レンタル落ち] [DVD]

Y木:ウィレム・デフォーか。「ストリート・オブ・ファイアー」(1984)やな。

S原:さあ、「しわの多い顔のナイスミドル」ことウィレム・デフォー主演の映画ですよ。

(あらすじ)

ウィレム・デフォーが脚本・主演を務めたエロティックサスペンス。亡くなった恋人からN.Y.郊外の一軒家を相続した美しいイタリア人女性・エレノーラ。恋人の面影を確かめようとその家を訪ねたエレノーラは、もの静かな管理人・レスリーと出会う。

 

S原:これ、ウィレム・デフォーが主演だけでなく脚本も担当しています。

Y木:へえ、じゃあこれが作りたかった映画なんかな。

S原:うーん……これが作りたかった映画やとしたら、ちょっとなあ……

Y木:出来が悪いのはしゃーないやろ。

S原:いやそういうのじゃないねん。

Y木:ん?どういうこと?

S原:これはエッチな映画やねん。

Y木:そういう映画もあるやろ。

S原:いや、ウィレム・デフォーが個人的にエッチなことをしたいだけの映画やねん。

Y木:なんやねん、AV男優か!

S原:たぶんAV男優に憧れてたんやろうな。もう、チョメチョメの場面ばっかりが続きます。

Y木:昔、「ナインハーフ」(1985)ってあったやん?あんな感じ?

S原:いやー、全然違うなー。「ナインハーフ」はスタイリッシュやったし、ちょっと「現代の性描写」みたいな側面もあったやん。ミッキー・ロークキム・ベイシンガーも猥雑な反面、すごく清潔感があったやろ。大体、ミッキー・ロークはチョメチョメする場面は、本番せずにちゃんと演技してるやん?

Y木:いや、ウィレム・デフォーも演技や演技!

S原:いや、こいつは正真正銘のスケベやって。顔をみればわかるやん。たぶん女優と初対面のときも、容姿を確認して「ムフ♡」みたいな。

Y木:あだち充か。

S原:撮影中も「あわよくば……」みたいな下心まるだしやで。みえないところで、こっそりドッキングを狙っちゃう♡みたいな。

Y木:三國連太郎か。

S原:あ、言い忘れてたけど、ウィレム・デフォーの髪型が変やねん。田舎の床屋で散髪したみたいな。

Y木:よくわからん例えやなあ。それはええとして、一応サスペンス映画なんやろ?

S原:うーん、そうなんやけどな。ほんまに大したことない話やねん。美しいイタリア人女性は、亡くなった恋人からニューヨーク郊外の一軒家を相続します。彼女は、恋人の面影を自分の目で確かめようと家を訪れます。その家は、田舎で静かな場所にあるねん。その家の管理人がウィレム・デフォーね。ウィレム・デフォーは女性に冷たいのよ。亡くなった恋人の私物を無断で処分し、エレノーラの求めるものは何も無いと冷たくあしらいます。

Y木:ふーん。

S原:始めはギクシャクしていて2人だが、少しずつその感情は変わっていきます。そしてついにチョメチョメの一線を越えます。

Y木:なるほど。それから?

S原:ずっとチョメチョメします。いろんな場所でいろんなスタイルで。変な髪形の顔面しわだらけのおじさんの裸祭りだよ♡

Y木:キモイぞ。それで話はどうなるの?

S原:ずっとチョメチョメして、おしまい。

Y木:なんやねん、それ。

S原:ほんまにこんな映画なんやって!

Y木:ラストはどんなん?

S原:あー言い忘れてた!ラスト(だけ)がむっちゃ面白いねん。なんだかんだあって、女性がウィレム・デフォーの元から去っていきます。車に乗り込みエンジンをかけます。車を発進させます。そのとき!突然、ウィレム・デフォーが車の正面に飛び出ます!

Y木:おいおい、危ないやろ。

S原:案の定、車と正面衝突します。

Y木:どうなるの?

S原:死にます。

Y木:なにそれ……

S原:そして、一言「もっと、チョメチョメがしたかった……」ガクッ!

Y木:うそつけ。訴えられるぞ。

S原:いやーウィレム・デフォーって、ほんまにスケベなんやろうなあ。レンタル店でも、まっすぐに18禁コーナーのカーテンをかき分けて堂々と入るんやろうな。

Y木:ほっといたれ。

S原:レンタル店で女性客に見られて「ねえ、あれウィレム・デフォーじゃない?」「ほんと、アダルトビデオなんか借りるのねえ」と言われるんやろうな。それで、ウィレム・デフォーが「いいか?おれがアダルトビデオを借りたからって、おまえに迷惑をかけたか!」「言っておくが、巨乳系は好きじゃない!」と逆切れするんやろうな。

Y木:確かに迷惑をかけてないけど。というか、巨乳系でもなんでもええわ。

S原:貸出カウンターに持っていったら、「いつもありがとうございます。いや、ウィレムさんもお好きですねえ、いよ絶倫男♡」とか言われて、顔をシワクチャにしながら笑って「まあな。それよりも今度新作が入ったら連絡くれよ。あ、巨乳系はやめてくれよ」「わかってますよ、ウィレムの旦那!」「HAHAHAHA!」と会話してるんやろな。

Y木:おまえのキモイ妄想は、どこまで続くねん…

S原:まあ、そういう映画だったのさ(ため息)

Y木:いや映画の内容を話してないやろ!

S原:というわけで、どうしてもウィレム・デフォーのチョメチョメ姿がみたい人だけにおススメします。あーそうそう、大事なことを言い忘れてた!

Y木:なにを?

S原:ウィレム・デフォーって、チョメチョメするときの顔もしわだらけやねんで!

Y木:どうでもええわ!