S原:ヘイ、ブラザー、今回はクールな大統領のムービーだYO!
Y木:いかにもアメリカやな。
(あらすじ)
コメディアンのクリス・ロックが監督・脚本・出演も手掛けた政界コメディ。ひょんなことからアメリカの大統領選挙に参戦することになった町の人気者・メイズ。ヒップホップファッションで票集めに奔走する姿に、人々も次第に心を打たれ始めるが…。
S原:今回はYO!ブラザーのために、ラップで語るぜ、このムービー、これは結構イケてるぜ、なかなか拾いモノだぜ、YO!
Y木:ほんまかいな。
S原:ほんとにほんとのマジ卍!でも聞いてくれ、ちょっと残念な点があるんだYO!
Y木:残念なところ?
S原:ジャケット表紙をみてくれYO! ヘイ、マイフレンド、なにかが足りないのがアンダスタン?
Y木:べつに普通の表紙やん。
S原:おいおい、マジかよ、ダメだぜマイフレンド。自分の気持ちにウソついちゃダメだぜ!自分を信じろよ、メーン!
Y木:別に気持ちにウソついてないわ。
S原:ヘイ、それじゃ言ってやろうか、ボーイ。驚くなよ、チェキラ!よく見てよく見てこのジャケットを!この顔、表情、この笑顔、このスマイル、ちょっとぎこちないぜ、ベイビー!
Y木:そうかー?こんなもんやろ。
S原:ノーノ―、エディの笑顔を思い出せよ、メーン、あいつの顔面スマイルに比べりゃ、全然まだだぜ、スマイル硬いぜYO!
Y木:たしかに、エディ・マーフィーの笑顔は世界一やからな(笑)
S原:そして、このムービー、テンポがいいぜ、あっという間に話が進むぜ。とんとん拍子で、まるでウォーター。頭空っぽでエンジョイできるぜ。主役はクリス・ロックさ。脚本監督もやってるぜ。だから、ぜんぶ思いのままさ。ブラックによる・ブラックのためのムービーさ、ブラザー!黒色映画さ、まっくろくろすけ!ストーリーは知ってるかい?知ってたらカモン、セイ!
Y木:えーと、要するに、当て馬で大統領候補でてみんなバカにしてたけど、本音を語るスタイルで民衆の支持を得るんやろ?
S原:イエース、その通り。おまえは天才、さすが、エディのフレンドだな。
Y木:べつにエディ・マーフィーの友達ちゃうわ。それで?最後は大統領になるの?
S原:相手があまりに低能だから、サクッとなったぜ、大統領に。みんながハッピー、大騒ぎ!最後はもちろん恋人とブチュー!
Y木:えーそんなに簡単に大統領になってしまってええんかいな。
S原:無問題だYO!これぞドリカム、アメリカ万歳!ついにブラザーが大統領だYO!
Y木:これって、オバマの前の話やろ。時代が追いついたというかなんというか。
S原:オバマもクールさ、ベイビー。だけど、オバマは笑顔がぎこちないYO!
Y木:いや、オバマは俳優ちゃうから。
S原:とにかく、このムービーを楽しんでおくれ。大した中身もないから、サクサクみれるぜ、マイブラザー。でも映画では、たまにクリスが普通の事を言うぜ。普段クリスはバカだから、普通のことでもみんなが驚く好循環!エコだぜ、エコ、イエーイ!
Y木:どこがエコやねん。
S原:本当にこんなブラザーがいれば、大統領をしてほしいぜ、マジ卍!このさい白人でも黒人でもいいぜ、メーン。たとえば、アメリカのことだけを考えるワガママなヤツってのはどうだい?クールだろ、マイフレンド?
Y木:そりゃ、トランプやろ!
S原:そういうわけでメーン、すべてのブラックカルチャー好きなブラザーにおススメさ。ワゴンで見つけりゃ、ゲット&バイ!
Y木:……さっきから気になってたんやけどな。
S原:なんだい、ブラザー?
Y木:おまえのはラップちゃうで。ただの5・7調の話し言葉なだけやで。
S原:……え?