あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定)

「アフロサッカー」(2004)の巻

アフロサッカー [DVD]

S原:今回はタイ映画!しかもサッカー!さらにアフロ!

Y木:また変な映画を見つけて…

 (あらすじ)

ヤクザに追われる元サッカー審判・パオトゥーは、逃げ込んだ森の奥深くで自然を敬い流浪の生活を送るサガイ族と出会う。浅黒い肌にアフロヘア、小柄だが超人的な身体能力でサッカーを楽しむ彼らに目を付けた彼は、自らが監督となってサッカーチーム“サガイ・ユナイテッド”を結成し都会へ戻る。だが、国王杯の優勝を目指す彼らの前にライバルと都会の甘い誘惑が立ちはだかる…。

 

S原:これ、買った記憶ないねんけどな。いつのまにか家にDVDがあったわ(苦笑)

Y木:何を買ったか覚えてないんか。もう末期症状やん。

S原:まあ、買い物のテンションが上がってるときはいっぺんに10本以上買うから…嗚呼、それだけDVDを買い続けても、なぜか心の隙間は埋められない……

Y木:B級映画ばっかり買ってるからやろ。まあ、それはええとして、上のあらすじを読むと、なんか食指が動かんストーリーやなー。

S原:わりとありがちかもな。昔、ケビン・ベーコンが、長身のアフリカ人を探してバスケ選手にする「アフリカンダンク」(1993)とか、浮浪者に近い女性に陸上を教える「裸足のトンカ」(1997)とか、ほとんどストーリーは同じ。この2本ともそんなに出来は良くなかったけど、なぜかいまでも覚えてるなあ。

Y木:あれもそうちゃうの?ジャマイカ人がボブスレーをするやつ。

S原:あー「クールランニング」(1993)な。たしかに、あれもこの系統の映画かな。

Y木:それで、この映画はどうやったの?

S原:うーん。なんか特にひっかかりのない映画やった。

Y木:ひっかかり?

S原:うん。ちゃんと最後まで飽きずに観れるけど、予定調和すぎるから観ていてワクワクしないねんなー。そのくせ、ところどころでミスしてるから、余計に変に感じる(笑)

Y木:未開の部落の子供たちが、どんどんサッカーで勝ち進んでいく、という話やろ?すごい単純やん。ミスってなに?

S原:子供たちはサッカーの大会にでるために都会に行くんやけどな。あっという間に堕落する。都会の色に染まるってやつやな(笑)

Y木:木綿のハンカチーフか。確かに、そういうリアルさは要らんけどな。ミスというほどか?

S原:単純な遊びやったらええけどな。。純朴な子供たちは、あっという間に酒・薬・女に溺れる……

Y木:えー、ほんまに?

S原:ほんまです。ちゃんとドラッグでトリップする場面もあります。

Y木:あかんやん。そんな純朴な少年たちを連れてきて、なにをしてるねん。

S原:リアルといえばリアルなんやけどな(苦笑)問題は、だれもこの映画にそういうリアルさを求めていないというところやな。

Y木:そりゃそうやろ。

S原:ま、最後は大逆転で勝つんやけどな。ドラッグで蝕まれた体で、よくサッカーできたよな。

Y木:なんかコメディ映画やのに、それってどんなんやろか。

S原:そういうところもミスしてるけど、これは……致命的なミスしてるねん。

Y木:なに?

S原:この映画にでてくる子供たちは、アフロちゃうねんで!

Y木:どうでもええわ。

S原:「伝説巨神イデオン」のコスモみたいなのが、アフロ!こっちは、天然パーマ!

Y木:どっちでもええわ!

S原:いやー、アフロがサッカーするからおもろいのに、天パがサッカーしてもつまらんわー。

Y木:天パの人に怒られるぞ。

S原:さあ、みなさん。ぬるま湯のような味気のない映画のくせに、奥地で平和に暮らしている部族をバカにしています。なにも印象に残らない映画なので、風邪が治りかけた時期に観るのにぴったりですよ。たまには、炭酸のぬけたコーラを味わうべし!

Y木:味わいたくないわ。

S原:そして、ドラッグはダメ絶対!ドラッグするお金があるなら、ワゴンセールでDVDを買いましょう!

Y木:……