
S原:今回はこちら。ホームズじゃなくてノームズ!
Y木:ノームズ?
S原:庭によく置いてある人形(庭小人)の事です。
Y木:あー陶器のやつか。
(あらすじ)
庭人形ノームのノミオとジュリエットは、家族や友人と共に、ロンドンのとある家の庭で家族や友人たちと平和に暮らしていた。しかし、ある日、ノミオとジュリエットが帰宅すると、庭中のノームたちが何者かによって誘拐されていた! 二人は、名探偵シャーロック・ノームズとその助手ワトソンと共に消えた仲間の行方を追い、事件を解決すべく、広い世界へ冒険に出る。しかしその事件の影にはノームズの宿敵モリアーティがいて・・・

Y木:完全にシャーロックホームズのパロディやな。
S原:そうそう。可愛い人形たちが大活躍!です。
Y木:どうなん、出来は?
S原:まあ……普通かな。
Y木:やろうな。
S原:というか、ちょっと子供っぽいかな。
Y木:そういう映画なの! 子供向けのやつ!
S原:画像というのかCGはやっぱりすごいよ。人形の陶製のニュアンスもあるしな。生身の人間やとCGは違和感があるやん。とくに表情とか。でも人形なら多少オーバーアクトでも問題ないように感じる。
Y木:なるほどな。
S原:ただ、肝心のストーリーがな……。正直、あんまり面白くないです。これは実は2作目で前作は『ノミオとジュリエット』という映画があるらしい。でも日本では公開されていないし、話は別物みたい。
Y木:へえ、でも前作がヒットしたから作ったんやろ。
S原:やろうな。小学校低学年が観たら楽しめると思うねんけど、全部が中途半端やねんなー。ホームズのパロディなのか、ノームたちが悪役(モリアーティ)と戦う冒険ものなのか、ミステリー要素もいれた子供向けの推理ものなのか。あなた、どう思う?
Y木:知らんがな。
S原:話は、上のあらすじの通り。一応、ミステリー要素も少しあるけど、うーんまあ……という感じですな。
Y木:それはそうと、人間も出てくるんやろ。人間とノームと共存しているという設定?
S原:いや一応、人間に見られそうになったら人形のふりをしてたわ。
Y木:あー「トイ・ストーリー」と同じ。
S原:うん、あれを狙ったんかもな。全体としてはよく出来てる方やと思うんやけどな。はじめにでてくるカップルとホームズ&ワトソンがメインなんやけど、どっちつかずというか。じゃあ、どうすれば良かったのか?と質問されれば、ちょっと答えに窮します。カップルがドタバタする話がよかったのか? ホームズが敵と戦う話がよかったのか? ノームたちのチームワークを前面に出す話がよかったのか? あなた、どう思う?
Y木:知らんがな。
S原:一応、カップルが主役やと思うねんけど、ちょっとした男女のすれ違いでケンカしたりするねん。ここが妙にリアルやねん。どっちの言い分も分かるみたいな(苦笑) そもそも陶器の人形に感情移入にしくいというのもあるけどな。
でも、アンディやバズには感情移入出来るやん。あれも人形やん。
S原:そうなのよなー……ということは、やっぱり演出なんかなあ。
Y木:まあ、子供向けの作品をおっさんがレビューするのもどうかと思うけどな。
S原:すいません。というわけで、話すこともあまりないので、今回はおしまい。
Y木:話すことないなら、取り上げるなよ……