あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「ストリートファイター 2050」(2005)の巻

ストリートファイター 2050 [DVD]

S原:今回は、格闘アクション!

Y木:こんな映画、誰が観るんやろ……

 

(あらすじ)

核戦争後の荒廃した世界を舞台にしたSFアクション。兄を殺した男に復讐するためL.A.にやって来たアレックスは、極悪組織の罠にはまり過酷な格闘イベントに参加させられる。

 

Y木:これ、ゲームのパクリ?

S原:全く関係ないです。タイトルだけパクってます。

Y木:B級映画あるあるやな。しかし「ストリートファイター 2050」か。センスがないなー……

S原:これは一応、近未来という設定やねん。

Y木:「マッドマックス2」みたいな?

S原:そうそう。あれをすごく薄めた感じ。そのへんもB級臭が漂うところなんやけどな。製作者としては「とにかく、アクションやかっこいSFの雰囲気を楽しんでおくんなまし!」という狙いやねん。

Y木:で、肝心のアクションはどうなん?

S原:まあまあやったよ。でも、すごく雑やねん。

Y木:うん?

S原:俳優(マット・マリンズその他)はそれなりに動けてると思う。けど、撮り方が下手やから、どうもかっこよくみえない。

Y木:あかんやん。

S原:うん、パンチとかあたっていないのがモロバレやしな。もちろん、映画やから本当にパンチをするわけじゃないねんけど、それでももうちょっと普通に撮って欲しかった。あとはお色気場面があるねん。

Y木:ふーん。エロ要素があるんや。

S原:舞台はストリップ劇場なので、バンバン脱ぎます。げっぷが出るほど女性の裸(おもにおっぱい)が見れます。いつも思うねんけど、あっけらかんと大多数の女子達が裸になると、逆に興奮しないよなー。

Y木:それはそうかもな。

S原:洋物ポルノ雑誌「バチュラー」で外人がバーーン!ってお股を開いてるより、チラリズムで恥ずかしそうに半尻をみせる「でらベッピン」のほうが興奮するってことよ。あ!このとき上半身は着衣のまんまね! 着衣!

Y木:それ、お前の好みなだけやろ。

S原:まあそういう感じやったよ。

Y木:ストーリーは?

S原:ああ、ストーリーか……えーと……忘れた。

Y木:おまえなー。

S原:いや、ほんまに印象残らんねんって。えーと、たしか、主人公が格闘イベントに参加させられるねん。で、トーナメントで戦っていくんやけど、その中に兄貴を殺した奴がいて、復讐しちゃる!って考えてるねん。

Y木:それで?

S原:それだけ。

Y木:おまえなー。

S原:ま、大したことない映画やった。こういうB級映画を観ててよく思うんやけどな。ちょっとでも、印象に残るような工夫をしたらええのに、って思うわ。

Y木:例えば?

S原:そうやな。シュワちゃんの「バトルランナー」では、主人公は変な金色のレオタードを着てたやん? 

Y木:着てたな。

S原:映画は忘れても、あのレオタード姿は覚えていると思うねん。

Y木:はあ。

S原:あと、「ポリスアカデミー」では、毎回自動車のエンジン音を、口で形態模写する場面があるやん?

Y木:あるな。

S原:映画は忘れても、あの口のエンジン音芸は覚えていると思うねん。

Y木:…はあ。

S原:あと、スタローンの「コブラ」で、変なハサミをもった集団がでてきたやん?

Y木:でてきたな。

S原:あれ、映画の本編と関係ないやろ。でも印象に残るやん?

Y木:……はあ。

S原:分かるかな?

Y木:よう分からんけど、どうでもええからスルーするわ。最後は、格闘技でやっつけておしまい?

S原:ああ、最後か……えーと……忘れた。

Y木:ええかげんにせえよ。

S原:だって忘れたんだもん、仕方がないじゃないか、チミィ! えーと、たしかボスみたいな奴をやっつけておしまいやったと思う。

Y木:しかし、今回の紹介はひどいな。

S原:いや大丈夫やって。

Y木:なにが?

S原:誰も、こんな映画、観たいと思わへんから。

Y木:……もう、このブログ、やめたら?