S原:今回はこちら。「ターミネーター3」のクリスタナ・ローケン主演!
Y木:女アンドロイドの人やな。
(あらすじ)
クリスタナ・ローケン主演のSFアクション。地球の未来をかけた最終戦争のために寺院で鍛えられた女戦士・タージャは、仲間たちと共に、闇の皇帝、シャオ・カーンに立ち向かう。
S原:これはちょっとずるいわ。
Y木:なにが?
S原:これ、単体のストーリーじゃなくて、「MORTAL COMBAT」のテレビシリーズを再編集(?)したやつみたい。なので、すごく中途半端です。途中から始まって途中で終わる。おいおい、「ぶらり途中下車の旅」かよ!
Y木:まあ、そういうテレビシリーズを映画っぽく宣伝するのは、よくある手法やん。
S原:あー「猿の大陸」(2001)も同じやったな。途中からほとんど猿が出てこないねんで。あれはひどかった……
Y木:「猿の大陸」って。こんな映画を観る奴がおることが信じられんわ。それはええとして、そういう映画に関する情報は買う前にちょっと調べればわかるやん。
S原:そうなんやけど、やっぱり映画は予備知識なしで観た方が面白いから。最近は、DVDの裏面も読まずに買うことが多い。
Y木:よくやるわ。
S原:なので、こんな珍妙な映画を引き当ててしまうのサ……(虚無笑)
Y木:それはええから、映画としてはどうなん?
S原:一応、普通に観れます。けど、テレビシリーズの編集やから、人間関係や設定がわかりにくい。はじめに主人公(クリスタナ・ローケン)が、変な異世界(牢獄?)に連れてこられます。生き別れた父親を探すことになります。一方で、現実世界ではダサい男2人が主人公を探します。ダサい男2人が異世界に来て、主人公と合流します。
Y木:それで?
S原:それだけです。
Y木:えーなにそれ。
S原:ほんまにそういう映画なんやって!
Y木:クリスタナ・ローケンは、どうなん? 女優を魅力的にみせることが出来たら成功やと思うけど。
S原:彼女は良かったで。ちょっとアクションもするしな。とくにセクシーな場面はないけど、やっぱりキレイな人やと思う。アクションもそれなりに頑張ってたし。ただ、俳優としては作品に恵まれてなくてB級臭がする映画ばっかりでてる。このままだと「あの女ターミネーターの人」で終わりそうやけどな。
Y木:まあ、プロの役者と言っても出演作が1本も覚えられていないのが、ほとんどやん。まだマシなほうちゃうの?
S原:そうなんかな。まあとにかく、今回は薄味すぎてとくに話すことがないなあ。
Y木:じゃあ、取り上げるなよ。
S原:……あのねえ、チミィ。
Y木:は?
S原:こんなDVDでもちゃんと買ってるの! せっかく買ったんやから、紹介しないとただの無駄金になっちゃうでしょ! そうでもなくても少ないお小遣いでやりくりしてるのに!
Y木:やかましいわ! 自分でが好きで買ってるんやろ!
S原:はあああ…………(ため息)
Y木:ため息つくなよ、うっとおしいな。
S原:このブログを読んでいる読者に伝えておきたいことがあるねんけどな。
Y木:なんやねん。
S原:これだけは伝えておいたほうがええと思うねん。
Y木:だから、なんやねんって。
S原:………
Y木:はよ言え。
S原:……こんな映画、観なくてもいいのサ(微笑)
Y木:最後まで読ませて、それがオチかい!