あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

特定のアイドルファンのための映画(?)を観てみる!「サイバーシスターズD3」(2003)の巻

サイバーシスターズ D3 Ver.1 PROLOG [レンタル落ち]

S原:今回は、宇恵さやか桜木睦子浜田翔子が変身します!

Y木:変身……

(解説)

グラビアで活躍する人気アイドル豪華競演の本格的変身特撮ムービー!さらに、仮面ライダーV3宮内洋が、ズバッと復活!

 

Y木:なにこの解説?短すぎるやろ。

S原:これ、レビューはもちろん解説とか紹介サイトもほとんどないねん。やっとみつけたのが。これだけやった。

Y木:いや、おまえがあらすじを書けよ。

S原:あいやー勘弁しておくんなまし。それよりもあなた、このDVDの正式タイトルがすごいで。「変身特撮アイドルムービー サイバーシスターズD3 XYBER SISTERS VER.1 PROLOG」ですよ。

Y木:無駄に長いな。

S原:内容も負けてませんよ。55分しかないのに、2時間くらいに長く感じます。

Y木:あかんがな。内容は、戦隊ものか?

S原:うん。女子3人、宇恵さやか桜木睦子浜田翔子が変身して、悪の秘密結社(?)と戦います。〇〇ジャーみたいな格好になります。あ、ドン・キホーテで売ってるみたいなやつね。

Y木:ドン・キホーテ……

S原:ほんまにそんな衣装なんやって。「エイ!」とか「トウ!」とじゃ「ヤア!」とか、そんな感じね。

Y木:うそつけ。

S原:ほんまやねんって。ほんまに、変身後のそういう声をわざわざアフレコしてるんやって。監督のこだわりを感じるよな。

Y木:こだわり……なんか?ところで、なんで戦うの?

S原:さあ……

Y木:おまえ、理解できていないやないか。

S原:えーと、ガラケーで変身できるシステムを開発 → それを(怪人が)奪いに来る → 女性たちが戦う、という話やったと思う。違うかったらメンゴ♡

Y木:めちゃめちゃ適当やないか。ちゃんと観てから話せよ。

S原:ちゃんと最後まで観たのよ。でも、もう忘れちゃったの!

Y木:じゃあ取り上げるなよ、もう。要するに典型的な戦隊ものDVDってことやな。でも、そういうファンはおるやん?戦隊特撮マニアというか、そういう人は楽しめるんとちゃうの?

S原:いやー正直に言って厳しいと思う。というのは、キャストがあまりに子供っぽい(演技も見た目も)のと、演出がいままでの戦隊ものを薄めたような感じやねん。もうちょっと、工夫がないと印象に残らない。戦いに制限があるとか、簡単に変身できないとか、いくらでもアイデアはあると思うねんけど、普通の設定で、どこにでもいるような女子たちが演技してるだけ。演出や撮り方もテレビの延長戦。これでは、印象に残らないって。

Y木:なるほどな。子供向きちゃうの?

S原:そうかもな。あと気になるのは、キャスト皆の顔色が悪いねん。もしかして前日に蠣(かき)を食べて、あたったんやろうか?

Y木:それは俺らやないか。要するに、これはべつに観なくてもいいと?

S原:うん。おススメできません。

Y木:ま、まともな大人はこんなDVDを観ないけどな。

S原:ちょっと残念やった。

Y木:えー残念か?

S原:だってパッケージは格好良いやん。内容が良かったら、ビッグヒットしてたと思うのに、もったいないよなあ。

Y木:………(無言)