Y木:変身……
(解説)
グラビアで活躍する人気アイドル豪華競演の本格的変身特撮ムービー!さらに、仮面ライダーV3の宮内洋が、ズバッと復活!
Y木:なにこの解説?短すぎるやろ。
S原:これ、レビューはもちろん解説とか紹介サイトもほとんどないねん。やっとみつけたのが。これだけやった。
Y木:いや、おまえがあらすじを書けよ。
S原:あいやー勘弁しておくんなまし。それよりもあなた、このDVDの正式タイトルがすごいで。「変身特撮アイドルムービー サイバーシスターズD3 XYBER SISTERS VER.1 PROLOG」ですよ。
Y木:無駄に長いな。
S原:内容も負けてませんよ。55分しかないのに、2時間くらいに長く感じます。
Y木:あかんがな。内容は、戦隊ものか?
S原:うん。女子3人、宇恵さやか、桜木睦子、浜田翔子が変身して、悪の秘密結社(?)と戦います。〇〇ジャーみたいな格好になります。あ、ドン・キホーテで売ってるみたいなやつね。
Y木:ドン・キホーテ……
S原:ほんまにそんな衣装なんやって。「エイ!」とか「トウ!」とじゃ「ヤア!」とか、そんな感じね。
Y木:うそつけ。
S原:ほんまやねんって。ほんまに、変身後のそういう声をわざわざアフレコしてるんやって。監督のこだわりを感じるよな。
Y木:こだわり……なんか?ところで、なんで戦うの?
S原:さあ……
Y木:おまえ、理解できていないやないか。
S原:えーと、ガラケーで変身できるシステムを開発 → それを(怪人が)奪いに来る → 女性たちが戦う、という話やったと思う。違うかったらメンゴ♡
Y木:めちゃめちゃ適当やないか。ちゃんと観てから話せよ。
S原:ちゃんと最後まで観たのよ。でも、もう忘れちゃったの!
Y木:じゃあ取り上げるなよ、もう。要するに典型的な戦隊ものDVDってことやな。でも、そういうファンはおるやん?戦隊特撮マニアというか、そういう人は楽しめるんとちゃうの?
S原:いやー正直に言って厳しいと思う。というのは、キャストがあまりに子供っぽい(演技も見た目も)のと、演出がいままでの戦隊ものを薄めたような感じやねん。もうちょっと、工夫がないと印象に残らない。戦いに制限があるとか、簡単に変身できないとか、いくらでもアイデアはあると思うねんけど、普通の設定で、どこにでもいるような女子たちが演技してるだけ。演出や撮り方もテレビの延長戦。これでは、印象に残らないって。
Y木:なるほどな。子供向きちゃうの?
S原:そうかもな。あと気になるのは、キャスト皆の顔色が悪いねん。もしかして前日に蠣(かき)を食べて、あたったんやろうか?
Y木:それは俺らやないか。要するに、これはべつに観なくてもいいと?
S原:うん。おススメできません。
Y木:ま、まともな大人はこんなDVDを観ないけどな。
S原:ちょっと残念やった。
Y木:えー残念か?
S原:だってパッケージは格好良いやん。内容が良かったら、ビッグヒットしてたと思うのに、もったいないよなあ。
Y木:………(無言)