あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

(たぶん)知られざる狼映画 2匹目 「狼男」(2006)の巻

狼男 (1WeekDVD)

S原:今回はストレートなタイトル、その名も「狼男」!

Y木:そのままやな。でもマイナーな映画なんや。

(あらすじ)

満月の夜は、何かが起こる!ここから新たな「人狼」伝説が始まる!!大学生のデレックは、女友達のサマンサを含む友人たちと義父ミッチが所有する山小屋へと、秘密のキャンプに出かける。山小屋に着き、おのおの楽しんでいると、森の中からおぞましい叫び声が聞こえる。驚いて外へ出たデレックたちが見たものは、まさしく獣の姿をした「狼男」だった。突然の襲撃に、次々と餌食となってゆく若者たち。命からがら、山小屋から逃げ出したデレックとサマンサは、「狼男」の正体を探るうちに、義父ミッチを疑い始める。そんななか、サマンサが何者かに誘拐されてしまい、犯人からデレックへ連絡が届く。サマンサを助けたければあの山小屋へ来いというのだ。急いで山小屋へ向かうデレック。しかし、その日は、まさに満月の夜であった・・・。

 

S原:これはなあ、悪くないねんけどな。どうも消化不良やねん。

Y木:消化不良?

S原:なんというか……面白くないねん。

Y木:またか。何回目やねん、このやりとり。もう飽きたわ。

S原:主人公がまずしょぼい。ひょろひょろで、覇気がない。ヒロインが、昔のアメリカのヤンキー娘(革ジャンにピアス)やねん。それでも、可愛かったらええねんけど、小太りで化粧が濃い。演技は普通やと思うけど、狼男と対決するんやから、もうちょっとあるやろ。

Y木:そういう「主人公感のない男女」が、戦うのが狙いちゃうの?

S原:そうなんかな、よくわからん。いきなりネタバレやけど、まずこの映画の狼男の正体は、主人公の義父やねん。しかも、あれ、この人って狼男ちゃうの?って思ってたら、そのままだったという(笑)あと、この狼男がよく喋ります。自分が狼男であることはもちろん、それを秘密にしていることとか、実は山小屋でこっそりとストレス解消しているとか。

Y木:ストレス?

S原:狼男にとって、ストレスがあかんらしい。ストレスがたまると、つい狼男に変身してしまうねんて。

Y木:あーだから、山小屋でひっそりと。それはそれええやん?

S原:うん。狼男は静かに暮らしてるのに、主人公がオツムの足りない友達を山小屋に連れて行くから、話がややこしくなるねん。山小屋で酒をバカ騒ぎをしていると、狼男が襲ってくる。このへんはジェイソンと一緒やな。

Y木:あーチョメチョメしていると襲われるというやつな。

S原:はい、そのまんまです。でも、狼男もオツムが弱いねん。

Y木:ん?

S原:この狼男は、スケベやねん。

Y木:なんやねん、それ。

S原:ほんまやねんって。ムラムラしてくると、狼に変身してしまう(笑)映画の後半で、「ムラムラした夜は(変身を)抑えるのに大変なんだぞ~!」って、主人公に説教します。

Y木:知らんがな。

S原:一人チョメチョメをして、性欲処理したらええのにな。ぼくで良かったらアダルトDVDを貸したるのに。

Y木:キモイからこの話題を変えてくれ。

S原:まあ、そういう感じで狼男と対決します。狼の特撮(造形)はまあまあやけど、大したことないです。最後はもちろんやっつけます。でも、主人公は噛まれてしまいます。はてさて主人公は、どうなるのでしょう? というところでおしまい。

Y木:あーなるほど。

S原:さっきも言ったけど、大したことなかった。ホラーが苦手な人にはちょうどええかもしれんけど、やっぱり物足りないわー。というわけで、どうにも中途半端な出来になっていますが、うーんどうでしょう、やっぱりおススメできません。ワゴンコーナーでみつけても、スルーしてくださいませ~!