S原:さあ、今回は久しぶりの近未来SF!
Y木:戦うヒロインものやな。
(解説)
総制作費5億円!圧倒的なSFヴィジュアルワールド!!
独裁政権が支配する都市国家、パラダイスシティ。薬物によって感情を無くした人々は、同じコスチュームに身を包み、同じものを食する。ロボットが働き、コンピュータが生活を自動制御する巨大空間・・・総制作費5億円をかけた、近未来ヴィジュアルワールドを体感せよ!
S原:これ、パッケージと内容が全然違うねん。
Y木:またか。
S原:戦うヒロインがでるわけじゃなくて、管理された未来世界の話です。ストーリーよりも雰囲気とかビジュアル重視の映画やな。
Y木:ほう。リドリー・スコットとかあんな感じ?
S原:ちょっと違うかな。SF風の風景とか美術は結構良いと思ったけどな。これ、メキシコ映画やねん。ちょっと変わった建築物とかをロケに使ってるみたいで、なかなかユニークやった。アメリカとか欧州の雰囲気とも違うしな。
Y木:なるほど。じゃあ、これはおススメ?
S原:いやーおススメかと言われると、ちょっと困るねんなあ。というのは、ほんまに映像美だけの映画やねん。
Y木:製作費5億円やろ。そういう映像をみる映画やん。
S原:そうなんやけど、5億円といわれると、「え?どこに使ったん?」って突っ込みたくなる(笑)
Y木:やっぱりあかんやん。
S原:いくら映像が少しユニークでも、話が単調すぎるのよなあ……舞台は、2033年のメキシコのパラダイスシティ。おそらく従順になる食品をたべている民衆がいて、それらを管理統制する独裁者的な階層がいます。宗教はもちろんダメ。反抗的な人間は排除されます。主人公は、独裁者の息子です。その息子が、この管理社会の矛盾に気付いてレジスタンス側につき……という感じです。
Y木:まあ、ありがちなストーリーやな。
S原:うん。というか「太陽の牙 ダグラム」と同じやけどな。問題は、ダグラムはかっちょいいロボットがでたけど、こっちは出ないことやな。
Y木:べつにロボットなんか要らんわ。要するに、ゲリラなんやろ?
S原:そうそう。じつはレジスタンス側に、主人公の実の父親がいてとか、女性とフォーリンラブするエピソードがあるけど、大したことないです。
Y木:最後は、管理社会を破壊しておしまい?
S原:いや、途中で話が終わった。よくわからん。
Y木:なんやねん、それ。
S原:たぶん、製作費がなくなったんやろな。
Y木:自主映画か。
S原:なので、これ以上話すことないねん。
Y木:あーそう。じゃあ、終われば?
S原:でもなあ。ちょっと短すぎない?
Y木:ええよ、べつに。どうぜダラダラ話してるだけなんやから。
S原:この映画の話じゃなくて、このブログの読者が会ったことのある有名人とか募集した方がええかな?
Y木:べつに要らんわ、そんな企画! はよ、話を締めろ。
S原:さあ、みなさん。近未来SFが好きな人以外は止めておいた方が無難でしょう。パッケージのような、素敵なバトルガールはでてきません。というわけで、今回の映画はスルーしたほうが無難だと思うでござる!
Y木:大丈夫やって。おまえに言われんでも、みんなスルーするから。
※ この記事を書いてから、1か月くらいたちますが、内容も場面もまったく思い出せません……もしかすると、宇宙人がやってきて僕の記憶を消去したのかもしれません(S原)