あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

女の子(たち)が大暴れ!「ザ・レイド レディ・ミッション」(2017)の巻

ザ・レイド レディ・ミッション [DVD]

S原:今回はインドネシアの女子たちが大暴れしますよ~!

Y木:インドネシア

(あらすじ)

テロリストが支配する島に、大使の娘が誘拐された。テロリストたちは島民をも人質に取り、7日間の期限内にひとりずつ殺すと発表する。政府は、それぞれ特技を持つ美女10人を招集し特殊部隊を結成する・・・!

 

Y木:インドネシアの映画か。珍しいな。

S原:まあ、普通のハリウッドみたいなストーリーやったけどな。テロリストが支配する島があります。その島に、大使の娘が誘拐されてしまいます。軍による救出作戦が展開されます。ところが、ヘリが撃墜され失敗に終わります。テロリストたちは怒ります。島民を人質にして、7日間の期限に向けて1人ずつ殺すこと、ネイビーシールズが島を攻撃した場合、全員を処刑することを発表します。さあ、どうする⁉こんな感じで始まります。

Y木:ほう。

S原:で、ここからがすごい。インドネシア政府はですねえ、精鋭のメンバーを集めることになるわけです。しかも、「12時間以内になんとかするんだ、いいな?」と本部が命令してきます。どう考えても時間がありません。でも安心してください。しばらくあとの場面では、本部は「いいかよく聞け、6日間しか猶予はないんだぞ!」とキレます。いつのまにか、前の設定が無かったことになっているこの感じ、ぼくは嫌いじゃないです。

Y木:あ、そう。

S原:で、集められたのは10人の美女たち!このパッケージにかっこよく映っている10ビューティーたち!

Y木:美女美女って強調するけど、ルックスはテロリスト対峙に関係ないやん。

S原:あなたは甘い。インドネシア政府は、そういうツッコミに耐えうるような美女たちを選出しているのですよ、あなた!

Y木:「じゃあどんな美女?」……って聞いたらええんかいな?

S原:わかってるじゃないの、相棒。この美女たちはですねえ、スナイパー、アーチェリーの名手、テコンドー、カンフー、空手、合気道ムエタイをはじめ、だれも知らない格闘技(シラット、クラヴ・マガなど)の使い手など、それぞれ特技をもっているクールビューティーなのですよ!

Y木:はい、先生。

S原:なんですか、Y木さん。

Y木:スナイパーはともかく格闘技とかの特技を持っていても、銃を持っているテロリストたちと戦えない、と思います。

S原:その通りです。でもいいのです。

Y木:え?

S原:いいのですよ。こういう映画は美女が大暴れしたらいいのです!

Y木:美女……ところで、ほんまに美女なんやな?

S原:………微妙です(小声で)

Y木:あかんがな。

S原:でも、ちゃんと水着になりますので問題ありません。

Y木:おまえ、水着好きやなー。どうせシャワーシーンもあるんやろ?

S原:あーそこはありません。水着・シャワーフェチの諸君の期待に応えられず、断腸の思いでござる。

Y木:どうでもええわ。というか観ないわ、こんな映画。で、そういう得意技でテロリスト達をやっつけるねんな。

S原:そうそう。でも、そのまえに訓練です。一刻の猶予も許されないのに、ランニングとか水の中を歩いたします。おまけに、女鬼教官が厳しくて、たまにレディたちとケンカします。

Y木:そういう時間はもったいないから、はよテロリストのいる島に行けよ。

S原:ようやく行きます。そして、テロリスト達を戦います。いよいよ勝負が始まりますよ!

Y木:そりゃ、そこが見せ場やろ。

S原:はい。ビューティーはレディたちが、アチョー!とかテヤッ!とかトウ!とかウリャー!と言いながら戦います。

Y木:なんか頭の悪い感じやな。

S原:ほんまにそういう場面があるねんって!しかも、精鋭だったはずなのに、レディたちは本番に弱いねん。おまけにテロリストたちもすごく弱い。弱い者同士のケンカが始まるねんけど、それでもレディたちは苦戦します。仕方ないので3人くらいで、ものすごい時間をかけてやっつけます。卑怯者の戦い方です。そして、その場面が長い。意味なく無駄に長い!おいおい、タルコフスキーかよ!

Y木:タルコフスキーが、こんなアクション撮るか。もうええわ。ラストは?

S原:ラストは、えーとね、忘れちゃった、テヘ♡

Y木:ラストも覚えてないって、全然印象に残ってないやん。あかんやん。

S原:いや、水着のシーンはちゃんと覚えているで。

Y木:あー、そう……よかったな。

S原:そういうわけでみなさん。アクションや演出に期待しなければ、まあまあです。微妙に美人な感じの10人の女性たちをご堪能くださいませ~!