（S原、舞台に登場する）
S原：（歌）
ぼくは貧しい映画ファン～
名作映画を観たくて～
今日も安売りコーナーに来た～♪
S原：（セリフ）
どこだ、どこなんだ？ 名作はどこだ？ アカデミー受賞の映画のDVDはどこだ？
（神様、舞台に登場する）
神様：（歌）
待っていたぞ、わたしが～、
貧しい映画ファンを救う～
このワゴンに住む神様だ～♪
S原：（セリフ）
神様⁉
神様：（歌）
名作映画を思う～
その熱意に胸打たれ～
お前を助けにやってきた～♪
S原：（歌）
ほんとうですか～
信じられない～
ありがたき幸せ～♪
神様：（歌）
お前の望み～
1つだけ叶えてやろう～♪
S原：（歌）
な～ら～ば～！
ゼイリブのサングラスをください～！
ゼイリブのサングラスをください～！
宇宙人を見つけれる～
あのゼイリブのサングラスをください～！(ポーズ)
神様：（歌）
そうじゃないだろ～
話しが違う～
アカデミー賞はどうした～？
S原：（歌）
ウソです、ウソです～
崇高で品位のある、映画が観たい～！
……だーけーどー！
ゼイリブのサングラスをください～！
ゼイリブのサングラスをください～！
できれば、女性の服が～
透ける機能をつけてください～！(ポーズ)
神様：（歌）
もうやめてくれ～
お前の為に～
出てきたワタシがバカだった～♪
S原：（歌）
ウソです、ウソです～
名作映画を観たいのです～！
おーねーがーいーしーまーすー！(土下座)
神様：（セリフ）
うん。そうやな。おまえは貧乏で映画が観れないんだろ？ 映画ファンならアカデミー賞とかそういう名作をみたいと思うのが普通だよね。名作のDVDが欲しいんだよな。わかるよ、うん。それにな、あのサングラスは別に服を透視するもんじゃないから。そういうのは、昭和の雑誌に載っていた服が透ける眼鏡で十分だから。というか、あの眼鏡も服は透けないから。もう女性の裸とか言わないでくれ。これ以上、女性読者は減らしたくないんだ。わかるよな？うん。
S原：（歌）
ついで～に～！
神様：（セリフ）
は？
S原：（歌）
ゼイリブのサングラスをください～！
ゼイリブのサングラスをください～！
すべての女性の裸体が～
丸見えになるサングラスをください～！(ポーズ)
（神様、呆れて帰っていく）
S原：（歌）
ゼイリブのサングラスをください～！
ゼイリブのサングラスをください～！
待ってくださーい、神様～！
待ってくださーい、神様～！
（2人、退場する）
