S原:今回は女子サッカー!
Y木:「私、恋もサッカーも諦めない!」か。おっさんが観る映画じゃないよな(苦笑)
(あらすじ)
15歳の女子高生サラはW杯出場を夢見るサッカー少女。全米女子代表チーム入りを目指して、プロ・サッカーコーチの父親ギルの激烈な指導のもと日夜練習に没頭している。親友のトゥッティーはそんな彼女を案じて、もっと学生生活を楽しんだらと忠告するが、サッカーに夢中なサラは聞く耳を持たない。代表チームの候補に選ばれるには、U-19選手権大会の得点王になるのが必須。同じく代表入りを狙うライバルのレジーナとサラは激しい戦いを演じてゆく。そんなある日サラは同じ高校の写真部のカメラマン、ジョシュと出会う。アスリートを被写体としていたジョシュはサラの自在な動きに魅了され、またサラも彼の孤独で純粋な心に惹かれてゆく。ちょっと遅めの初めての恋・・・・・・でも事はなかなかうまく行かない。恋だの何だのの前に今は五輪やW杯出場のことだけを考えろと言う父親。試合や練習ばかりでろくに会う時間も作れない。一方で代表選考を目標とするサラは、シュートにこだわるばかりに試合で個人プレーに走り次第にチームから浮いてゆく。さらに、娘を最年少で代表入りさせるのが夢の父親と、娘自身の幸せを第一に考える母親との間もギクシャクしだして・・・・・・今、本当に自分が大切にしたいものって一体何だろう?そして迎えたU-19決勝戦、サラはある一つの決心を胸にピッチへと向かう・・・
S原:これは少年ジャンプの漫画みたいやった。
Y木:王道ってことか。
S原:うん。上のあらすじを読めば、別に映画を観なくてもいいくらい(笑)女子サッカーのアメリカ代表(候補)を目指す高校生(15歳)が、サッカーに、恋に、青春にガンバっちゃう❤というだけの映画やから。
Y木:でも、まあこういう映画はそれでええやん。
S原:イエース、ザッツライト!これでOKやねん。さすが、ブラザー、よく分かってるぜ。
Y木:誰がブラザーや。
S原:で、こういう映画で一番大事なのは「主人公のキャラ」と演じる「役者」やと思うねん。主演は、リー・パイプスという女子。情報があまりなくてよくわからんけど、サッカー経験者やと思う。
Y木:ああ、サッカーのシーンの動きですぐにわかるもんな。
S原:そうそう。「豆腐プロレス」では、経験者のない女子がプロレスラーを演じてたけど、やっぱり無理があったやん?
Y木:なんやねん、「豆腐プロレス」って。
S原:サッカーの場面の動きもそうなんやけどな。ぜひリー・パイプスに注目してほしいところがあるねん。
Y木:どこ?
S原:太もも。
Y木:え?
S原:太ももに注目だぜ、ブラザー。
Y木:変態か。
S原:ちゃうねんって。「サッカー選手の太もも」なんやって。ルックスはすごく綺麗なんやで。劇中で友人に誘われて、着飾ってダンスパーティにいく場面があるねんけどな。それよりもユニフォーム姿が断然カッコいい。走りこんで鍛えた足で、フィールドで立つ姿はなかなかのもんやったで。
Y木:そうなんか。で、ジャンプっぽくアメリカ代表(候補)に選ばれるの?
S原:結局、選ばれません。最後に自分がシュートせず、チームメイトにパスをする。ゴールを決めたチームメイト(ライバル)が代表候補の合宿に行くことになります。
Y木:ほろ苦いラストか。本人は落ち込んだやろうな。
S原:いや、すぐに気分転換して、すぐにボーイフレンドとチュッって接吻してたけどな。
Y木:なんやねん。心配して損したわ。
S原:というわけで、もう直球勝負で明るく楽しい映画です。これなら、家族でみても無問題。女性サッカーに興味のある人にもおススメです。あ、大事な事言い忘れてた!
Y木:なに?
S原:この主演のリー・パイプスは、B級ホラーにも出演してるねん。意外に、お好きなんやろうか?
Y木:どうでもええわ。