あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

観た後に、誰かに話したくなる映画 10選!「茂木淳一のニンジャ・ポリス」(2006)の巻

茂木淳一のニンジャ・ポリス [DVD]

Y木:うわ、なにこれ…?

S原:超変な映画(?)をみつけたので紹介します。

(あらすじ)

とある時代の、とある国、ニンジャによる犯罪が多発していた。その裏には、悪のニンジャ塾の存在が。裏の世界を支配する塾長。ニンジャに憧れる若者たち。はびこる悪徳ニンジャビジネス。そんな世の中に、1人の男が立ち上がった。彼の名は「ニンジャ・ポリス」。次々と悪のニンジャを逮捕する彼の正体は?そして、塾長とニンジャ・ポリスの宿命の対決の行方は!?

 

S原:これはまず解説が要ると思う。

(解説)

大ヒットDVD「スキージャンプ・ペア」の実況・台詞コーディネイトでお馴染み茂木淳一。 本人名義としては初の映像作品(DVD)は、なんと映画!香港の幻の忍者映画 「NINJA THE PROTECTOR」を日本で再編集する権利を取得。愛情込めて一度解体、再構築! 都合良く物語を組み立て、更に勝手にアフレコ。しかも登場人物全員(24人!)のアフレコを茂木一人が行うという未踏の領域に侵入した意欲作。強烈なアジアテイストと茂木淳一のおかしな言葉選びが織り成す話題作になること必至!

 

S原:茂木淳一っていう人は知ってる?

Y木:知らん。

S原:一部では有名らしいけど、ぼくも知らんかった。昔、ぼくらが学生時代に映画の音声をオフにして、アドリブで適当なセリフをかぶせるっていう遊びがあったやろ?

Y木:あー下ネタばかりで女子はドン引きしていたやつな。

S原:先輩の作った映画を勝手にアテレコしたら、怒られたけどな。たまにハマって奇跡の瞬間があるねん(笑)要するに、ああいう「宴会芸」やな。仲間内で盛り上がるという。これは、本当の香港映画「NINJA THE PROTECTOR」の権利を買って、再編集して適当にセリフをかぶせてます。しかも茂木淳一が24人全員アテレコしています。

Y木:アドリブ?

S原:いやちゃんと新しく脚本を作ったらしい。もちろん元の映画とは無関係で。

Y木:はあー、いろんなヤツがおるなー。で、これはどうやったの?

S原:うーん、やっぱり宴会芸かな。

Y木:それでええんちゃうの。

S原:たぶんな。元になった映画「NINJA THE PROTECTOR」は映像をみる限り、ほんまにしょぼいからオリジナルよりも面白くなってる……はず。でも、茂木淳一ファン以外はちょっと辛いかなー。

Y木:ストーリーは一応あるの?

S原:一応あるけど、そんなのをちゃんと観ている人はいないと思う。ニンジャがぬるい感じでアクションするZ級映画やから。こういう「ネタ」を楽しめるかどうかやろうな。

Y木:イメージが湧かんわ。例えばどんな感じ?

S原:例えば、会話している場面に「イエース!」とか「わーお!」とかを意味なく挟んだり、真面目な電話をしている悪者2人の場面に「シュークリームを買ってこい」「駅前にやつですネ」「銀座だ!」とかぶせたりします。タンクトップ姿の男が「タンクトップ!タンクトップタンク!」と言いながら腹筋したり、カンフーっぽく戦っている男女が「どこの大学出身だ?」「専門学校よ!」と会話したり、若い男2人が「無意味に青いポロシャツが欲しいんだろ?」「青いポロシャツはいいよな」と会話したり……

Y木:なんか全然おもしろくないけど……

S原:だから、ノリ一発のネタなんやって。ハマるかどうかはその人次第としか言いようがないです。

Y木:まーでも、あれちゃう?ゾンビとかエイリアンとかしょーもないB級映画を観るよりもマシってことちゃうの?

S原:いやー、どっちもどっちかな。このDVDを買った自分が言うのもなんやけど。さあ、みなさん。これ以上のコメントは出来ませんが、興味のある人はぜひ一度ご賞味あれ!ネットフリックスやアマゾンプライムでは、まず配信は期待できない珍作ですよ~!