あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

ちょっと疲れてきた頃の続編映画を観る!「the EYE3 【アイ3】」(2005)の巻

the EYE3 【アイ3】 [DVD]

S原:今回は、軽い感じのホラーです。

Y木:ほう。手に眼がついてるな。だから、he EYE(眼)やな。

S原:いや、こういう場面はないです。

Y木:……あ、そう。

(あらすじ)

タク(チェン・ボーリン)と従妹のメイ(ケイト・ヤン)らは友人の住むタイを訪れる。夜、タクの親友のコーファイ(クリス・クー)と恋人のエイプリル(イザベラ・リョン)らも交えて怪談話で盛り上がる。「幽霊を見る10の方法」が書かれた本を見つけた4人は、実際にやってみようと言い出すが、それが不幸の始まりだった。

 

S原:昔、台湾旅行に行ったときに、どうしても現地で映画が見たくて、なんとなく観たのがパン兄弟の「the EYE」(2002)やった。映画館には2人しかいないし映画館は古くて寒々としているし映画は怖いし、たまらんかったで(苦笑)その「the EYE」の第三弾です。

Y木:続編っぽいけど、話は続いていないみたいやな。

S原:うん。タイトルだけで別の内容やな。レビューを読むと、作るたびに評価が悪くなっています。

Y木:まー続編って、大抵そうなってしまうからな。

S原:この「the EYE3 【アイ3】」やけど、この出だしはなかなか良い雰囲気やねん。香港に住む若者グループが、タイ旅行に行きます。夜に怪談をしているうちに、1人が古本をとりだします。その本(幽霊を観る10の方法)を読んで、実際に幽霊をみようといろいろと試します。

Y木:方法って?

S原:まずは、こっくりさんをします。すると目の前に影のような幽霊がぬーっと現れます。

Y木:へえ。怖いんか?

S原:全然怖くありません。

Y木:あかんやん。

S原:たぶん、怖さを追求していないんとちゃうかな。割と軽く観れるホラーっぽいドラマというか。で、いろんな方法で幽霊を見ようとしているうちに、友人グループの1人がいなくなります。

Y木:なんで?

S原:『夜中の黒猫を抱いてかくれんぼをすると、1人が幽霊と入れ替わる』という方法があるんやけどな。実際に試してみたら、本当に1人が行方不明になってしまう。しかも、戻ってこない。警察に相談しても埒があきません。

Y木:あかんやん。どうするの?

S原:とりあえず香港に戻ります。でも香港にも戻っても、怪奇現象がとまらない。地下街を歩いていると、無人の黒い傘が浮いたまま追いかけてくるとか、マンションの廊下でボールがひとりでに動くとか。

Y木:ほう。そういうのがこの映画の見せ所やろ。

S原:うん。このへんの見せ方は工夫していてちょっと面白い。けどなー、どうも薄味というか軽すぎるというか。怖くなりそうでなりません。結局、タイに戻ってもう一度友人を探そうとします。

Y木:探すって、どうやって?

S原:冥界にはいって友人を探します。冥界には死者がたくさんいる。果たして友人を探すことが出来るか?というのがクライマックスやな。

Y木:なるほど。

S原:ラストは細かく言わないけど、軽いどんでん返しがあって、おしまい。なんというか、本当に気軽に観れる映画でな。ホラーが苦手やけど、ちょっと観てみたいという人にピッタリやと思う。ひどい出来でもないけど、メチャクチャ面白くもない。

Y木:要するに軽い感じのホラーやな。

S原:イエース。さあ、みなさん。大したことがないと言えば、その通り。でも、のんびりと友達たちと一緒に観るにはピッタリです。といわけで、ビールとおつまみを用意して、ぜひどうぞ!