S原:今回はシャチの映画!
Y木:あー懐かしいな。part3まで作られてたんや。
(あらすじ)
いまやジェシーは17歳。自分を変えてくれた恩返しのために海洋調査のバイトを始める。そこで知り合った少年の父は違法捕鯨業者だった。ウィリーを救うため、またもジェシーは立ち上がる。シリーズ第3弾。
S原:実は、「フリー・ウィリー」(1993)「フリー・ウィリー2」(1995)とも観てないねん。なので、いきなりパート3から観ました。
Y木:ちゃんと、1と2も観ろよ。比較した話が出来へんやん。
S原:いやあ、中古店に売ってなかったしなあ……それに……なんというか……
Y木:なんやねん。
S原:べつにシャチの映画なんか観なくてもええやん?
Y木:ダ―――!そんなん言ったら、ほとんどの映画はそうやろ!
S原:そうやけど、まあ特にシャチが好きなわけでないからな。でも、実はこの映画は、よく出来てます。子供も安心して観れると思う。ただなあ、これ捕鯨の問題が出てくるねん。
Y木:あーアメリカンが好きそうなテーマやな。
S原:主人公はジェシーという17歳の少年。1作目と2作目と同じ役者が演じています。主人公はウィリーというシャチと仲良しやねん。ジェシーは、夏休みを利用してオルカの群れを追う海洋調査のアルバイトを始めます。ウィリーと再会します。ウィリーはいつのまにか恋人もいます。思春期です。ジャンプのラブコメです。気分は「キックオフ」(ちば拓)もしくは「胸さわぎの放課後」(村尾ミオ)ですよ、あなた!
Y木:しょーもない例えをするな。
S原:一方で、違法な捕鯨業者がいます。メンバーの1人の息子(マックス、10歳くらい?)も憧れの船に乗せてもらいますが、父親がシャチを殺戮する違法な仕事をしていると知ってショックをうけます。
Y木:まあそうやろうな。
S原:で、ゴニョゴニョとあって、ジェシーとマックスが協力して、シャチを海に逃がします。おしまい。
Y木:いや、そのゴニョゴニョの部分を言えよ。
S原:まあ、話は大したことないです。さっきも言ったけどシャチを捕まえるシーンはかなり残酷で、どうしても捕鯨問題を思い出します。日本人としては複雑やけど、ここを割り切れる人は楽しめると思う。まあヤコペッティの「世界残酷物語」(1962)とか「カランバ」(1983)もえげつない場面があったやん?あれと一緒やな。
Y木:あれはやらせなの。やらせ!
S原:え?そんなん言ったら、この映画も演出やん。
Y木:……それは……そうやけど。
S原:やろ?だからそういうことやねん。
Y木:なんやようわからん。
S原:まあでも、この映画では海が本当にきれいに撮れています。
Y木:確かシャチも本物やろ。すごい頭の良いシャチを使ったとか、当時聞いたで。
S原:これ、ロボットらしい。
Y木:えーロボット?
S原:噂ではpart1とpart2に出演したシャチを酷使して、ストレスで再起不能になったんだとか。
Y木:かわいそうなことをするなよ。あかんやろ、こんな映画作ったら。
S原:実は子猫がたくさんいたという都市伝説の「子猫物語」(1986)を思い出すよなー。
Y木:あーそんな噂あったなあ(苦笑)
S原:あと、清純派のように見えて、実はドスケベやったという柏原よしえ(後に芳恵と改名)も思い出すよなー。(S原注:あくまで噂です)
Y木:訴えられるぞ。というか、ネタが古いな。
S原:さあ、みなさん。映画としては普通です。親子で楽しむのは良いと思います。この美しい地球環境を守るために何が出来るのか?それは破棄を待つだけのDVDを中古店から救い出すことですよ!。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)や「ゴッド・ファーザー」(1972)なら、いつか誰かが買うでしょう。でも誰も知らないZ級映画はだれが救い出すのですか?このブログを読んでいるあなた!あなたしかいないのですよ!いますぐ救い出し、そしてあなたの大事な宝物にするのです。さあ、これを読んだら中古DVDショップへレッツラ・ゴー!
Y木:行かへんと思うで……