この世にごまんとあるB級、いやZ級映画たち。
世の中には、レンタル店の片隅で、中古ワゴンセールコーナーの一番端で、誰にも手を取られないままホコリをかぶっている、そんな愛すべきDVDを観たことない人がいるのですよ、あなた!
そんな映画を(むりやり頼み込んで)観てもらって率直な感想を語ってもらう企画です。
今回のお題は、「ブレイドX」(2005)です!
果たしてワゴン映画初体験の感想は……??
(あらすじ)
その夜、ジョーは異常な光景に遭遇した。夜の街で激しく戦う2人の男。それは死神と悪魔の壮絶な死闘だった。ジョーに秘められた力を見抜いた死神は後継者として白羽の矢を立てる。その使命は地獄の魔王ダンテと闘い、世界を護ること。死霊ハンターのルカたち仲間の助けを得たジョーは、魔王ダンテとの壮絶な戦いに臨むが…。
Mさん。(男性。37歳。会社員。独身)
「とりあえず観ろ!とS原さんに言われたので観ましたが・・・えーとまず、こういう映画観たことがないので慣れていないだけかもしれませんが、自主制作?!というくらい暗くて見にくかったです。
パッケージのかっこよさげのシーン全然出てこないですよね。嘘はやめてほしいです。こういうのってどうなんすかね?詐欺じゃないんすかね?(S原注:詐欺ではありません。アートです)
あとはアクション、CGがなんだか安っぽく感じてしまいました。日本の昔のロマンポルノのような・・・映画の中で魔王がでてきてどんなもんだろうと思って観ていましたが、最後は肉弾戦ってびっくりです。なんで剣で闘わないんすか?おかしいでしょ?それに剣は、車の後部座席にはありましたが。あれは何だったのでしょうか。後部座席に置いたまま、剣の存在を忘れたってことなんですかね。この前、ぼくも電車で傘を忘れたので、気持ちは分かりますがね、ふふ。
あーそうそう。ジャケット写真の服を着るのかなと思いきや、パーカーで最後まで戦うんかい!と。結局、この服は着なかったですね・・・結構かっこいいと思ってたんですけどね。パーカーもユニクロ製みたいでしたね。
主人公が、死神になるようにスカウトされるじゃないですか。あれも説得力がなんだか読み取りづらいとこもありました。あんな簡単に死神になるのをOKしても良いもんなんですかね。今後の人生のことを考えたら、もう少し考えたほうがいいと思うんすけどね。死神なんかにならずに、就職して真面目に生きるのも尊いと思うんですけどね。
一番の不満はヒロインですね。もうちょい綺麗な人はいなかったのかと・・・アメリカって広いじゃないですか。全然ヒロインに感情移入できませんでした。それにアメリカ映画の女優って毎回脱ぐじゃないすか?(S原注:脱ぎません)脱がないのもちょっとどうかと思いますね。まー別にみたいわけじゃないんすけどね。でも脱いでほしいですよね、どっちかというとね。
設定は中二病ぽくて、昔ならもうちょい観れたかもですが。まあぼくもいい大人なので・・・そうですねえ・・・一言でまとめると『ある意味、新しい文化を観られたのでよかった』ですかねえ(笑)
以上、感想です。
(S原コメント)
これ、本当に面白くない映画なんですよ……
主人公がショボくて、B級らしいといえばその通りなんですが、せっかくバッターボックスにいるのに撃てそうなボールを全部見逃しているような映画でしたね。「おいおい、なんでバッターボックスに立ってるねん!」と突っ込むこと必至です(笑)