S原:今回は、こちら。ザ・芸能界。闇の真相に迫りますよ~。
Y木:うげー…またこんなDVD?
(解説)
芸能界の知られざる闇に迫ったドキュメンタリー。華やかなスポットライトを浴びる表舞台とは裏腹に、芸能界の裏側にはどす黒いさまざまな噂が絶えない。「実話ナックルズ」の芸能ライターが今まで語られることのなかった驚愕の真実をついに明かす。
Y木:これ、前回の梨本勝のDVDとどうちゃうの?
S原:あれは、再現ドラマが中心。こっちはインタビューとか取材が中心やな。よくコンビニ行ったら、雑誌コーナーの端の方に芸能ネタを載せてる雑誌があるやろ。あの「実話ナックルズ」の芸能ライターが解説しています。
Y木:「実話ナックルズ」かー。いまでもあるんやろか。
S原:さあな。普段コンビニに行かんからわからんけど、たぶん形を変えて出版されてるんとちゃう?でも、ああいうのを読んでいる人に、いまだに出会ったことがないねんけどな。立ち読みも含めて(笑)
Y木:でも、いまだに毎週出版されているということは、たぶん売れてるんやろうな。
S原:うん、毎週楽しみしてる人もおるんやろうな(笑)このDVDは、あの類やな。最初のテーマは「ドラッグ」です。実話ナックルズの記者が言います。「芸能界ってのは、普通よりもドラッグが手に入りやすい世界なんすよねー。これ、あんまりみんな知らないと思うんすけど」
Y木:知ってるわ。
S原:それで、田代まさしが何度も何度も映っておしまい。
Y木:嫌がらせやん。
S原:次は、芸能界の「掟」について。掟を守ることはとても重要で、ときには法律よりも重視される、とのことです。たとえば、ヤクザですな。
Y木:おいおい、芸能界の話とちゃうんかい。
S原:記者曰く「これ、言っていいのかな…」「芸能とヤクザの結びつきは強いんすよ」
Y木:それも、みんな知ってるって。
S原:芸能に興味のある娘に、いろんな名義(レッスン料など)で、お金を払わせるらしい。ポイントは、ちょっとテレビに出させることで、若い娘のミーハー心をつかむこと。それで、逆に若い娘からお金を巻き上げる、と。あとデビューさせるときに「売れなかったら、AVに出演します」という契約もあるらしい。
Y木:あるやろうな。
S原:悪徳プロダクションについても語ります。「大手プロダクションはすごい力をもってるんじゃないですかね。例えば、〇〇を出演させるから、〇〇も一緒に使え、とか。やっぱ、すごいっすよ」
Y木:普通やん。なにがすごいねん。
S原:ナレーションがかっこよく説明します。「売れている・売れていないが大事なのだ…!」「激しい競争の世界なのだ…!」
Y木:わかってるわ!
S原:枕営業についても、語ります。「昔からありますね。いまでは縮小気味ですけど、まだあるんじゃないっすかねー、よく知らないんすけど」
Y木:適当なコメントやな。
S原:芸能界の末端にいる若い女性(女優志望?)にもインタビューをしています。枕営業についてどう思うか?との質問に対して、この女性曰く「まー運じゃないですかね?」
Y木:なんちゅう低レベルな返答や。そのへんの居酒屋での雑談やがな。
S原:結局、大したことなかったなー。ちょっと期待したんやけどなー。
Y木:こんなDVDに期待するおまえが怖いわ。
S原:いやちょっとは面白いかも、と思ったのよ。でも内容があまりに表面的すぎてな。もうちょっと、芸能界の暗部を話して欲しかったわ……と思っていたら、後半になってついに「禁断リスト」について語ります!これはヤバいネタですよ、だんな!
Y木:禁断リストって?
S原:宣材みたいな女優とかアイドルのカタログがあって、そこに小さく「300万円」とか「45万円」とか記載されてる(らしい)。その女優とチョメチョメするためのお金やな。
Y木:……それって中学生男子のエロ妄想やん。
S原:「そういうのを、一度だけみたことがあるんすよ」ってことらしい。
Y木:そのカタログはともかく、枕営業自体はあるやろうな。
S原:あると思う。でもなんというか、お互いそんなことして空しくならんのかなあ。だって、究極的には相手を変えてもやることは一緒やん?
Y木:まあ……な(笑)
S原:それを言ったら終わりかもしれんけど、やっぱり空しいわー。そんなことよりも、古本屋さんに行ったり、中古屋でCDやDVDを探す方が楽しいって!みんな、目覚めるんだ!
Y木:そのメッセージは、枕営業をしているやつらには、伝わらんやろうな。
S原:さあ、みなさん。ハッキリ言ってものすごく内容は薄いです。これは観なくていいです。ネットで適当なことを書いているあの人たちと同じですよ。芸能界を目指す人にもおススメしません。というわけで、どこかで見つけても、涼しい顔で通り過ぎて下さ~い!