あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「ゴーストキャッチャー」(2004)の巻

ゴーストキャッチャー [DVD]

S原:さあ今回はこれ。これはですねえ、ひどいですよ~!

Y木:ほとんど毎回ひどい映画ばっかり取り上げてるやん。

(あらすじ)

ある朝目覚めると幽霊になっていたチャーリーは、執拗に自分を追う謎の男・バーロウから逃げるうちに、精神分析医のキャロルと出会う。 天国と地獄の境界線を彷徨う男を巡って、魂を地獄へと送り込もうとする“ゴーストハンター”と、魂を譲り天国に送ろうとする女の壮絶な戦いを描いたホラー作品。

 

Y木:これ、猫が襲ってくるB級ホラー映画?

S原:パッケージをみるとそう思うねんけどな。実はちゃうねん。ある日、主人公は自分の姿が鏡に写っていないことに気づく。まわりも自分に気づかない。自分は死んでいると気づく。主人公の魂を手に入れようと、悪魔がやってきて…という話やな。

Y木:ふーん。たいしたことないな。

S原:ハッキリ言わないでおくれ。そうでなくても出来が悪いんやから(笑)

Y木:やっぱり面白くないんや。

S原:うん。猫はちょっと出てくるけどな。

Y木:いや、別に猫をみたいわけとちゃうやろ。なんで主人公は悪魔に魂を狙われるの?

S原:「中途半端な死に方をしたから」らしい。

Y木:なんやそれ。

S原:でもそういう設定やねんって!まあ退屈な映画やったよ、ほんまに。とくに面白いシーンはないし、猫は怖さは中途半端やし、役者はショボいし、特撮は変やし、時間は長く感じるし、展開はだるいし、女優は魅力的でないし、おまけにシャワーシーンもないし…

Y木:わかったわかった。とにかくヒドイねんな(苦笑)ところで、なんで猫がでるの?悪魔の化身?象徴?

S原:いや、悪魔は近眼やねん。それで、猫の眼を借りて人間を探しているねん。

Y木:なんやそれ。眼鏡をかけろよ。

S原:悪魔のルックスは、なんかダサくて変でな。腐ったリンゴみたいやねん。

Y木:金八先生か。

S原:あとはラストで天使が出てきて、悪魔と魂の取り合いをするんやけどな。天使の顔が、すごい意地悪そうやねん。おまけにリサイクルショップのカーテンみたいな服を着てる(笑)

Y木:具体的すぎてピンとこないわ。

S原:しかも、悪魔と戦っているときに、天使の表情が「ああ、もう、うっとおしいな!」って感じでカーッって変わるねん。その怒った顔が悪魔よりも怖い!ここだけは必見(笑)

Y木:そんなに怖い顔するなんて天使失格やろ。

S原:さあ、腐ったリンゴと怖い顔の天使の対決ですよ、あなた!

Y木:不毛な対決やなあ。ラストはどうなるの?

S原:主人公が教会に行って、神父に「いろいろあったけどさ、ゴメンね♡」と懺悔しておしまい。

Y木:それで帳消し…最低な終わりやな。

S原:ま、これ以上は話すことないなあ。出来が悪いのは仕方ないけど、ただただ退屈な展開が続いてダルイだけ…せめて、ぼくのためにも突っ込みどころを多くしてもらわんと困るわー。

Y木:なんで、おまえのために作らなあかんねん。

S原:さあー、この映画は本当に困ったちゃんですよ。とくに何も話すことが出来ない映画です。ホラー好きの方もやめておいたほうがいいでしょう。出演している俳優のファンにもおススメできません。時間つぶしにしてはもったいないです。タダでもらってもゴミになるだけです。猫好きなかたも観ないほうが無難でしょう。映画好きなかたも敬遠してくださーい!

Y木:だれも観ないやん…