S原:さあ今回はこれ。これはですねえ、ひどいですよ~!
Y木:ほとんど毎回ひどい映画ばっかり取り上げてるやん。
(あらすじ)
ある朝目覚めると幽霊になっていたチャーリーは、執拗に自分を追う謎の男・バーロウから逃げるうちに、精神分析医のキャロルと出会う。 天国と地獄の境界線を彷徨う男を巡って、魂を地獄へと送り込もうとする“ゴーストハンター”と、魂を譲り天国に送ろうとする女の壮絶な戦いを描いたホラー作品。
Y木:これ、猫が襲ってくるB級ホラー映画?
S原:パッケージをみるとそう思うねんけどな。実はちゃうねん。ある日、主人公は自分の姿が鏡に写っていないことに気づく。まわりも自分に気づかない。自分は死んでいると気づく。主人公の魂を手に入れようと、悪魔がやってきて…という話やな。
Y木:ふーん。たいしたことないな。
S原:ハッキリ言わないでおくれ。そうでなくても出来が悪いんやから(笑)
Y木:やっぱり面白くないんや。
S原:うん。猫はちょっと出てくるけどな。
Y木:いや、別に猫をみたいわけとちゃうやろ。なんで主人公は悪魔に魂を狙われるの?
S原:「中途半端な死に方をしたから」らしい。
Y木:なんやそれ。
S原:でもそういう設定やねんって!まあ退屈な映画やったよ、ほんまに。とくに面白いシーンはないし、猫は怖さは中途半端やし、役者はショボいし、特撮は変やし、時間は長く感じるし、展開はだるいし、女優は魅力的でないし、おまけにシャワーシーンもないし…
Y木:わかったわかった。とにかくヒドイねんな(苦笑)ところで、なんで猫がでるの?悪魔の化身?象徴?
S原:いや、悪魔は近眼やねん。それで、猫の眼を借りて人間を探しているねん。
Y木:なんやそれ。眼鏡をかけろよ。
S原:悪魔のルックスは、なんかダサくて変でな。腐ったリンゴみたいやねん。
Y木:金八先生か。
S原:あとはラストで天使が出てきて、悪魔と魂の取り合いをするんやけどな。天使の顔が、すごい意地悪そうやねん。おまけにリサイクルショップのカーテンみたいな服を着てる(笑)
Y木:具体的すぎてピンとこないわ。
S原:しかも、悪魔と戦っているときに、天使の表情が「ああ、もう、うっとおしいな!」って感じでカーッって変わるねん。その怒った顔が悪魔よりも怖い!ここだけは必見(笑)
Y木:そんなに怖い顔するなんて天使失格やろ。
S原:さあ、腐ったリンゴと怖い顔の天使の対決ですよ、あなた!
Y木:不毛な対決やなあ。ラストはどうなるの?
S原:主人公が教会に行って、神父に「いろいろあったけどさ、ゴメンね♡」と懺悔しておしまい。
Y木:それで帳消し…最低な終わりやな。
S原:ま、これ以上は話すことないなあ。出来が悪いのは仕方ないけど、ただただ退屈な展開が続いてダルイだけ…せめて、ぼくのためにも突っ込みどころを多くしてもらわんと困るわー。
Y木:なんで、おまえのために作らなあかんねん。
S原:さあー、この映画は本当に困ったちゃんですよ。とくに何も話すことが出来ない映画です。ホラー好きの方もやめておいたほうがいいでしょう。出演している俳優のファンにもおススメできません。時間つぶしにしてはもったいないです。タダでもらってもゴミになるだけです。猫好きなかたも観ないほうが無難でしょう。映画好きなかたも敬遠してくださーい!
Y木:だれも観ないやん…