あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「女子高生ロボット戦争」(2001年)の巻

 

女子高生ロボット戦争 [DVD]

 

S原:今回はこちら!タイトルが最高やろ?

Y木:なにこれ…?

 

(あらすじ)

頭脳明晰なプリトニーと運動神経抜群のアリーは大親友。お互いの才能を尊敬し合っていたが、転校生クリスの出現で二人の友情に亀裂が…。そして二人は自分の能力を駆使し、学校中を巻き込んだ大戦争を勃発!ミシェル・フェアバンクスほか出演のアクション作品

 

S原:田舎の高校が舞台で、がり勉女子とスポーツ女子の対照的な2人が主人公。そこにイケメン転校生が登場して…と80年代の少女漫画みたいな感じで話は進みます。まずイケメン転校生の登場のシーンの効果音が変やねん。笑かそうと思ってるのか、マジでやってるのか意図は不明なんやけど、教師が説教しているときにも、また変な効果音が聞こえるねん。なんかこのBGMが微妙にイラつくねんな…

Y木:変な演出やなー。わざとか?

S原:いや分らんねんけどな。そのあと転校生がモテモテのシーンが続くけど、なかなか話が進まず、またイラッとしたりしてな(笑)そのあと、イケメンを意識して、主人公2人がメイクしたり服を買ったりして、美人に変身。特にがり勉女子のほうは結構きれいになって、イケメンにダンスに誘われたりします。ダンスシーンは、80年代のMV風演出やな。これも完全にミスマッチやけど…(苦笑)今度は、スポーツ女子とイケメンが、湖の湖畔を歩いています。デートですな。でも急に昼から夜になったりします。

Y木:ん?どういうこと?

S原:意味が分からんけど、昼から延々と歩き続けていたってことみたい。

Y木:なんか変やなー。

S原:ふたりはええ感じでベンチに座ってます → しかし暗闇から、がり勉女子の眼が光ってる → そして小さい虫みたいなロボットが出てくる → このロボットは、がり勉が作ったものです → ものすごい小さいロボットで、スポーツ女子の口の中に虫が入った → 小型ロボットが変な匂いをだした → なんとオナラのにおい! → イケメンとのキスを防ぐ作戦なのでありまーす。

Y木:オナラ作戦かー…なんだかなあ。

S原:そしてオナラ作戦は成功したのであります、少佐!

Y木:誰やねん、少佐って。

S原:いよいよ2人が本格的にケンカしだすねん。そして、がり勉が作ったロボがついに登場!どっかで見たことのあるようなデザイン(CG)やけど、ちゃんと、ガヒン!ガヒン!って感じで動くねん。でもなー、すぐに運動神経女子が、ロボットの足を金属バットで破壊するねん。ロボの登場時間は、なんと約2分!これがこの映画のハイライトシーン!

Y木:パッケージに堂々と登場しているのに、2分かー。

S原:まーあれやな、リュック・ベッソンの「サブウェイ」の蛍光灯のシーンみたいな感じやな。

Y木:あー!あの観た人全員が「え、これだけ?」「この短いシーンをあのかっちょいいパッケージにしちゃったの?」と心の中で突っ込んだ迷シーンね。しかも、あれは2分より短かったような気がする(笑)

S原:そして廊下でミサイル!つぎは体育館でカンフー対決!なんかのんびりとしたBGMが流れつつ、そのあと屋上でまたもカンフー対決!朝日が昇ってきて、そして脳みそがピカピカって光って、女子たちは仲直り!

Y木:まったく意味が分からんねんけど…

S原:ぼくも同じ気持ちであります、少佐!

Y木:なんやねん、少佐って。おもろないねん。

S原:そして警察に囲まれるねん。学校でロボットとかミサイルで大暴れしたからね。そして退学処分…になるかと思いきや、がり勉女子のパパ(金持ち)に助けてもらって、おしまい。お金の力は偉大なり。

Y木:最後も、一応笑かそうとしてるんやろうなー。

S原:ストーリー展開はわかるからワゴンセール映画としては、まあまあやけど、全体的に微妙に笑いのツボを外しているって感じかな。結局、中途半端なんやろうな。少しは製作予算があったみたいやから、惜しいと言えば惜しいんやけど。でも、すこし前に観たから、もうかなり忘れたなあ(笑)

Y木:笑えず、楽しめず、印象に残らない…うーん三拍子そろってるな(笑)

S原:さあ、エッチなシーンもないし、ロボットも(2分間だけ)でるし、家族で観るにはピッタリの映画ですよ。なんとなく、ダラダラしたムードを感じたい人、特に美人でない2名が、とくにハンサムでない男にアタックする映画が観たい人、ダラダラっとしたアクションが好きな人は、マストバイです!