S原:今回はこちら!タイトルが最高やろ?
Y木:なにこれ…?
(あらすじ)
頭脳明晰なプリトニーと運動神経抜群のアリーは大親友。お互いの才能を尊敬し合っていたが、転校生クリスの出現で二人の友情に亀裂が…。そして二人は自分の能力を駆使し、学校中を巻き込んだ大戦争を勃発!ミシェル・フェアバンクスほか出演のアクション作品
S原:田舎の高校が舞台で、がり勉女子とスポーツ女子の対照的な2人が主人公。そこにイケメン転校生が登場して…と80年代の少女漫画みたいな感じで話は進みます。まずイケメン転校生の登場のシーンの効果音が変やねん。笑かそうと思ってるのか、マジでやってるのか意図は不明なんやけど、教師が説教しているときにも、また変な効果音が聞こえるねん。なんかこのBGMが微妙にイラつくねんな…
Y木:変な演出やなー。わざとか?
S原:いや分らんねんけどな。そのあと転校生がモテモテのシーンが続くけど、なかなか話が進まず、またイラッとしたりしてな(笑)そのあと、イケメンを意識して、主人公2人がメイクしたり服を買ったりして、美人に変身。特にがり勉女子のほうは結構きれいになって、イケメンにダンスに誘われたりします。ダンスシーンは、80年代のMV風演出やな。これも完全にミスマッチやけど…(苦笑)今度は、スポーツ女子とイケメンが、湖の湖畔を歩いています。デートですな。でも急に昼から夜になったりします。
Y木:ん?どういうこと?
S原:意味が分からんけど、昼から延々と歩き続けていたってことみたい。
Y木:なんか変やなー。
S原:ふたりはええ感じでベンチに座ってます → しかし暗闇から、がり勉女子の眼が光ってる → そして小さい虫みたいなロボットが出てくる → このロボットは、がり勉が作ったものです → ものすごい小さいロボットで、スポーツ女子の口の中に虫が入った → 小型ロボットが変な匂いをだした → なんとオナラのにおい! → イケメンとのキスを防ぐ作戦なのでありまーす。
Y木:オナラ作戦かー…なんだかなあ。
S原:そしてオナラ作戦は成功したのであります、少佐!
Y木:誰やねん、少佐って。
S原:いよいよ2人が本格的にケンカしだすねん。そして、がり勉が作ったロボがついに登場!どっかで見たことのあるようなデザイン(CG)やけど、ちゃんと、ガヒン!ガヒン!って感じで動くねん。でもなー、すぐに運動神経女子が、ロボットの足を金属バットで破壊するねん。ロボの登場時間は、なんと約2分!これがこの映画のハイライトシーン!
Y木:パッケージに堂々と登場しているのに、2分かー。
S原:まーあれやな、リュック・ベッソンの「サブウェイ」の蛍光灯のシーンみたいな感じやな。
Y木:あー!あの観た人全員が「え、これだけ?」「この短いシーンをあのかっちょいいパッケージにしちゃったの?」と心の中で突っ込んだ迷シーンね。しかも、あれは2分より短かったような気がする(笑)
S原:そして廊下でミサイル!つぎは体育館でカンフー対決!なんかのんびりとしたBGMが流れつつ、そのあと屋上でまたもカンフー対決!朝日が昇ってきて、そして脳みそがピカピカって光って、女子たちは仲直り!
Y木:まったく意味が分からんねんけど…
S原:ぼくも同じ気持ちであります、少佐!
Y木:なんやねん、少佐って。おもろないねん。
S原:そして警察に囲まれるねん。学校でロボットとかミサイルで大暴れしたからね。そして退学処分…になるかと思いきや、がり勉女子のパパ(金持ち)に助けてもらって、おしまい。お金の力は偉大なり。
Y木:最後も、一応笑かそうとしてるんやろうなー。
S原:ストーリー展開はわかるからワゴンセール映画としては、まあまあやけど、全体的に微妙に笑いのツボを外しているって感じかな。結局、中途半端なんやろうな。少しは製作予算があったみたいやから、惜しいと言えば惜しいんやけど。でも、すこし前に観たから、もうかなり忘れたなあ(笑)
Y木:笑えず、楽しめず、印象に残らない…うーん三拍子そろってるな(笑)
S原:さあ、エッチなシーンもないし、ロボットも(2分間だけ)でるし、家族で観るにはピッタリの映画ですよ。なんとなく、ダラダラしたムードを感じたい人、特に美人でない2名が、とくにハンサムでない男にアタックする映画が観たい人、ダラダラっとしたアクションが好きな人は、マストバイです!