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S原:さあ、みなさんお待ちかね、今回の映画はこちら!
Y木:おまえ、こういう映画すっきやなあ。しかも「スペース・ウォーズ」…スター・ウォーズじゃなくて。
S原:スター・ウォーズは、あなた以外の人はみんな観てるねん。前から、あなたみたいなSF映画、とくに「二番煎じ系B級映画」に免疫のない人に実験したかったのよ。一体スターウォーズEP1も観ない人間は、一体どんな感想を持つのか?
Y木:えー…今回は実際に観るの?しかも、こんな映画を…おまえの話を聞くだけでええんと違うの?しんどいなあ。B級映画は長く感じるからなあ。
S原:まあまあ、きっと楽しめるよ!では、映画鑑賞スタート!
(あらすじ)
惑星連合防衛軍〈スター・フォース〉の少尉ゼッド・ルシーンは、惑星〈オズマー〉への医療品輸送という特殊任務を授かる。しかし着陸直前に基地で爆発が起こり、操縦不能となった宇宙船は墜落。救助に向かった女戦士ダリアと共に、ルシーンはなんとかベースキャンプに辿りつく。一方ルシーン捜索のため〈スター・フォース〉は特殊部隊を派遣。しかし仲間であるはずの隊員たちはルシーンを発見すると、なんと彼に攻撃を開始する。彼らの真の目的とは、この星の地中深くに眠る鉱石トリチウムを奪い、その絶大な力を利用して惑星議会にクーデターを起こすことだったのだ…。
☆☆ そして、鑑賞後 ☆☆
Y木:なんやねん、この映画…おまえ、こんな映画を買って、ほんまに無駄遣いしているなあ。このお金があるなら、なんか子供にお菓子でも買ったれよ。
S原:楽しかったやん。すごいスケールの大きい映画やったね。
Y木:めちゃくちゃ小さい話やないか。小さな鉄板でビームを防いでたぞ。
S原:あそこはフラッシュゴードンみたいで、かっこええよな。
Y木:かっこ悪いわ。そもそも、宇宙空間は少ししかでてこないがな。
S原:変な形の宇宙船みたいなものは出てたけどな。あのデザインは、なかなか味があるよな。
Y木:ないわ。それにしても、広いキャンプ場みたいなところで、大人たちがバイクとか乗ってはしゃいでいるシーンしか印象しかないわ。
S原:あ、でも、悪役3人が2階みたいに高い場所から、命令しているシーンは良かったんと違う?昔の戦隊モノみたいで。
Y木:全然ちゃうわ。
S原:最後の宇宙での戦いのセリフがぶっ飛んでたよ。主人公が「攻撃してくるぞ」と言ったら、ヒロインは「よけてよ」(笑)
Y木:中学生の書いた脚本か(笑)
S原:まだあるで。ヒロイン「どうするの?」→主人公「祈ろう」→ヒロイン「計画はあるのよね?」→主人公「徹底的に防御だ!」言った直後に、主人公「よし、砲撃発射!」(笑)
Y木:防御か攻撃かどっちやねん。気が狂ってるんか。
S原:しかも、撃たれた敵が「撃たれた!」と言う。
Y木:なんてわかりやすいんや。
S原:確かにわかりやすいな、だって主人公が「対抗手段準備!」って叫んで、対抗手段を準備するから(笑)
Y木:そういう意味では見やすい映画かもしれん。B級映画はつじつまの合ってない映画が多いから…いやいや褒めてないで(笑)
S原:ラストもすごい。ヒロインが「やったー!お金持ちよー!」と叫んでおしまい(笑)それにしても、この映画の女優(一応、ヒロイン)は、おばちゃん顔やったなあ。まだ若いと思うんやけど。
Y木:いっぱい女優志望なんているのに、なぜこの女優を選んだのか…マニア向けやろか。
S原:監督の好みかな。あと、観た人みんなが突っ込むと思うけど、Tシャツにノーブラやったなあ。
Y木:そうやな。撮影の時に下着を忘れたんやろか。
S原:いや、あそこに監督にこだわりがあるんやで。「おれは、女優の乳首をTシャツの上からでも立体的に映し出してやるで!」そんな意気込みが伝わるような意欲的なショットの連続やったわ。キューブリックとかも、撮影にすごいこだわってたやろ。あんな感じやろ。
Y木:乳首のために100テイクくらい撮ったりな。いやいや、もっと他のシーンに意欲的になってくれ、ちゅーねん。あーヒロインの乳首が脳裏から離れへんわ…嫌やわあ…(ため息)
S原:さあ、チラリズムが好きなあなた、ぜひマストバイ!