あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「スペース・ウォーズ宇宙大戦争」(2000年)の巻

スペース・ウォーズ 宇宙大戦争 [DVD]

 

 

S原:さあ、みなさんお待ちかね、今回の映画はこちら!

Y木:おまえ、こういう映画すっきやなあ。しかも「スペース・ウォーズ」…スター・ウォーズじゃなくて。

S原:スター・ウォーズは、あなた以外の人はみんな観てるねん。前から、あなたみたいなSF映画、とくに「二番煎じ系B級映画」に免疫のない人に実験したかったのよ。一体スターウォーズEP1も観ない人間は、一体どんな感想を持つのか?

Y木:えー…今回は実際に観るの?しかも、こんな映画を…おまえの話を聞くだけでええんと違うの?しんどいなあ。B級映画は長く感じるからなあ。

S原:まあまあ、きっと楽しめるよ!では、映画鑑賞スタート!

 

(あらすじ)

惑星連合防衛軍〈スター・フォース〉の少尉ゼッド・ルシーンは、惑星〈オズマー〉への医療品輸送という特殊任務を授かる。しかし着陸直前に基地で爆発が起こり、操縦不能となった宇宙船は墜落。救助に向かった女戦士ダリアと共に、ルシーンはなんとかベースキャンプに辿りつく。一方ルシーン捜索のため〈スター・フォース〉は特殊部隊を派遣。しかし仲間であるはずの隊員たちはルシーンを発見すると、なんと彼に攻撃を開始する。彼らの真の目的とは、この星の地中深くに眠る鉱石トリチウムを奪い、その絶大な力を利用して惑星議会にクーデターを起こすことだったのだ…。

 

 ☆☆ そして、鑑賞後 ☆☆

 

 Y木:なんやねん、この映画…おまえ、こんな映画を買って、ほんまに無駄遣いしているなあ。このお金があるなら、なんか子供にお菓子でも買ったれよ。

S原:楽しかったやん。すごいスケールの大きい映画やったね。

Y木:めちゃくちゃ小さい話やないか。小さな鉄板でビームを防いでたぞ。

S原:あそこはフラッシュゴードンみたいで、かっこええよな。

Y木:かっこ悪いわ。そもそも、宇宙空間は少ししかでてこないがな。

S原:変な形の宇宙船みたいなものは出てたけどな。あのデザインは、なかなか味があるよな。

Y木:ないわ。それにしても、広いキャンプ場みたいなところで、大人たちがバイクとか乗ってはしゃいでいるシーンしか印象しかないわ。

S原:あ、でも、悪役3人が2階みたいに高い場所から、命令しているシーンは良かったんと違う?昔の戦隊モノみたいで。

Y木:全然ちゃうわ。

S原:最後の宇宙での戦いのセリフがぶっ飛んでたよ。主人公が「攻撃してくるぞ」と言ったら、ヒロインは「よけてよ」(笑)

Y木:中学生の書いた脚本か(笑)

S原:まだあるで。ヒロイン「どうするの?」→主人公「祈ろう」→ヒロイン「計画はあるのよね?」→主人公「徹底的に防御だ!」言った直後に、主人公「よし、砲撃発射!」(笑)

Y木:防御か攻撃かどっちやねん。気が狂ってるんか。

S原:しかも、撃たれた敵が「撃たれた!」と言う。

Y木:なんてわかりやすいんや。

S原:確かにわかりやすいな、だって主人公が「対抗手段準備!」って叫んで、対抗手段を準備するから(笑)

Y木:そういう意味では見やすい映画かもしれん。B級映画はつじつまの合ってない映画が多いから…いやいや褒めてないで(笑)

S原:ラストもすごい。ヒロインが「やったー!お金持ちよー!」と叫んでおしまい(笑)それにしても、この映画の女優(一応、ヒロイン)は、おばちゃん顔やったなあ。まだ若いと思うんやけど。

Y木:いっぱい女優志望なんているのに、なぜこの女優を選んだのか…マニア向けやろか。

S原:監督の好みかな。あと、観た人みんなが突っ込むと思うけど、Tシャツにノーブラやったなあ。

Y木:そうやな。撮影の時に下着を忘れたんやろか。

S原:いや、あそこに監督にこだわりがあるんやで。「おれは、女優の乳首をTシャツの上からでも立体的に映し出してやるで!」そんな意気込みが伝わるような意欲的なショットの連続やったわ。キューブリックとかも、撮影にすごいこだわってたやろ。あんな感じやろ。

Y木:乳首のために100テイクくらい撮ったりな。いやいや、もっと他のシーンに意欲的になってくれ、ちゅーねん。あーヒロインの乳首が脳裏から離れへんわ…嫌やわあ…(ため息)

S原:さあ、チラリズムが好きなあなた、ぜひマストバイ!