お色気映画プレゼン大会！ 「彼女をHにする方法 ダメ男のための恋愛マニュアル」（2007）の巻

S原：今回はこちら！

Y木：いかにもセクシー系コメディやなあ。

(あらすじ）

夜の生活に悩みを抱える3組のカップル。より良い（よりエッチな？）関係をもとめて、お馬鹿は方法をいろいろとためしてみるが・・・

S原：これ、タイトルがええやろ。

Y木：そう？

S原：だって「彼女をHにする方法」やで！？　彼女がHになっちゃうねんで！？

Y木：田舎の中学生男子の妄想か。

S原：よく考えてみてよ！　ほんまに彼女をHにする方法があれば最高やで！　めっちゃ興奮するで！？

Y木：やかましいわ！　はよ映画の話をしろって。面白かったんか？

S原：面白かったか？という質問だね。そうだね、この映画は……

Y木：……

S原：……

Y木：はよ感想を言え。

S原：聞きたいのかい？

Y木：べつに言わんでもええねんで。

S原：……オーケー、きみのリクエストに応えよう。この映画の感想は……

Y木：……

S原：まあまあです。

Y木：もったいぶって言うことか！

S原：これは、ちょっとタイトル負けやったなー。いわゆるウエルメイドなセクシー系コメディなんやけどな。艶笑話というか。

Y木：艶笑って。

S原：主人公（男）がいます。恋人と同棲しています。上手くいっています。結婚を考えて指輪も買いました。ある日、友人たちとのパーティに行きます。そこで、ガールズトークを盗み聞きます。それを聞いて、すごくショックを受けます。

Y木：なにを聞いたの？

S原：「恋人とチョメチョメして、最後の✕✕な瞬間に、演技をしたことがある」という話です。

Y木：はあ、演技。

S原：これはもう男性にはわからんからな。チョメチョメの最中に「おまえ、演技してないやろうな？」と突っ込むわけにいかんし……

Y木：たしかに（苦笑）　それで？　別れるの？

S原：いいえ、友人たちと相談していろいろと調べたり試したりします。オレンジを使ったり。

Y木：オレンジ？

S原：詳しくは観てくださいませ。とにかく、おバカな方法や妄想をふくらませて、悶々とします。

Y木：そういうことをするから、女に「やっぱり男はアホね」と言われるんやろうな……

S原：結局、そういうドタバタをコメディとして描いています。率直に申し上げて、大したことはないです。他人のアベックの話やしな。「お好きにどうぞ」としか言いようがない。

Y木：そう言ったらおしまいやけどな。しかし、いかにもアメリカのセクシーコメディやな。

S原：あ、これアメリカちゃうねん。ドイツやねん。

Y木：え、そうなんか。

S原：万国共通なんやろうな、こういう悩みは(笑)　

Y木：結局、こういうのってカップルでのんびりと観る映画なんやろ？

S原：いやーカップルで観るのは、おススメできません。だって気まずいで。「あのさ、✕✕のときに、もしかして演技している？」と聞きにくいやろ？

Y木：そうかな。いや、そうやな。

S原：それに聞いても「演技なんかしてないよ♡」「いっつも最高っちゃよ♡」とか言われるに決まってるやん。

Y木：いや知らんけど。

S原：というわけで、みなさん。これは普通の出来です。観ても損はありませんが、観てもとくに得はしません。エッチな場面は少ないです。あ！　ヤングな独身な読者に言っておきたいことがあるいねん！

Y木：なに？

S原：結婚してしばらくしたら、チョメチョメはしなくなるから大丈夫！　そんなに悩まないで～！

Y木：………（無表情）