![エクスタシー・オブ・ザ・デッド LBXS-108 [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/91ltKIRZFIL._AC_SY445_.jpg)
S原:今回はこちら!
Y木:最低なタイトルやな。女性はレンタルできへんやん。
(あらすじ)
アンデッド美女軍団vsセクシー悪魔ハンター!
ジェーンたちはデザート・シティでのフェスティバルに向かう途中、ベイビーと名乗るヒッチハイカーを拾い…
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S原:これは、ほんまにひどい映画やった。
Y木:でしょうね。
S原:一応、ストーリーらしきものはあるねんけどな。エッチ系を意識して作りなんやけど、そっちをメインにするのか、ホラーアクションをメインにするのか、どっちつかずやった。そして、どっちもショボいという。
Y木:ま、Z級映画あるあるやな。
S原:まず映画が始まるとチョメチョメ場面です。5分以上続きます。激しいですがエロくありません。そして、そのチョメチョメは映画は無関係です。主人公たちは、いかにもアメリカンな知能指数0分署のヤングたち。砂漠の町(デザート・シティ)に、車で向かいます。
Y木:砂漠の町。ええ感じやん。
S原:そこでフェスティバル(レイヴパーティ)に参加するのです。車中でずっと喋ってます。ここの雑談が長い……それから、知らない女性(もちろんお色気ムンムンの女性)をヒッチハイクで拾ったりします。それから、また雑談が始まります。
Y木:雑談ばっかりやがな。


S原:「なんか退屈な映画やなあ」と思ってると。場面が変わって、突然チョメチョメが始まります。
Y木:はあ…
S原:それが終わったら、また雑談が始まります。やがて、モーテルに着きます。「やれやれ」「疲れたぜ」という感じで部屋に入ります。
Y木:そこでゾンビに襲われると?
S原:いいえ、チョメチョメが始まります。
Y木:またかい。

S原:またドライブが始まります。また、グダグダのトークが始まります。そして着いた先は……
Y木:やっと、砂漠の町か。
S原:いいえ、ストリップ劇場です。
Y木:どこまで性欲に支配されてるねん! はよ、砂漠の町へ行けよ!
S原:もちろん、ストリップショーが延々と続きます。主人公たちは「すげえな」「ワオ」とか言ってたような気がしますが、もう記憶があいまいです。
Y木:ちゃんと観ろよ。
S原:そういうのが60分くらい続きます。ちなみに映画は74分です。
Y木:えー……
S原:やっと砂漠の街に着きます。そこは、チープな感じのフェスティバルというか、汚いヤングたちがお酒を飲んでいるだけの場所です。

S原:やっと、何かが襲ってきます。ゾンビではなく吸血鬼っぽいです。それが、ヤングたちを殺しまくります。
Y木:やっと、ホラーっぽくなってきたな。

S原:そこへ、シャキーン!て感じで、いきなり男女(おじさんとお姉さん)が登場します。なんと、この2人は「吸血鬼ハンター」でした。
Y木:それで、吸血鬼と戦うんやな。
S原:いいえ、戦いません。
Y木:え?
S原:ハンター曰く「朝日が昇るまで、じっとしているのが良いんだ」
Y木:ハンターちゃうがな。
S原:「毎年、このフェスティバルに吸血鬼がやってくるんだ」「おれたちは、毎年吸血鬼を追って、ここに来るんだ」
Y木:意味が分からんぞ。

Y木:最後はどうなるの?
S原:どうもなりません。朝になって、吸血鬼を倒すでもなく、ハンターがどうこうするわけでもなく、砂漠の町からでていってジ・エンド。
Y木:はあ………
S原:ほんまに、メチャクチャやった(苦笑) おそらく、ポルノ映画を安く買って再編集しつつ、吸血鬼の場面をくっつけたんちゃうかな。でも、ポルノの場面も全然やらしくない。「オーノー!」「カモーン!」とか言って男女が大声を出してるだけやった。ポルノとしても失敗してます。というか、ぼくはポルノの場面はほとんど飛ばしました。
Y木:ひどいな。
S原:というわけで、みなさま。これは超Z級映画でした。話のタネに観る分にはアリですが、合コンでこの映画の話をしたら多分ドン引きされます。そういう、誰も得をしない映画でした。あーそういえば!
Y木:なんやねん、またかいな。
S原:「エクスタシー・オブ・ザ・デッド」って、同じタイトルの映画がもう1本あるのよ。
Y木:あー、そう。

S原:これを観た人、感想を聞かせてくださーい!
Y木:自分で観ろよ。
S原:遠慮しておきます。
Y木:なんで?
S原:えーこんなん、絶対面白くないやん。わざわざ観るのはしんどいって。
Y木:………(無表情)