あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「パラノーマル・アクティビティ3」(2011)「パラノーマル・アクティビティ4」(2012)の巻

パラノーマル・アクティビティ3パラノーマル・アクティビティ4

 

S原:今回は、久しぶりに2本立て!

Y木:しかも、パート3と4って……

 

(3のあらすじ)

1作目から18年前の過去に舞台を移し、ある平凡な一家を襲う怪奇現象を描く。1988年9月24日、ある家庭で姉妹と思われる2人の少女が部屋を暗くし、鏡の前でホームビデオを回していた。しかし、彼女たちのカメラには不可解な映像が次々と映し出されていき……。

 

(4のあらすじ)

2011年11月、ネバダ州。女子高生のアレックスは閑静な住宅街に家族と平穏に暮らしていたが、隣家にケイティという女性と少年が引っ越してきてから、奇妙な現象に悩まされるようになる。アレックスは恋人のベンと、その現象を記録に残そうとするが…。

 

S原:じつは、パラノーマル・アクティビティ・シリーズは観たことがなかったのよ。

Y木:ふーん、おまえ好きそうやのに。

S原:いや、モキュメンタリーというか手振れ撮影が苦手やねん。ブレア・ウィッチシリーズとか。

Y木:あー、なんか酔うとか言ってたな。

S原:うん。たぶん三半規管が弱いんやと思う。手振れのカメラを観ると、吐きそうになる(苦笑)

Y木:これも手振れやろ。なんで、これを観ようと思ったの? 

S原:それはな。

Y木:はあ。

S原:安かったからサ……

Y木:何回、その安さで騙されてるねん。

S原:だってさ、100円よ? 

Y木:安いけどもやな。

S原:税込みよ? 消費税分は、総理大臣のポケットマネーにならないのよ?

Y木:意味わからんわ! なんで、消費税を総理大臣がパクるねん! 

パラノーマル・アクティビティ3 (字幕版) – Film i Google Play

 

Y木:はよ映画の話せえよ。

S原:まず、3から話すと、全体的には普通……いやーイマイチやったかな。とにかく前半は観るのが厳しい。もう観るのを止めようかと思ったくらい。 

Y木:退屈?

S原:イエスです。伏線や日常生活を映しておいて、後半でそれが怖くなるという演出かもしれんけど、正直に言って成功していません。

Y木:ストーリーはあるの?

S原:カメラを回しっぱなしで、それが映画本編になっている手法やけど、ストーリーはベタなホラーやと思う。あるとき、主人公夫婦の娘たちが架空の友達と会話を始める。はじめは気にしないけど、だんだんと架空の友達が調子に乗って(?)、娘たちが怖がります。ついには怪奇現象になって…という感じです。一応、最後に軽いどんでん返しがある。

Y木:一応、ちゃんと完結してるんや。

S原:起承転結はあった。でも、話が展開するところがあるやん。そこは、モキュメンタリー手法は合わないと思うわ。

Y木:わからん。どういうこと?

S原:例えば、霊の存在を話しても初めは信じないとか、霊現象が怖くなって家族が話し合うとか、そういうときもずっと撮影をしているのはやっぱり不自然やで。

Y木:普通は、カメラを止めて真面目に話し合うところやのに、ってこと?

S原:そうそう。もちろん「こういうときに、撮らないで」っていうセリフはあるけど、やっぱり変やで。

Y木:なるほどな。

S原:でも、そこだけ普通の映画の演出にも出来ないやん? モキュメンタリーは長所短所があるよな。あとは、感じ方かもしれんけど、すごく「長く」感じる。

Y木:冗長?

S原:そうやな。こういう手法って短くて、スパッと切り取るような話がええと思うねんけどな。オムニバスのひとつとか。どうにも飽きるのよなあ。

パラノーマル・アクティビティ3||洋画専門チャンネル ザ・シネマパラノーマル・アクティビティ3 - Google Play の映画

 

Y木:パート4はどうなん? 

S原:パート4か……こっちはなあ……

Y木:どうなん?

S原:同じやった。

Y木:そうでしょうね。というか、「そういうシリーズ」やん。

S原:まあ、同じ演出方法なら、どうしても似るけどな。話は、2011年11月ネバダ州が舞台です。JKのアレックス(主人公)は閑静な住宅街に家族と平穏に暮らしています。ある日、隣家にケイティという女性と少年ロビーが引っ越してきます。少年を預かることになります。そこから、奇妙な現象が続きます。主人公は恋人のベンと、その現象を記録に残そうとして……という感じです。

Y木:それが、映画本編の画像になってるんやな。

S原:うん。まあ、このシリーズが好きな人は、よく目を凝らして画面を見て「あ! なにか動いた!」と楽しむんやろうけど、ぼくみたいに特に思い入れがない人は「あーなんか、モゾモゾ動いてるなあ」って思うだけやった。

Y木:でも、突然ビックリする場面はあるんやろ? 怪異現象で「うわ!」みたいな。

S原:少しあります。急に椅子がズズズ~って動いたり、寝た姿勢で空中浮遊とかあります。最後がちょっと面白いけど……でもパート3でも言ったけど、やっぱりそういう場面以外が凡庸で退屈やった。

Y木:これ、シリーズは繋がってるの?

S原:ネットで調べると、繋がってるらしい。考察している人もいるから、やっぱり人気シリーズなんやろうな。でも、個人的にはピンときませんでした。ファンの人には申し訳ない。というわけで、このシリーズが好きな人のみおススメします。というか、好きな人はもう観てるかな……?