
S原:今回はナチスが作ったサイボーグ!
Y木:みんな好きやなあ、ナチスとかサイボーグとか。
(あらすじ)
第2次大戦末期、戦局逆転の切り札としてナチスが開発した最終兵器“サイボーグ兵士”の恐怖を描いた、ユニバーサル・スタジオ製作のSFバトル・アクション!第2次大戦末期。アメリカ軍精鋭部隊に、ナチ秘密基地の破壊指令が下った。そこは原爆実験の施設と思われていたが、不死身のサイボーグ兵士を開発していたことが判明する。そのサイボーグ兵士の前に、アメリカ軍部隊は全滅の危機に瀕する…
S原:これは普通やったで。
Y木:ほんまかいな。
S原:監督が「ボアVSパイソン」の人やったから、かなり覚悟してたんやけどな。
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S原:「ボアVSパイソン」を取り上げたんは覚えてる?
Y木:覚えてない。
S原:はっきりとしたNOの返事をありがとう。
Y木:どういたしまして。
S原:この「サイボーグ・ソルジャー」は、わりとお金をかけてるねん、びっくりしたわ。
Y木:へえ。
S原:ナチスの秘密基地もそれなりに作ってたし、戦闘シーンも普通に撮ってます。監督が爆発が好きみたいで、結構爆破シーンがでてきます。一部CGもあるけど、本当に爆発している場面も多かった。
Y木:話はあれやろ? どうせナチスがロボを開発していた!というネタやろ。
S原:そうそう。ロボというよりサイボーグ、というより超人ハルクみたいな感じの人やった。

Y木:あれ? ロボットじゃないの?
S原:テッカマンみたいなカプセルにはいって、でてききたら筋肉モリモリになるねん。3メートルくらいの大男ね。放射能(原子?)をあてたら、筋肉がモリモリになるらしい。
Y木:あいかわらず適当な設定やな。
S原:しかも、知性とかないから制御できなくて敵も味方も関係なく殺しまくってたわ(笑)。
Y木:主人公はアメリカ人なんやろ?
S原:イエース。主人公たちは、一癖あるアメリカの軍人たちでチームで、そのナチスの秘密基地(研究所)を攻撃しに行きます。
S原:基本はそれだけやねん。映画の出来としては、わりと面白い方やと思う。主人公チームのキャラ(爆弾が得意な男、車を盗むのが上手い男、フランスのレジスタンス女性など)もわかりやすいし、筋肉モリモリ男を作るナチスの研究者はマッドサイエンティストやったし。
Y木:わかりやすいなあ。
S原:ひたすら筋肉モリモリ男VS軍人チームで作ったら面白くなったはずなんやけど結構、横道にそれるねん。そこが残念。
Y木:たとえば?
S原:筋肉モリモリ男から逃げ出した軍人たちが、フランスのレジスタンス達と遭遇するねん。お互いに疑心暗鬼になったり、文化も違うしぶつかります。でも、観客にとっては必要なかったと思う。はよ、筋肉モリモリ男と戦ってくれよ~!みたいな。

Y木:肝心の筋肉モリモリ男のCGはどうなん?
S原:それも普通かな。もっとうまく作れるとは思うけど、低予算でよく頑張ったと思うで。ただ、やっぱりロボットというかサイボーグ感がゼロやから、ちょっとな。
Y木:ジャケットではおもいっきりロボやけどな。
S原:あーあれね。あれは仮面です。要するにあれよ、マッチョな男が彼女と夏祭りに行って、ふざけてお面をかぶったりするやろ? 「怖いだろ~?」みたいにイチャイチャするやん? あれと一緒よ。
Y木:あのーもうちょっと、わかりやすい例えをしてくれる?
S原:そういえば、ネットで検索してたらこんな画像が。
Y木:なにこれ?

S原:これ、たぶんこの映画の筋肉モリモリ男のフィギュア(?)やと思う。
Y木:えーこんなB級映画のフィギュア!?
S原:もしかしたら、アメリカではヒットした有名な映画なのかも?
Y木:それはない、絶対にないって。
S原:ということでみなさま。これ以上はとくに話すことはありませんが、これ系のワゴンコーナー映画のなかでは、まだ観れる方ではないか、と……といってもおススメはできません。肉モリモリな大男が好きな人は、まずはレンタルからどうぞ~!