あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「シティ・オブ・ザ・リビングデッド」(2006)の巻

シティ・オブ・ザ・リビングデッド

S原:今回はゾンビアニメ!

Y木:へえ。

 

(あらすじ)

映画史上初の全編オールアニメーションによるゾンビホラー大作。全世界はゾンビに被われ、人々はゾンビの魔の手を逃れ、ひっそりと暮していた。足の不自由な老人が一人、ゾンビで溢れる街中で壮絶な戦いをつづけるアクションホラー。

 

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S原:これはなあ。

Y木:ダメやった?

S原:いやーダメと言うか……わりと面白いねんけどな。

Y木:面白かったらそれで良いやん。

S原:そうなんやけど、大好きではないというか。Youtubeで予告編が観れるので、それを観ればだいたいわかると思う。

Y木:あーゾンビネタをアニメでしただけってことか。

S原:そうやな。アニメといっても、日本のアニメやディズニーとは全く別の表現で、紙芝居というかコマ撮りというかわざとカクカクの動きになっています。

 

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Y木:おじいさんが主人公やな。

S原:そうそう。カクカク動きのおじいさんが歩行器を使って歩いています。すでにゾンビが町中にあふれている世界で、おじいさんは外出します。

Y木:食べ物を探しに?

S原:いや靴を探しに。

Y木:なんやねん。

S原:足が痛いらしいわ。歩行器はなぜか話すことが出来て、いろいろな会話しながら町をさまよいます。もちろんゾンビがいて、おじいさんを襲おうとします。おじいさんは、歩行器や銃を使ってゾンビを殺しまくります。

Y木:あーゾンビがグシャ!っと潰れたり、頭がバン!と吹きとばされたりか。

S原:そうそう。そういうのはいかにもなアニメでブシャー!と血が飛び出す。

 

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Y木:おまえ、好きそうやん。

S原:はじめは面白かった。ゾンビが次々と破壊されていくのはテンポがいいし、ある種のカタルシスもあるし笑いながら観てた。でもなー、それが延々と続くとちょっとどうかな。背脂たっぷりの豚骨ラーメンって美味しいやん? だけど昼ご飯のあと、夜ご飯も同じ豚骨ラーメンやとしんどいやろ?

Y木:飽きるんやな。

S原:たぶん30分くらいやと面白く見終えたはず。これは77分なんやけど、ほとんど同じ感じやねん。

 

シティ・オブ・ザ・リビングデッドの写真CITY OF ROTT | CITY OF ROTT | 2006 | Horreur.com

 

S原:ちょっと展開が変わるのは中盤で、結局おじいさんはゾンビになるねん。

Y木:そこからはどうなるの?

S原:後半は、いろいろなキャラ(ゾンビになっていない人)がでてきたり、ゾンビになっても歩行器を使って歩くおじいさんのエピソードが続きます。前半はおじいさんが目的をもって動くし、ゾンビとの闘いも面白い。でも後半はゾンビをやっつける方法もたいてい一緒で同じパターンが続く上に、なんというか話が散漫やねん。それぞれのエピソードも面白くない。

Y木:ラストは?

S原:ぶつ切れで終わります。それも狙いなんやろうけどな。

 

 

Y木:ゾンビネタをアニメでしました、というだけの映画ってことか。

S原:それだけ、とは言わんけどな。実際、チャレンジした心意気は評価するし、ほんまにゾンビ映画が好きなんやろうなと思うし。

S原:なるほど。

S原:ただ実際のところ、ゾンビファンもアニメファンもそんなに興味をもたないような気がするなあ。というわけでみなさん、個人的には△でしたが、みなさんはどうでしょうか? あ、言い忘れてた!

Y木:なに?

S原:これ、子供には絶対に見せないほうがいいです。

Y木:こんな映画、誰もみせへんわ!