K木:ほかには、ラモーンズがでた「ロックンロール・ハイスクール」(1979)とかあったやろ。
S原:あータイトルだけしか知らんわ。ラモーンズは聞かんし。
K木:結構、面白いねんで。ロジャー・コーマンが製作してるねん。
S原:その時点で……(笑) どんな話?
K木:とくにストーリーはないねん。
S原:いや、なんかあるやろ。
K木:いやほんまに内容はないねん。最後に学校が爆破されるだけ。
S原:全然わからんぞ。
K木:ほんまに、最後に学校が爆破されるだけのアホみたいな映画なんやって!(笑)
S原:プリンスの「パープルレイン」(1984)はどうやった? ベタやけど、面白いと思うねんけどな。
K木:よかったよ。というか、あのアルバムは良い曲ばっかりやん。そりゃ、映画も良くなるって。
K木:でも、プリンスの他の映画は観てないねんなー。「アンダー・ザ・チェリームーン」(1986)とか。どうなん? 観た?
S原:観たで。でもまあ、いやー特に観なくてもええんちゃうかな(苦笑)
K木:そうなんか。たしかアルバムでいうと「パレード」やろ。
S原:うーん、あのアルバムも悪くないんやけどなー。個人的にはイマイチかな。
K木:その後の「グラフィティ・ブリッジ」(1990)はどうなん?
S原:あれは観てないねん。「パープルレイン」の続編らしいけど、噂では、かなり変な映画みたい。というか失敗作なんかな? 誰かコメント欄で感想を聞かせてほしいなー。
K木:そういえば「パープルレイン」に出ていたアポロニアって娘がおったやろ。
S原:おったな、ヒロイン役やろ。
K木:たしか、最初は、ヴァニティという当時のプリンスの彼女をキャスティングしてたんやけど撮影直前で降板したはず。
S原:要するに別れたんやな。
K木:で、ヴァニティは、『ヴァニティ6』というトリオ(グループ)で歌ってた。「ナスティガール」という曲。もちろんプリンスの提供ね。
S原:「ナスティガール」か。知ってるで。あれ、ポップで良い曲やん。しかしタイトルがすごいな。意味は『エッチが好きな女の子』やもんな(笑)
K木:あ! ヴァニティのことでひとつ思い出したわ。もうずいぶん前やけど図書館で借りてニッキー・シックスの「ヘロイン・ダイアリー」読んだんよ。ニッキー・シックスは、モトリー・クルーのベースね。
S原:「ヘロイン・ダイアリー」って、すごいタイトルの本やな。
K木:で、そこにヴァニティがニッキーにヘロイン教えた張本人としてでてくるねん。
S原:ろくなことしてないな、ヴァニティ(苦笑)
K木:ニッキーが自宅で友人だか売人だかとクスリきめてる時にヴァニティの話題になったらしい。なんでそうなったかはもう忘れたけど、多分、プリンスもしくはヴァニティ本人がTVにでてたのをキメながら見てたとかやったような、そんな感じやったと思う。で、売人が、「俺、こいつ(ヴァニティ)を知ってるから今から呼ぶよ」ってなってニッキーの家に呼び出した。チャイムが鳴ってでていったら、ヴァニティが素っ裸で玄関に立ってたんだと(爆笑)
S原:まさにナスティ・ガール!(爆笑)
K木:で、ヴァニティの後に選ばれたのがアポロニア。
S原:アポロニアも、このあとデビューしたよな。
K木:うん。その名も『アポロニア6』(笑)
S原:おいおい。
K木:もちろんプリンスが曲を提供してる。
S原:そういえばアポロニアは、(劇中で)裸になったやろ。だから、プリンスに曲をもらったんやろうか?
K木:間違いないやろうな。プリンスはそういうことをする奴やし。しかし、アポロニアのおっぱいは、大きかったよな、確か。
S原:うん(笑)
K木:そうそう彼女のバンド、トリオやのに『アポロニア6』って変やと思わん? 3人なのに6って。
S原:そうやな。
K木:なんで6かっていうとやな、おっぱいが3人×2で6個やから!(爆笑)
S原:掛け算で、おっぱい6個!(爆笑)
K木:足し算でも、おっぱい6個やけどな(笑) ちなみにアポロニア6の代表曲は、当時よくプロモビデオが流れた曲で「セックス・シューター」ね。
S原:タイトルが、洋物ポルノみたいやなー。
S原:もしかして、これもレコードもってるの?
K木:いや持ってない。というのは『ヴァニティ6』も『アポロニア6』も結構高いねん。安かったら買うんやけどな。
K木:あとは、おれはボブ・ディランのファンやからな。ディラン関係の映画は観るようにしてる。
S原:ドキュメンタリーじゃなくて?
K木:うん。「HEARTS OF FIRE」(1987)とか。
S原:「ハーツ・オブ・ファイア」?知らんわ。
K木:日本未公開でDVDもでてない。なので、ネットでみつけて観たで。
S原:あのボブ・ディランが演技してるの?
K木:してるで、一応。
S原:映画としてはどうなん?
K木:いやー、あんまりかなー。でも、ディランが、ロックスターらしくホテルの窓からTV投げたりしてたわ。
S原:あーそれも時代やなー(苦笑)
K木:主演のフィオナとデュエットする演奏シーンがあってな。ロン・ウッドがベースやねん。
S原:へえ。
K木:で、問題はこのフィオナよ、フィオナ!
S原:なにが?
K木:湖畔でディランと良いムードになって、裸になって湖に飛び込む場面があるねん。ちゃんと、オケツが映ってます。
S原:それで?
K木:たぶん、ボディダブル(吹き替え)やねん!
S原:どうでもええやん。別に見たくないやろって。
K木:見たいわけちゃうで。やけど、やっぱりごまかしは許せんなあ(怒) だって、あのレディガガでも、「アリー/スター誕生」(2018)で、ちゃんと裸をみせてるねんで? マドンナもちゃんと脱いでるやん? 有名になってからも脱いでるのに、売れていない奴がいっちょ前にボディダブルは許せんわー。
S原:売れてないんやから、せめて脱げと?
K木:うん。ただ、レコーディングのシーンではノーブラやねん。
S原:よく見てるなあ…(呆)
K木:この場面では、カーリー・サイモンばりの乳首のあとが確認できるわ。全くもってどうでもええ話やけど。
S原:おいおい、カーリー・サイモンばりの乳首って!
K木:カーリー・サイモンの「うつろな愛」は名曲やと思う。ちなみに、サビのバックコーラスでミック・ジャガーが参加しています。
S原:へえ。
K木:完全に主役を喰ってます。
S原:あかんやろ、バックコーラスやのに。
K木:で、レコーディングの後に、ミックは文字通り、カーリー・サイモンを喰ったみたいやけどな。乳首も生で確認したんちゃう?(笑)
S原:もう、ミックったら!(笑)
(さらに続きます)