K木:じつは「トップガン」(1986)のサントラが欲しいねんけどな。なかなか見つからない。「デンジャーゾーン(Danger Zone)(ケニー・ロギンス)はええ曲やん?
S原:あーかっこいいよな。テンションがあがるというか。
S原:「愛は吐息のように(Take My Breath Away)」も好きなんやけどな。
K木:ベルリンやな。たしか、長山洋子がカバーしてたわ。
S原:あー演歌歌手になる前はいろいろとしてたんやな。
K木:「トップガン」のサントラは結構高いねんなあ。
S原:youtubeで聞けるやろ?
K木:バリバリ聞けます(笑) でもレコード(帯付き)で欲しくなるねんなー。
K木:あとはこれ。「ネバーエンディングストーリーのテーマ」も買ったで。
S原:リマールやったけ?
K木:そうそう。カジャグーグー(Kajagoogoo)の人。
S原:「君はTOO SHY(Too Shy)」やな。流行ったなあ。
K木:「ネバーエンディングストーリーのテーマ」は、なんと羽賀研二がカバーしているねん。まあジャケットをみてよ。
S原:あはははは! ジャケット写真までカバーしてる!
K木:これもレコードを探してるけど、見つからない。まあ、要らんと言えば要らんねんけどな(笑)
S原:あと80年代は、007シリーズでもアーティストが主題歌を担当してたやろ? デュラン・デュランとか。
K木:あー持ってるで。「A View To A Kill」やな。
S原:「007/美しき獲物たち」(1985)のテーマ曲か。
K木:じつは007関係はこれだけしか持っていない。これも20年くらい前に買ったデュラン・デュランのシングルCDボックスの中の一枚。で、007に関しては、前に音楽好きの友人とも話しててんけどな。俺が「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(2021)を観に行って『ビリー・アイリッシュの主題歌(No Time to Die)、そんなに良くなかったわ』って言ったら、その友人曰く『007の主題歌って実はほとんどしょーもない曲ばかりや』って。
S原:あーそうかも、、、って、007シリーズのファンに怒られそうやけど。
K木:「死ぬのは奴らだ」(Live and Let Die)が、奇跡の一曲って結論に二人の間では落ち着いてんけどな。
S原:ガンズ・アンド・ローゼスもカバーしてたな。
K木:「A View To A Kill」にしても、デュラン・デュランの他の曲より数段落ちるしな。
S原:たしか、a-haも007の主題歌を担当してたやろ?
K木:「The Living Daylights」やろ。あれもそんなにいい曲じゃないと思う。
S原:「007/リビングデイライツ」(1987)は、映画としては好きなんやけどな。でも、確かに主題歌の印象はないなあ。
S原:サバイバーはどう?
K木:「アイ・オブ・ザ・タイガー(Eye of the Tiger)」は持ってるで。
S原:いまだに格闘技の試合で流れるもんな。
K木:やっぱり名曲やと思うで。
S原:「バーニング・ハート(Burning Heart)」は?
K木:これ、「アイ・オブ・ザ・タイガー」のときとボーカルが変わってるねん。この頃が、サバイバーの絶頂期ちゃうかな。
S原:当時、MTVとか観て「かっこええ曲やなあ」と感心してたんやけど、実際に映画では、ロッキー達が飛行機でソ連に着いたときに流れたはず。練習とか試合前のシーンとかに使えばええのに、変な場面で使うよなあ(苦笑)
S原:「マネキン」(1987)はどう? ぼくは映画も主題歌も好きなんやけどな。
K木:「マネキン」も30年以上前のテレビ放映しか観てない。もちろん内容とか忘れてます。主題歌はスターシップの「愛は止まらない(Nothing's Gonna Stop Us Now)」やったよな? もしかしたらこの映画と「ショート・サーキット」(1986)がごっちゃになってるかもわからんけど。
S原:全然、ちゃう映画やん。でも、マネキンの主題歌は名曲やと思うなあ。映画自体もキュートやし。ただしDVDは中古でも高いのよなあ……(涙)
K木:サントラのレコードもあんまり見ないなあ。スターシップは好きなんやけどな。
S原:スターシップはええよな。僕も好き!
S原:「オーバー・ザ・トップ」(1987)はどう?
K木:主題歌は、サミー・ヘイガー・アンド・エディ・ヴァン・ヘイレンの「ウィナー・テイクス・イット・オール(Winner Takes It All) 」やな。
S原:アメリカ人が好きそうなタイトルやな(笑)
K木:このまえ見つけたんやけど、そのときは買わんかった。でも迷った末に結局、数日後に買った。
S原:そういうところ好きよ(笑) 内容はどうやった?
K木:期待してなかったから、意外に良かったで。B面の3曲目の「ファイト」はどこかで聞いたことあるなあって思ったら、マサ斉藤の入場テーマ曲やったわ。
S原:これぞシンクロニシティやなあ、違うけど(笑) 当時「腕相撲を映画にするんか!さすが、ハリウッド!」と感心したけど、映画自体はかなり大味やった。そのへんもスタローンらしいけど。
K木:おれはテレビ放映しか観てない。それも大昔やから印象にないなあ。でも、確か後に新日本のリングに上がるスコット・ノートンが出てたはず。
S原:あーテリー・ファンクもでてたんちゃうかな。
S原:「アイアン・イーグル」(1986)の ネバーセイダイ~♪ って曲が能天気で好きやねん。あれは何という曲?
K木:あれは、キング・コブラというバンドの「ネバーセイダイ」(Never Say Die)やな。
S原:そのままのタイトルやったんや(笑)
K木:この曲もシングルが安く売ってたら即買いなんやけどな。このまえアルバムみつけたけど、結構高かったなあ。ちなみにこの曲の収録されたキング・コブラのアルバム「街角のスリル」(THRILL OF A LIFETIME)が売ってたけど、高かったからもちろんスルー。ちなみにキング・コブラのヴォーカルは後に性転換してるはずやで。
S原:それ、ウィキペディアにも載ってないぞ。どうでもええ情報を覚えてるなあ(苦笑)
S原:80年代といえば「フットルース」。すごい流行ったやん。
K木:すごかったな。
S原:最近、リメイクがあったやろ。
K木:一応ネットフリックスで何年か前に観てた。内容全然覚えてないけど。おまえから(フットルースの話をしてほしいと)言われたから、今日見直したんやわ。何曲かオリジナルのフットルースの曲もリメイクで使われてて、やっぱり曲はええよなと。やっぱりサントラ、買おうかなとか思ったり。
S原:帯付きで?(笑)
K木:もちろん帯付きで。しかも安く手に入れたい(笑) 映画の内容についてはオリジナル自体を観たのがマッチ吹き替えのTV版を大昔に観たっきりやしなあ。
S原:マッチの吹き替えは悪くなかったと思うんやけどな。すくなくとも、「超能力学園Z」のよっちゃんよりは(笑)
K木:あれは、本人たちの実力差じゃなくて、役の差やろうな。
S原:もしくはジャニーズ事務所のタレントの扱いの差か……(笑)
K木:ケビン・ベーコン主演の映画は、会社の映画好きの課長とも話したことあるんやけど、最高傑作は「トレマーズ」(1990)やなって。
S原:あーそうかも。結構、いろんな映画に出てる人やけどな。
K木:で、リメイクのフットルースやけど、主人公の友人役が「トップガン マーヴェリック」のグースの息子役(マイルズ・テラー)とは全く気づかんかった。逆にこいつ「セッション」(2014)の俳優やんって思ったくらいやから、どんだけフットルースが印象に残ってないねんって話やけど(笑)
S原:まあ音楽だけの映画やからな。でも良い曲が多いやん。
K木:うん。「ヒーロー」(Holding Out for a Hero)のカバー曲は、2曲もあるねん。麻倉未稀のシングルはゲット済み。で、葛城ユキのは見つかってなかなか見つけられなかったけど、ついにこの前にゲット! やっと『スリーカード』になって嬉しかったわー。
S原:スリーカードって。それよりも、この葛城ユキのジャケット……(苦笑)
S原:あとは「フラッシュダンス」(1983)も流行ったやろ。
K木:流行ったな。でも、このまえ見直したら映画としては全然面白くなかったけど。
S原:そうなんや。大昔に一回観ただけやから、いま観ると印象が変わるんかなあ。
K木:そういえば、主演のジェニファー・ビールスは「フラッシュダンス」の後はどうなん? 全然見ないけど。
S原:次のスティングと共演した「ブライド」(1984)が大酷評で、そのあと一気に評価が下がったのよ。映画の出来は、必ずしも本人のせいでないからちょっとかわいそうな気もするなあ。
K木:で、これも麻倉未稀のカバーがあるねん。安く見つけたから、もちろん買ったよ。
S原:色々と歌ってるんやなあ。カバー曲としてはどうなん?
K木:悪くないよ。
S原:でも、なんかこのジャケット、いまいちやなあ。麻倉未稀がかわいそうじゃない? 中途半端な笑顔で……(苦笑)
(つづく)