S原:今回はこちら!
Y木:うわー……メイドって……
(あらすじ)
秋葉原を舞台に、純情オタク青年の純愛を描いたラブストーリー。過酷なTVアニメの制作現場にいるダンは、偶然見つけたメイドカフェ“メイド・イン・メイド”で働く女の子・メイに好意を持つのだが…。現役メイド嬢・momoがヒロインを務める。
S原:このまえ、仕事で東京に行ったんやけどな。秋葉原に行ってきたのよ。
Y木:秋葉原? なんで?
S原:むこうの仕事場の若い男性が、鉄道マニアやから、「鉄道居酒屋」というところに行こうと盛り上がってな。行ってみたのよ。
Y木:べつに鉄道模型とかグッズがあるだけやろ。
S原:いや、女性店員が、乗務員の格好していた。全員ミニスカートで。
Y木:おまえなー。恥ずかしいぞ。ええ年してそんなところに行くなよ。
S原:そういう恰好やと知らんかったんやって。
Y木:メイド喫茶風?
S原:メニューが鉄道関係になっているのとミニスカート以外は普通やったで。でも店員の撮影は禁止やねん。撮影する場合は、有料ね(チェキ)。
Y木:やっぱり、そういうシステムなんや。
S原:まあ、お金払って一緒に撮ってもらったけどな。
Y木:………(呆然)
S原:国鉄の帽子をかぶったんやで。よかったら写真、見る?
Y木:遠慮しておくわ。はよ、この映画の話をしてくれ。というか、こんなDVD、よく買うなあ…
S原:そう?面白そうやん。
Y木:ど・こ・が!低予算まるだしやん。
S原:たしかに悲しくなるくらいお金はかかってないし、こんなん自主映画と一緒やがな、と言われればそうなんやけどな。お金をかけてしょぼい映画なんか山ほどあるやん。これはラブストーリーやねん。メイド喫茶で働いているメイドに恋してしまうヲタクの話。
Y木:どうせヲタクネタがでてくるんやろ?
S原:はい、ご主人様。
Y木:だれがご主人様や。
S原:劇中では、ウルトラマン(セブン)とか、エヴァとかのネタがでてきます。ぼくは気付かんかったけど、もっと細かいネタもあるみたい。あ、西村知美の旦那もでるで。
Y木:知らんがな。で、これは面白いの?
S原:わりといけます。
Y木:えーこれが?
S原:あなた、観てないのに偏見はいけません。たしかに低予算やし、演出も稚拙なんやけどな。すごく素直な作りで、好印象やった。そんなに悪くないと思うけどなあ。それにこういう映画は、やっぱり登場人物、キャストが魅力的かどうか?が最重要やと思う。
Y木:そうやろうな。
S原:ヲタクを演じるのは松井明。メイと言うメイドカフェ店員を演じるのは、momoです。松井明と言う人は、まえにこのブログで取り上げた「ノーマーク爆牌党」に出演してたみたいやけど、印象に残っていない。申し訳ないです。momoという娘は、現役のメイドらしい。
Y木:へえ。その筋では有名なんやろうか。
S原:わかりません。でもこの2人は悪くないと思ったけどな。たしかに、もっとイケメンな男子、もっとカワイイ娘はおると思うんやけど。わりと2人は魅力的に撮れてると思う。実は、momoの実家は金持ちやねん。松井明は貧乏。2人は惹かれあうけど、momoの許嫁があらわれて恋路を邪魔する、という話です。
Y木:ヒネリも何もないんやな。
S原:最後は、momoを賭けて主人公と許嫁がヲタク検定の対決をするねん(許嫁もヲタクという設定)。そこがゲームの画面になってるのと、ヲタク知識を争うクイズがマニアックで面白い。ぼくは6割くらいしか分からんかったけど。
Y木:6割もわかるんか。きもー……
S原:ほかにも、劇中では、オタク界隈(文化)を面白く紹介しようとしているけど、このへんはあまり上手くいっていないかな。たぶん演出も、ウルトラセブンそのままの場面をパロディにしたり、いままでのサブカル作品(アニメや漫画)を引用してる(らしい)けど、これもそんなには…。ただし、元ネタを知っている人はツボにはいるかもしれん。
Y木:最後はどうなるの?
S原:さっきも言ったけど、主人公は、momoを救うためにヲタク対決に挑む。そして勝つ。でも、そのせいで、ヲタクだとバレてしまう。
Y木:バレてもええやん。
S原:主人公は、いままでヲタクだという理由で女性にフラれてるトラウマがあるねん。だから、主人公は黙っておきかったんやけど、最後にバレてしまう。さあ、ヲタクだと知ったとしても、momoは主人公に好意を抱いてくれるのか?さあ、どっちだ?ワクワクドキドキしますねえ~!
Y木:どうでもええなあ。
S原:一応、これはみんなが観たいやろうから、ラストは伏せておくわ。
Y木:いや、べつに観たくないんとちゃう?
S原:さあ、みなさん。われわれがヤングな頃は「ヲタク」と言えば、「やばい奴」と認識されて合コンではモテなかったですが、それが今や「エヴァに詳しいの?うそー、あのラストはどうすればいいのか教えて~♡」「ねえ、やっぱさ、カヲシン一択?」「ついでに、人気声優の自宅を教えて~♡」と頼まれれる時代になりましたからね。良い時代になりましたよ、本当に。
Y木:うそつけ。
S原:ということで、今回はオタク好き、メイド好きの方におススメします。また、このブログを読んでくださいね、ご主人様♡
Y木:言うと思った。