S原:まだまだ、暴走列車は走り続けます。今回はこれ!
Y木:さすがに飽きてきたなあ。
(あらすじ)
生物化学兵器を満載した恐怖の山岳特急が、アラスカ山脈を暴走するパニックアクション。米国関税局の捜査官・ブルックスは、ロシアの軍事施設から強奪された生物科学兵器を発見し、1人の政治犯を逮捕。その男は大量殺人を狙ったテロ攻撃を企てていた…
S原:これ、結構おもろいねんで。テンポもええしな。
Y木:そうなんかもしれんけど、こっちは観てないからな。そんなに列車の映画ばっかり話されても、どう反応すればええかわからんわ。
S原:同じような映画ばっかりと言いたいわけやな。甘いで!これは、ちょっとだけひねってるねんで!
Y木:ほんまかいな。
S原:なんと!最後は、生物化学兵器を積んだ列車が暴走してしまうねん。
Y木:一緒や、一緒!
S原:いやあ、でも列車アクションのほかに、かっちょいい飛行機の墜落シーンまであるねんで。これはお得やでー。
Y木:お得ちゃうわ。
S原:チョコレートやと思って食べたら、中にアーモンドが入っていてビックリみたいな。
Y木:戦後すぐの子供か。
S原:今回は列車の止め方が面白いねんで。いつもは、犯人の乗っている車両と切り離して、犯人たちが谷底へ落ちて爆発…というパターンが多いねんけど、なんと!今回は、列車が雪山を走っているときに、戦闘機がミサイルを雪山に撃ちます!
Y木:そんなんしたら、雪崩が起きるがな。
S原:それでいいのです。雪崩を起こして、雪で列車を止めます。
Y木:主人公や犯人たちも乗ってるんやろ。そのままみんな雪崩で死んでしまうがな。
S原:はい、死にます。
Y木:………ムチャクチャやん。
S原:雪崩が起きる寸前に、主人公だけは「てやっ!」って感じで列車から飛び降りてセーフ。犯人たちはみんな雪に呑み込まれて死にます。
Y木:なんか身もふたもないな…あ、でも雪崩で生物兵器が漏れたりするんとちゃうの?
S原:いや、雪で冷えるからセーフ!
Y木:これ以上ないような適当な設定やな…
S原:言い忘れてましたが、主人公側の女性(ロシアの政府機関の人)も一緒に死にます。犬死です。
Y木:あかんやろ、それは。
S原:いえいえ、アメリカ人じゃないからOKです。アメリカ、ファースト!
Y木:そういう問題か。なんか頭の悪そうな映画やなあ…
S原:その通り。でもなぜか面白い。
Y木:おもろないわ。
S原:さあ、みなさん。これは意外とイケます。ほかの映画とどう違うのかと言われれば返事ができませんが、とにかく列車が衝突する場面はかっこええです。まあどこかの映画からの無断流用かもしれませんが、こういう映画はそれで良いのです!さあ、僕たちと一緒に、あなたも暴走列車に乗って、明るい未来へ出発進行!
Y木:乗りたくないなあ