あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「スネークトレイン」(2006年)の巻

 

スネークトレイン [DVD]

 

S原:今回はこちら!

Y木:ヘビ、列車…両方ともに興味ないおれには、キツイなあ…

 

(あらすじ)

巨大化したヘビが人々を襲うモンスターパニック。メキシコ国境沿いからL.A.へと走る鉄道に、邪悪な魂が宿った無数のヘビが侵入。平穏な家族、しがないビジネスマン、麻薬捜査官に謎のブロンド美女など、罪のない人々が次々と襲われていく。(アマゾンより引用) 

 

S原:この映画は衝撃的やった。まあ出来が悪いのはええねんけど、なんというかすべてピントが外れてて、それがいちいち感情を逆なでする、というか。

Y木:えらい言われ方やな。

S原:まず主人公は男性と女性ですが、女性が呪われるねんけど理由はわかりません。そこで、男は呪いを解こうとたばこの煙をフーフーと吹きかけますが、呪いは解けへんねん。

Y木:そりゃタバコじゃ、あかんやろ。

S原:それで女性の体からヘビがでてくるねん。これも理由は聞かんといて。とにかく、この映画では説明がないから(苦笑)

Y木:要するに「体からヘビが出てくる衝撃シーン」が映画の見どころなんやろうけど、どうせ特撮がしょぼいんやろ。

S原:というか、ただ単に汚いだけ。スライムみたいな粘っこい物質とともに、オエーって口から細いヘビがでてくるねん。

Y木:いややなあ…

S原:そして男性はヘビを集めます。ガラス瓶に入れていきます。

Y木:ガラス瓶にヘビを集める…?

S原:ほんまやねん。そして、2人はアメリカ(LA)行きの列車にのろうとします。

Y木:こんな奴らが来たら、アメリカも迷惑やろな。

S原:トランプ大統領はこういうこともあると予測して、メキシコ国境に壁を作りたかったんやろうなー。

Y木:ちゃうわ!

S原:男性のほうは、呪術ができるみたい。でも女性を助けられないから、親戚(おじ)のところに連れて行こうとするんやけど…その親戚が、その女の呪いを解く方法を知ってるってわけでもなく、ふつうの親戚みたい。

Y木:なんやねん、帰省かい。

S原:2人は列車に無理やり乗り込むんやけど、いかにもあやしい奴らがいる車両やねん。犯罪者集団っぽくて。まあ結局は助けてくれるねんけど、電車代は払わへんねん。

Y木:無賃乗車かい。

S原:それから女性の体から、また小さなヘビが出てきて、また男がガラス瓶でヘビをあつめるねん。

Y木:またかい。

S原:その集めたヘビが、ガラス瓶を突き破って列車の中はパニックになります。

Y木:いよいよやな。

S原:それでも男はガラス瓶にヘビを集るんやけどな。

Y木:しつこいなー。

S原:列車にはいろいろな人々がいます。女性2人組、ビジネスマン、麻薬捜査官、仲の良い家族など。ちなみに女性2人組は、まゆげが変な女性と短髪の女性です。短髪のほうはサービスショットもあるヨ。

Y木:そんなん、だれも期待してないやろ。

S原:とにかく、そんな感じで列車の乗客が紹介されていくねん。

Y木:ははーん。その中では、麻薬捜査官がキーパーソンやな。銃ももっているしな。

S原:いえ麻薬捜査官はほとんど活躍せんかった。

Y木:じゃあ、登場する意味ないやん。

S原:でも、ヘビとは関係なく、ちゃっかりと女性の足をナデナデしたりしてするで。

Y木:なんやねん、もう。

S原:なぜか檻にいる人もおるねんけどな。

Y木:檻からでれないから「ヘビが怖い、逃げられない!」ってなるんやな。

S原:いえ、ほんとうに檻にいるだけやったわ。

Y木:こいつも、登場する意味ないやん。

S原:ともかく、列車は一応パニックになるんやけど、本人たちの雰囲気は「こんな目にあうねんて…」という被害者感まるだしです。

Y木:いやいや、あんたらは加害者やろ。

S原:いろいろあるのですが、女性がヘビを生で呑み込んだりするシーンがあってな。

Y木:もうわかってる。ヘビを呑み込む場面は、失笑レベルのチープな特撮なんやろ?

S原:いえ、本当に呑んでるねん。

Y木:おえー、気持ち悪いわ!

S原:そのあと急に女性がヘビになって、巨大化します。そしていよいよパッケージにでてくる超巨大ヘビが……ジャーン!

Y木:わかってる。もうB級映画のお約束や。巨大なヘビはでません、やろ?

S原:ちゃんとでます。

Y木:でるんかい!…え、いや、ここは褒めなあかんところ…か?

S原:しかも、この映画で一番ダサい特撮です。

Y木:あかんやん。ここは予算をかけるところやんお願いやから、クライマックスはちゃんと作ってや。

S原:巨大ヘビは列車を呑み込みます。ヘビを退治するために、男性が呪文をブツブツいいます。ヘビは空に消えます。

Y木:最初から、その呪文を言えよ

S原:助かった乗客はやれやれ…という感じです。最後は、女性の足をエッチな感じで映して、おしまい。

Y木:おしまい…

S原:今回はストーリーを説明するだけなのに、あなたはずっと突っ込みっぱなしやったなあ。

Y木:なんか疲れた…

S原:さあ、ストーリーを語るだけでこんなにも盛り上がる映画は珍しいです。いかがでしたか?

Y木:今回ばかりはコメントのしようがない…

S原:さあ、3度の飯よりヘビが好きなあなた、ゲロとともにヘビがでてくるような映画が好きなあなた、マストバイですよ!