S原:今回はこちら!
Y木:ヘビ、列車…両方ともに興味ないおれには、キツイなあ…
(あらすじ)
巨大化したヘビが人々を襲うモンスターパニック。メキシコ国境沿いからL.A.へと走る鉄道に、邪悪な魂が宿った無数のヘビが侵入。平穏な家族、しがないビジネスマン、麻薬捜査官に謎のブロンド美女など、罪のない人々が次々と襲われていく。(アマゾンより引用)
S原:この映画は衝撃的やった。まあ出来が悪いのはええねんけど、なんというかすべてピントが外れてて、それがいちいち感情を逆なでする、というか。
Y木:えらい言われ方やな。
S原:まず主人公は男性と女性ですが、女性が呪われるねんけど理由はわかりません。そこで、男は呪いを解こうとたばこの煙をフーフーと吹きかけますが、呪いは解けへんねん。
Y木:そりゃタバコじゃ、あかんやろ。
S原:それで女性の体からヘビがでてくるねん。これも理由は聞かんといて。とにかく、この映画では説明がないから(苦笑)
Y木:要するに「体からヘビが出てくる衝撃シーン」が映画の見どころなんやろうけど、どうせ特撮がしょぼいんやろ。
S原:というか、ただ単に汚いだけ。スライムみたいな粘っこい物質とともに、オエーって口から細いヘビがでてくるねん。
Y木:いややなあ…
S原:そして男性はヘビを集めます。ガラス瓶に入れていきます。
Y木:ガラス瓶にヘビを集める…?
S原:ほんまやねん。そして、2人はアメリカ(LA)行きの列車にのろうとします。
Y木:こんな奴らが来たら、アメリカも迷惑やろな。
S原:トランプ大統領はこういうこともあると予測して、メキシコ国境に壁を作りたかったんやろうなー。
Y木:ちゃうわ!
S原:男性のほうは、呪術ができるみたい。でも女性を助けられないから、親戚(おじ)のところに連れて行こうとするんやけど…その親戚が、その女の呪いを解く方法を知ってるってわけでもなく、ふつうの親戚みたい。
Y木:なんやねん、帰省かい。
S原:2人は列車に無理やり乗り込むんやけど、いかにもあやしい奴らがいる車両やねん。犯罪者集団っぽくて。まあ結局は助けてくれるねんけど、電車代は払わへんねん。
Y木:無賃乗車かい。
S原:それから女性の体から、また小さなヘビが出てきて、また男がガラス瓶でヘビをあつめるねん。
Y木:またかい。
S原:その集めたヘビが、ガラス瓶を突き破って列車の中はパニックになります。
Y木:いよいよやな。
S原:それでも男はガラス瓶にヘビを集るんやけどな。
Y木:しつこいなー。
S原:列車にはいろいろな人々がいます。女性2人組、ビジネスマン、麻薬捜査官、仲の良い家族など。ちなみに女性2人組は、まゆげが変な女性と短髪の女性です。短髪のほうはサービスショットもあるヨ。
Y木:そんなん、だれも期待してないやろ。
S原:とにかく、そんな感じで列車の乗客が紹介されていくねん。
Y木:ははーん。その中では、麻薬捜査官がキーパーソンやな。銃ももっているしな。
S原:いえ麻薬捜査官はほとんど活躍せんかった。
Y木:じゃあ、登場する意味ないやん。
S原:でも、ヘビとは関係なく、ちゃっかりと女性の足をナデナデしたりしてするで。
Y木:なんやねん、もう。
S原:なぜか檻にいる人もおるねんけどな。
Y木:檻からでれないから「ヘビが怖い、逃げられない!」ってなるんやな。
S原:いえ、ほんとうに檻にいるだけやったわ。
Y木:こいつも、登場する意味ないやん。
S原:ともかく、列車は一応パニックになるんやけど、本人たちの雰囲気は「こんな目にあうねんて…」という被害者感まるだしです。
Y木:いやいや、あんたらは加害者やろ。
S原:いろいろあるのですが、女性がヘビを生で呑み込んだりするシーンがあってな。
Y木:もうわかってる。ヘビを呑み込む場面は、失笑レベルのチープな特撮なんやろ?
S原:いえ、本当に呑んでるねん。
Y木:おえー、気持ち悪いわ!
S原:そのあと急に女性がヘビになって、巨大化します。そしていよいよパッケージにでてくる超巨大ヘビが……ジャーン!
Y木:わかってる。もうB級映画のお約束や。巨大なヘビはでません、やろ?
S原:ちゃんとでます。
Y木:でるんかい!…え、いや、ここは褒めなあかんところ…か?
S原:しかも、この映画で一番ダサい特撮です。
Y木:あかんやん。ここは予算をかけるところやんお願いやから、クライマックスはちゃんと作ってや。
S原:巨大ヘビは列車を呑み込みます。ヘビを退治するために、男性が呪文をブツブツいいます。ヘビは空に消えます。
Y木:最初から、その呪文を言えよ
S原:助かった乗客はやれやれ…という感じです。最後は、女性の足をエッチな感じで映して、おしまい。
Y木:おしまい…
S原:今回はストーリーを説明するだけなのに、あなたはずっと突っ込みっぱなしやったなあ。
Y木:なんか疲れた…
S原:さあ、ストーリーを語るだけでこんなにも盛り上がる映画は珍しいです。いかがでしたか?
Y木:今回ばかりはコメントのしようがない…
S原:さあ、3度の飯よりヘビが好きなあなた、ゲロとともにヘビがでてくるような映画が好きなあなた、マストバイですよ!