S原:今回は、レビューが少ないこの映画!
Y木:あーロボットとかゾンビとか宇宙人やな。
(あらすじ)
最新鋭のMRIが引き起こす恐怖を描いたメディカルサスペンス。スキャンテック社が長い月日の末に開発したMRIで検査を受けることになったジェイミーは、検査中に発作を起こし死亡してしまう。父親のステファンは真相を解明しようと病院に潜入する。
S原:ロボットとかゾンビとか宇宙人は出てきません。これはちゃんとした医療ドラマです。
Y木:えーそうなんや。
S原:これはなあ……
Y木:なに?
S原:辛気臭いねん。
Y木:そういう映画やろって。
S原:そうなんやけどな。結局は、医療過誤を追求する地味な映画なのよ。ストーリーも理解できるし、登場人物たちの行動原理も分かる。でもなあ、話が地味で小粒すぎるわ。いや小粒なんはええねけど、正攻法に演出してるから、NHKの90分ドラマみたいやねん。
Y木:あーなんとなくわかる。
S原:要するに、友達に「どう?この映画?」って聞かれたら、「まあ、べつに観なくてもええんちゃう?」と答えるかな。ストーリーは単純やねん。娘がMRIを受けている時に急死してしまう。父親は、急死するのはおかしいと病院につめよるが、病院は非を認めない。父親は変装をして病院に潜り込んで、真相を探そうとする…こんな感じです。
Y木:復讐するってこと?
S原:いや調べるだけです。
Y木:地味やな。でも主人公は怒りに任せて行動するんやろ?
S原:いや結構落ち着いてました。
Y木:あーそう…で、真相は?
S原:コンピューターウイルスが原因です。
Y木:あーそう…で、犯人は?
S原:病院の職員です。
Y木:あーそう……(苦笑)
S原:やろ?地味で普通の話を淡々とみせられてみ?何の印象も残らへんって。友達が東京旅行に行ったあとに、「スカイツリーにいったで。やっぱ高かったわー」と言われても、「あーそう」としか言わへんやん?スカイツリーは高い建築物やん?それと一緒やな。
Y木:わからんでもないけど、友達やからそういう話をするわけやろ。
S原:いやいや、友達なら「スカイツリーから変な電波がでていて、あれ以来、頭の中で他人の声がするねん。弱ったわー」くらい言うやろ?
Y木:言うか!電波とか言うな!
S原:いやあ、参った。この映画はほんまに印象に残りません。そのくせ、それに娘を亡くした父親が苦悩する姿を延々とみせられる。あーヤダヤダ、辛気臭えええ!
Y木:わかったわかった。
S原:というわけで、B級映画のわりには普通の出来で、ちゃんと観れますがおススメしません。こういうのが一番困るんですよねえ…(ため息)というわけで、今回はこれ以上話すことがないのでおしまい!ワゴンセールコーナーで見つけても気付かないふりしてスルーしてくださいませ!