あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「ドローン・ヴァイルス」(2004)の巻

ドローン・ヴァイルス [DVD]

S原:今回は、レビューが少ないこの映画!

Y木:あーロボットとかゾンビとか宇宙人やな。

(あらすじ)

最新鋭のMRIが引き起こす恐怖を描いたメディカルサスペンス。スキャンテック社が長い月日の末に開発したMRIで検査を受けることになったジェイミーは、検査中に発作を起こし死亡してしまう。父親のステファンは真相を解明しようと病院に潜入する。

 

S原:ロボットとかゾンビとか宇宙人は出てきません。これはちゃんとした医療ドラマです。

Y木:えーそうなんや。

S原:これはなあ……

Y木:なに?

S原:辛気臭いねん。

Y木:そういう映画やろって。

S原:そうなんやけどな。結局は、医療過誤を追求する地味な映画なのよ。ストーリーも理解できるし、登場人物たちの行動原理も分かる。でもなあ、話が地味で小粒すぎるわ。いや小粒なんはええねけど、正攻法に演出してるから、NHKの90分ドラマみたいやねん。

Y木:あーなんとなくわかる。

S原:要するに、友達に「どう?この映画?」って聞かれたら、「まあ、べつに観なくてもええんちゃう?」と答えるかな。ストーリーは単純やねん。娘がMRIを受けている時に急死してしまう。父親は、急死するのはおかしいと病院につめよるが、病院は非を認めない。父親は変装をして病院に潜り込んで、真相を探そうとする…こんな感じです。

Y木:復讐するってこと?

S原:いや調べるだけです。

Y木:地味やな。でも主人公は怒りに任せて行動するんやろ?

S原:いや結構落ち着いてました。

Y木:あーそう…で、真相は?

S原:コンピューターウイルスが原因です。

Y木:あーそう…で、犯人は?

S原:病院の職員です。

Y木:あーそう……(苦笑)

S原:やろ?地味で普通の話を淡々とみせられてみ?何の印象も残らへんって。友達が東京旅行に行ったあとに、「スカイツリーにいったで。やっぱ高かったわー」と言われても、「あーそう」としか言わへんやん?スカイツリーは高い建築物やん?それと一緒やな。

Y木:わからんでもないけど、友達やからそういう話をするわけやろ。

S原:いやいや、友達なら「スカイツリーから変な電波がでていて、あれ以来、頭の中で他人の声がするねん。弱ったわー」くらい言うやろ?

Y木:言うか!電波とか言うな!

S原:いやあ、参った。この映画はほんまに印象に残りません。そのくせ、それに娘を亡くした父親が苦悩する姿を延々とみせられる。あーヤダヤダ、辛気臭えええ!

Y木:わかったわかった。

S原:というわけで、B級映画のわりには普通の出来で、ちゃんと観れますがおススメしません。こういうのが一番困るんですよねえ…(ため息)というわけで、今回はこれ以上話すことがないのでおしまい!ワゴンセールコーナーで見つけても気付かないふりしてスルーしてくださいませ!