あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

まだまだあります!(たぶん)知られざる日本映画を12本観る!「ポールダンシングボーイ☆ず 」(2010)の巻

ポールダンシングボーイ☆ず<初回限定盤> | HMV&BOOKS online - PCBG-51878

S原:今回はこちら、男のポールダンス!

Y木:はあ、いろんな映画があるなあ……

 

(あらすじ)

お笑い芸人を目指すアツシ(荒井敦史)とシンタロウ(阿久津愼太郎)は、単独ライブ用の貯金をお笑いワークショップにつぎ込む。彼らが教室に出向くと、そこにはリストラされた会社員のヤマグチ(山口賢貴)や、東北から出てきたミッチー(三津谷亮)ら地味なメンバーが集まっていた。そこにお笑いとは無関係のポールダンサー、ナミコ(泉カイ)が現れ……。

 

S原:これは出来は普通やったけど、ぼくは好印象やねん。まあ題材が題材やから、観る人を選ぶやろうけど。

Y木:青春スポ根みたいな感じ?

S原:そういう要素もあるけど、どちらかと言うと「ダメになりかけた若い男たちが奮起する話」かな。もちろん、ポールダンスで奮起するわけね。

Y木:これ、男性アイドルたちが主演やろ。ジャニーズ?

S原:ジャニーズではありません。ワタナベエンターテインメント所属で、若手男性俳優ユニット“D-BOYS”の弟分ユニット、“D2”のメンバーです。今回、出演するのは荒井敦史阿久津愼太郎山口賢貴近江陽一郎上鶴徹三津谷亮池岡亮介西井幸人、根岸拓哉、陣内将の10人。そのうち8人がポールダンスをします。

Y木:ごめん、全然知らんわ。

S原:ぼくも知らんかった。でも先入観がないから、その方が良いです。キムタクはキムタクにしかみえないので。

Y木:まあ、いつも同じ感じの役やしな(苦笑)

S原:で、この映画の一番良いところは、そのD2のメンバーたちやねん。

Y木:ほう。演技がいいとか?

S原:演技はまあまあですが、存在感があります。あと立っている姿が良い。でも一番良いのは、ちゃんとポールダンスをしているところやな。かなり練習したんとちゃうかな。

Y木:じゃあ、映画としては成功やろ。

S原:そうやな。成功した要因はすごく明確やねん。それは、D2のメンバーたちがちゃんと脱いでること、です。

Y木:あー言いたいことは分かる。

S原:かなり前に「ダイブ!!」(2008)って映画を紹介したのを覚えてる?

Y木:覚えてない。

S原:そのときに、林遣都池松壮亮溝端淳平を褒めたんやけどな。演技も良かったけど、彼らがきちんと競泳水着姿を見せてるし、しかも鍛えた体(細マッチョ)やから、説得力があるねん。飛び込み選手の役やから当たり前という人もおるかもしれんけど、その「当たり前」が出来ていない映画とか役者が多いやろ。 

Y木:まあな。

S原:「ポールダンシングボーイ☆ず 」も、それに近いです。

 

talksessionyands.hatenablog.com

 

S原:反対に、「男女逆転 吉原遊郭」(2008)とかは全くダメやった。遊郭の話なのに、男優が全く脱がない。ストーリーや演出云々ではなくて、そもそもこれでは遊郭にいる男(遊男)にみえません。もっと萌えを意識して色気を感じさせてほしいですよ、はい!

Y木:どの視点で話をしてるねん?

 

talksessionyands.hatenablog.com

 

S原:ただ、この映画は欠点もあるのよなー。

Y木:なに?

S原:10人近くヤングな男がでてくるとな。ほとんど区別がつきません……

Y木:それは、おまえがオッサンやからやろ。若い娘とかファンは区別つくからOKなんやろな。

S原:そうそう。普段、ジャズを聴いていない人にとっては、山下洋輔渡辺香津美も一緒やからな。

Y木:その2人は楽器が違うから区別できるやろ。

S原:楽器の違いくらい、この映画も分かりやすくしてほしかった。でもまあ、楽しかったで。

 

画像・写真 | ボーイズユニット・D2がポールダンスに挑戦 主演映画の舞台裏 2枚目 | ORICON NEWS

 

Y木:話は?

S原:ほとんど語ることがないです。それぞれ、訳ありのキャラたちが騙されてある場所に集まります。そこはポールダンス教室でした。そのまま、ひょんなことからポールダンスをすることになる。SNSでバズって、最後はライブハウスでお客さんが一杯になります。クライマックスは、男達の熱きポールダンスショーね。

Y木:結構、ストレートな話やな。

 

ポールダンシングボーイ☆ず : 作品情報 - 映画.com

 

S原:それでええと思う。練習中から、Tシャツに短パンで健康的な生足がバンバンでるし、局部にファウルカップを付けたブリーフシーンもちゃんと撮ってます。ファウルカップをつけたまま、外に出て行ってオバサン2人が興奮するという名場面もあるで。

Y木:なんやねん、それは。しかしファウルカップをつけて、ポールダンスを出来るんか?

S原:先生に「そんなものは外しなさい!」って怒られてたわ(笑) 同じポールダンス教室に通う女子2人(そのうち1人は、ブレイク前の橋本マナミ)がレオタード姿になるけど、観ていると「そんなんええから、もっと男子(の半裸)を見せてや!」って思ってしまう。

Y木:やめろ。おまえ、そういう趣味ないやろ。

S原:あと、この映画の一番の見どころは、ふんどし姿やろうな。

Y木:へえ、ふんどし。

 

ポールダンシングボーイ☆ず」のワンシーン。この映画には俳優集団D-BOYSの弟分、D2のメンバーが総出演している。 -  SuG新曲は“男だらけのポールダンス”映画主題歌 [画像ギャラリー 1/3] - 音楽ナタリー

 

S原:山本譲二以来やで、テレビ画面でふんどし姿を見たのは(笑) ともあれ直球勝負で、ポールダンスの説得力で最後までいきます。というわけで、この映画は完全にファン向けですが、ファン以外でも若い男子の半裸に萌える人にはおススメです~!

まだまだあります!(たぶん)知られざる日本映画を12本観る!「腐女子」(2009)の巻

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S原:さあ、今回は文字通りの「腐女子」!

Y木:思い付きで作ったんやろなあ……(ため息)

 

(あらすじ)

呪われた我が子の身体を取り戻すため、母は鬼となる!腐るのは女と子供!
子供が生まれない事を苦に精神を蝕んだ佐里は夫・勝也の知り合った黒魔術師の呪いにより子供を授かる。
6年後、事故で我が子を失う。再び半狂乱状態の母親・佐里は事故で死んだはずの我が子を復活させる為、黒魔術の力を頼る。しかし、復活した我が子は身体のあちこちがただれ、腐蝕が進み・・・

 

S原:これは、自主映画みたいやった。

Y木:出来がひどい?

S原:というか「まともに作れていない」の一言に尽きる。画面の明るさがカットごとに変わるし、同時録音なのかしらんけど、音もバラバラ(音質も音量も周りの音も)。カットのつなぎも不自然やし、ちょっとこれではなあ。

Y木:わざとちゃうの? 狙いと言うか。

S原:それもわからん。意図してこういう演出をしたわけではないと思うけど……

Y木:内容云々を言う前に、ちゃんと作ってくれよってこと?

S原:そうそう。おそらくスプラッター描写が目玉やねん。なので、そこに力を入れるのはええねんけど、それ以外にも普通のレベルにして欲しかった。これでは、なんとなく観た人は失笑するって。

Y木:なんとなく、これを観る人なんかおらんやろ。

 

S原:あらすじは、上の通り。ある夫婦がおるねんけど、妻は心のバランスが不安定やねん。どうしても子供が欲しい妻は、占い師(魔術師?)に相談をする。この占い師が黒魔術を使う怪しい女性で、目の周りがパンダみたいやねん。

Y木:パンダって。

 

 

S原:で、パンダの占い師が、子供を授かりたければ、薬草とか生きた猫とかいろいろと持ってこい、と言われる。その通りすると、見事妊娠する。

Y木:ほう。それで?

S原:次は6年後。夫婦は、子供と幸せに暮らしていたけど、ある日子供は事故で亡くなってしまう。また、占い師のところへ向かうと「子供を生き返らせるには死んでもよい者(体)を連れて来い」と言われる。

Y木:どうするの? だれか殺すの?

S原:はい。殺します。夫はかつて不倫していてな。久しぶりに不倫相手を誘って、そのまま殺して、占い師のところへ持っていく。占い師は、謎の呪文を唱えて、主人公夫婦の子供をよみがえらせる。しかし、その子供は、生身の生き物を食べないと体が腐っていくという特異体質で……という話です。

Y木:体が腐ったりする場面がメインやな。

S原:うん。体を切ったりな。まあ、好きな人にはたまらんかもしれんけど、とくに怖くなかった。もちろん気持ち悪いけど。

 

 

S原:奥さん役(品川美月)は熱演やったけどな。他が雑すぎて今回はちょっと褒めにくいです。もっと丁寧に、というよりも普通に撮っておくれ。

Y木:その普通に作るって難しいことをこのブログが証明してるやん(笑)

S原:そうやねんなあ。お金をかけても変な映画が出来てしまうから……というわけで、みなさま。今回は、本当にホラーマニア向けの作品です。それ以外の人には」おススメ出来ません。 あ! 言い忘れた!

Y木:なに?

S原:この夫婦の子供、女子じゃなくて男子やねん。なので「腐女子」ってタイトルも間違っています。

Y木:………え?

 

まだまだあります!(たぶん)知られざる日本映画を12本観る!「臨時コーチ」(2004)の巻

臨時コーチ

S原:さあ、定期的に特集している「知られていない邦画」シリーズですよ。まずはこちら!

Y木:このシリーズ、マイナーな映画すぎて評判が悪いのになあ……

 

(解説)

ウルトラマンネクサス』で姫矢役を演じて話題となった、端正なマスクと誠実な演技力で今後の活躍が期待される俳優・桐島優介主演のショートムービー。激動の日本プロ野球界を舞台に、謎の「12球団オーナー誘拐事件」の顛末を描いたサスペンスドラマ。

 

S原:このブログをはじめてから、中古DVDを買うときに、聞いたことのないマイナーな日本映画を買う癖がついてしまってな…(苦笑) これは、そのなかの1本です。

Y木:普通に観たい映画を観ればええのに。もしくは「掘り出しもの」を狙うとか。

S原:一応、「おお、意外に面白いかも?」と思ってゲットするんやけどな。まあ、結果はこの通り、死屍累々やなあ。で、この映画は短編やねん。なんと15分です。

Y木:へえ、15分。

S原:なので、あまり話すことがないねんけどな。主演は、桐島優介。なかなか良い顔をしています。この人が、スナイパー(らしい)です。で、依頼を受けるところから始まります。昔、プロ野球のストがあったやろ?

Y木:あーあれは古田が頑張ったよな。ナベツネが「たかが選手が!」と言ったやつな。覚えてるで。

S原:そのままじゃないけど、あれをモチーフにしています。で、12球団のオーナーを誘拐して、袋詰めにして野球のグラウンド(地方の球場?)に転がします。

Y木:殺すの?

S原:いや、そのまま銃で脅して草野球をさせます。

Y木:草野球か。オーナーっておじいちゃんたちやろ。

S原:うん、なので野球なんか全然できません。主人公は監督になるんやけど、相手チームにさんざん攻撃されます。たしか、45点くらい入れられてたと思う。

Y木:45点(笑) それはすごいな。というか、相手チームってどこ?

S原:そのへんの説明は省略されてます。たぶんわざとやろうな。で、おじいちゃんチームが奮起して、最後に1点をいれます。主人公も喜びます。

Y木:ふーん。いつのまにかおじいちゃん達も野球好きな気持ちを取り戻したってことか。

S原:そのへんもハッキリしない。たぶん、そうやと思う。

Y木:それで?

S原:そのまんま、標的を銃で撃ちます。

Y木:え?

S原:野球とは無関係の標的ね。たぶん、野球場の周りをランニングしているところを撃った、ということやと思う。このへんも説明を省略してます。

Y木:撃った主人公はどうするの? 

S原:走って逃げます。そのあと、プロ野球での選手とオーナーたちが和解(?)したニュースがテレビで流れます。主人公には、電話で別の依頼があります。主人公は「いまからバグダッドに行くから依頼は受けれない」と話します。おしまい。

Y木:それだけか。ほんまに短編やな。

S原:なかなか興味深かったで。ただ、さすがに15分は短い。よくわからないうちに始まって、よくわからないうちに終わる。

Y木:まあ短編はそうなるかもな。

S原:監督(英勉・はなぶさ つとむ)が、説明を排した演出にチャレンジした姿勢は買いたいんやけどな。ただ、ウィキペディアにも、この作品は載ってないから、ほぼ自主映画に近いかも、です。というわけで、みなさん。これは異色作ですが、映画製作に興味がある人には参考になる部分も多いと思います。桐島優介ファンは買いでしょう。変わった映画を探している人は、一度手に取ってくださいませ~!

「アイス・ソルジャー」(2013)の巻

アイス・ソルジャー [DVD]

S原:さあ今回は、カナダのSFアクション!

Y木:なんか、こういうジャケットって、この世に100本くらいあるんちゃうの?

 

(あらすじ)

カナダ北部にある厳冬の地で、科学者が冷凍保存状態で3体のロシア人を発見。解凍を試みるが、やがて科学者の1人マルローは恐ろしい脅威を解放してしまったことに気づく。3体の男たちはかつてソ連アメリカ合衆国テロ攻撃を目的とし極秘開発した、究極の戦闘能力を持った遺伝子改造の最強兵士だったのだ。やがて目覚めた男たちは逃走し、科学者を次々と殺していく。唯一生き残ったマルローはひとり、男たちを追うのだが…。

 

S原:これは、ターミネーターのばったもんやった。

Y木:いかにもやなあ。どうせ、サイボーグ要素がほとんどないんやろ。

S原:その通りです。まあ、よくあるB級映画なんやけど、ちょっと良いところもあるねん。まずは、マイケルがでていること。

Y木:ええ、マイケル・ジャクソンが?

S原:マイケル! マイケルといえばアイアンサイドやないの!

Y木:……え?

S原:あのマイケル・アイアンサイド

Y木:だから、誰やねんって!

S原:「スキャナーズ」(1981)の人やないの! ニックネームは「カナダのジャック・ニコルソン」!

Y木:知らんわ、そんな奴。

S原:えー「面会時間」(1982)とか、怖かったやん。この人の顔だけが。

Y木:顔だけかい。

 

面会時間 [VHS]

面会時間 - Akiのホラー映画日記

 

S原:まあ、そういうマニア受けする人ですよ。つぎに良い点は、ちゃんと雪山で撮影しているところ。寒そうにみえるし、撮影も大変やったんちゃうかな。

Y木:それはええけど、出来はどうやった?……と聞くまでもないか(苦笑)

S原:いや、意外に普通やったよ。この手の映画ではよく出来た方ちゃうかな。3人のターミネーターもどきがでてくるねんけどな。ソ連で秘密裏に遺伝子操作された開発された兵隊やねん。それがカプセルに入った状態で発見されます。場所はもちろんカナダね。で、回収しようとしたら、案の定暴れて逃げていしまいます。これが、オープニングです。

 

aisu4.jpg

 

Y木:ターミネーターみたいな機械の体?

S原:いや、ただの裸のおじさんです。

Y木:そうなんや。じゃあ裸のおじさんを探しに行くと。

S原:いや、そこから50年後になります。

Y木:え? なんで?

S原:よくわかりません。S原注:一応、ラストの伏線のための強引な設定だと思います) で、その3人を利用して金儲けしようとした奴らがいます。裸の3人は逃亡していろんな場所でヤンチャをします。このまま放置すると、世界の危機(?)です。主人公は、それを阻止すべく戦っていく……こういう感じです。

Y木:なんかもう……飽きたなあ、そういう話。思うねんけど、いまだにこういう映画って作られ続けてるやん? 作り手側もこういうのが好きなんやろうか?

S原:それもあるけど、やっぱり需要があってDVDとか(少しは)売れるんとちゃうかな? こういうのが好きなマニアはおるやん。

Y木:おまえみたいな奴やな。

S原:いやいや、ぼくなんか全然。ホラーとかSFとかアニメとか特撮とか何十年も観続けてて、ブログとか詳細にUPしている人もおるやん。あそこまでの熱量はない。というか、最近はさすがに疲れてきたし(苦笑)

Y木:それはともかく、この映画で印象に残った場面とかないの?

S原:さっきも言ったけど、ちゃんと雪山とか凍った湖でロケしてるところが良い。建物とかも上手く作ってます。あとは、映画としても意外にしっかりしてる。つじつまも合ってるしな。

Y木:つじつまが合ってるのが良い点って、どういうレベルで観てるねん。

S原:あとは、ターミネーターもどきのおじさんもソ連っぽくて良い雰囲気やったで。ソ連っぽいというか、まあ「ロッキー4」の頃のドルフ・ラングレンっぽいねんけど。

Y木:いつまで引っ張るねん、ドラゴを(苦笑)

 

ドミニク・パーセル  アイスソルジャー に対する画像結果

S原:全体としては楽しめるねんけど、ある一点が気になってな。途中からそればっかり気になって集中できんかった。

Y木:気になる点?

S原:そら豆。

Y木:は?

S原:そら豆みたいやねん。

Y木:なにが?

S原:登場人物の顔が。

Y木:知らんがな。

S原:ほんまやねんって! 顔の下半分が少しふっくらしている俳優ばっかりでてくるのよ。まずは、主演のドミニク・パーセル ね。

 

ドミニク・パーセル  アイスソルジャー に対する画像結果

 

S原:次は、アダム・ビーチね。主人公を助けます。

 

アダム・ビーチ アイスソルジャー に対する画像結果

 

S原:さらに、敵役のガブリエル・ホーガンね。

 

ガブリエル・ホーガン アイスソルジャー に対する画像結果

 

S原:あとはラウール・バネジャね。

 

ラウール・バネジャ | 映画ポップコーン

S原:ヒロインのカミール・サリバンね。

 

カミール・サリバンの出演時間

 

S原:どう? みんなそら豆っぽい顔やろ?

Y木:そうかー? 別に普通やん。

 

そら豆 写真 フリー に対する画像結果

S原:こればっかりは映画を観てもらわんとわからんけどな。とにかくそら豆を思い出して、ビールが飲みたくて仕方なかったわ(笑)

Y木:よくわからんぞ。

S原:というわけで、みなさん。この映画はわりと楽しめます。おつまみにそら豆を用意して、ビールを飲みながら鑑賞してくださいませ~!

 

 

(カナダ版(?)のブルーレイ。やっぱりそら豆です・笑)

 

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「ルームズ・フォー・ツーリスト」(2004)の巻

ルームズ・フォー・ツーリスト - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画

中古DVD ルームズ・フォー・ツーリスト 残虐ホステルの夜(ホラー)|売買されたオークション情報、ヤフオク! の商品情報をアーカイブ公開 -  オークファン(aucfan.com)

S原:今回はアルゼンチンのホラー!しかも白黒!

Y木:へえ。

(あらすじ)

都会からブエノスアイレスの片田舎にやって来た5人の少女たちが、たまたまバスで乗り合わせる。5彼女たちは乗るべき鉄道を逃して、名も知らぬ街で一夜の宿を借りることになる。紹介された宿の部屋で不穏な空気を感じ、なかなか眠れない彼女達だったが、ちょうどその時、館内に女性の叫び声が響く。ただ1人姿の見えない娘の部屋へ飛び込むが、そこには大量の血痕が……

 

 

映画遁世日記ルームズ・フォー・ツーリスト』(2004) - Habitaciones para turistas – | momoな毎日

 

S原:これはDVDのパッケージが全然良くない。この映画を象徴する良いデザインにすれば、もっと世に広まるはず。大体、カラーじゃないし。

Y木:確かに、これを観るとB級ホラーやと思うよな。

S原:全然違います。これは超個性的な映画です。作家性があるというのか、なかなかユニークやった。

Y木:ほう。やっぱり映像が?

S原:うん。まず白黒の映像が良い。すごく陰影がハッキリしていて、全体的に不安感がある。監督は、アドリアン・ガルシア・ボグリアーノという人で、なんと製作始めたのが19歳の時で、そこから4年かけて完成させたらしい。

Y木:へえ、それはすごいな。

S原:根性と意地やろうな。全編にわたって、監督がやりたいことが明確やねん。B級映画によくある「何をしたいんか分からん」という感じはない。それだけでも、僕としてはOKやねんなあ。

Y木:今回は、当たりみたいやな。

S原:細かいことを言い出せば切りがないけど、あえて「大当たり」と言いたい。それくらい頑張っています。

ルームズ・フォー・ツーリスト | むすめの右フック本日の映画 『ルームズ フォー ツーリスト』: 世界のホラー・ショー with 格闘映画博物館

Y木:ネットの評判はどうなん?

S原:評価は割れているけど、高評価の方が多いかな。知る人ぞ知るカルトホラーと言っていいと思う。よく「悪魔のいけにえ」を引き合いに出している人がいるけど、確かにそうかも…

Y木:えー、あんな異様な映画なん?

S原:いやーあれよりは端正に作ってるし、整合性もとれてます(笑) でも、全編に満ち溢れる不穏な空気が……ぼく、絶対にアルゼンチンの田舎には旅行に行きたくない。

Y木:どうせ行かんやろ。

S原:まあな。ストーリーはもう単純すぎて、話すこともないくらい。一軒家で殺人鬼たちに襲われるだけ。とにかく、この映画の目玉は「暗闇でおびえる女子たち」、これだけやねん。びくびくしている女子が好き人は、もうよだれが垂れるはず。ただ、ちょっと残念なポイントもあるねん。

Y木:ほう。

S原:少し緩急がなくて一本調子なのよ。途中がちょっとだるかったかな。あとは、襲われる女子たちのキャラクターが少し分かりにくい。順番に殺されていくという展開が続くから、そこはスローに感じたかな。

Y木:なるほどな。解説を読むと、スプラッターシーンも売りみたいやな。

S原:うん、これも好きな人には大好物やと思う。この監督はスラッシャーも撮りたかったみたいで、かなり粘着質に描写しています。腕がちぎれたり、眼がつぶれたり、ナイフでお腹をスーッと切ったり、そう内臓がぐちょっと出たり……そういうのがたくさんあります。個人的には、スプラッターにはあんまり興味がないから、僕としては無くてもよかったけど。

 

ルームズ・フォー・ツーリスト | むすめの右フック映画遁世日記

 

Y木:殺人鬼たちに襲われて、一軒家から逃げれるの?

S原:逃げます。最後の方で、主人公が怪我をした女性をおぶって街に行きます。南米特有の自然の多い風景と、女子たちが恐怖でオロオロしている様子が奇妙ですごく良い。炎天下で助けを求めるけど、街の人は無表情に見つめるだけ。ここは不気味やったわ。ぼくはこの場面が一番好きやな。

Y木:町の人は助けてくれるの?

S原:そこからがクライマックスやから、内緒です。これは、機会があれば観てほしいなー。あとは映像特典で、予告編があるねんけど、これがカラー映像やねん。

Y木:へえ。

S原:このカラーの色合いもすごく良い。ちょっと80年代っぽいカラーやねん。いつかカラー版と白黒版の両方を収録したDVDを販売してほしい。

Y木:完全にマニア向けやな。売れへんやろうなー。

S原:ということで、みなさん! どうもキリスト教邪教?)とか信仰心とか田舎町特有の閉鎖空間とか、隠れたメッセージがありそうですが、そのへんの匂わせ加減も悪くないです。かなり変わった映画ですが、映画好きなら観て損はないはず。一度、ご賞味あれ~!

「砂漠でサーモン・フィッシング」(2012)の巻

 

砂漠でサーモン・フィッシング [DVD]

映画チラシサイト:砂漠でサーモン・フィッシング

 

S原:今回は、パッケージだけで選んだこの映画!

Y木:ちょっと変わった映画っぽいな。

(あらすじ)

英国の政府機関で働く水産学者のジョーンズ博士の元に、ある日、バカげた仕事の依頼が舞い込む。それは砂漠の国イエメンの大富豪からで、川を作って、鮭釣りをしたいというものだった。ところがその話を耳にした英国外務省は、中東との緊張緩和のために支援を決定。国家をあげてのプロジェクトとしてジョーンズ博士が携わる事になって・・・

 

S原:これは、上のあらすじの通り。捻った、というか荒唐無稽なプロジェクトにチャレンジするお話です。

Y木:面白そうやん。実話?

S原:実話ではないみたい。ポール・トーディの小説「イエメンで鮭釣りを」が原作です。これは、人によって「大人の童話」のように感じて興味を持つか、「バカバカしい物語」と感じてスルーしてしまうかの2通りやろうな。

Y木:ハリウッドが喜びそうな題材やけどな。

S原:うん。個人的には「ユーモアのあるホラ話」みたいで僕は好きです。

 

砂漠でサーモン・フィッシング : 作品情報 - 映画.com

 

Y木:映画の出来はどうなん?

S原:なかなか上手いよ。起承転結もちゃんとしています。砂漠に水が漂う場面なんかは、たぶんCGやろうけど、なかなか見応えがあります。ただなあ……

Y木:なに?

S原:なんというか「旨味」みたいなものがないねん。カロリーゼロの低アルコールビールみたいで確かに良く出来ているんいやけど、どうも物足りない。

Y木:その例えでは、よくわからん。

S原:この映画では、①砂漠に本当に鮭釣りが出来るようになるのか?(プロジェクトが成功するのか?)と ②主人公たち(男女)2人の恋の行方がどうなるか? の2つが見どころやと思うねん。映画が進むにつれて、②の要素がどんどん大きくなっていく。恋愛映画に期待した人はOKやけど、ぼくみたいに①に期待してると肩透かしをくらう。

 

 

Y木:なるほどな。でも数々の難曲を乗り越えるんやろ?

S原:うん。でもどうも薄味やねん。もっと、いろいろな局面でシビアなほうが印象に残ったはず。イエメンなんて異国人がいけばカルチャーショックだらけやん?そんな異国の地で、主人公たちはある意味人生をかけて取り組んでいるので、もっと真剣で切羽詰まってると思うんやけど……

Y木:恋愛要素をバッサリと切り捨てたほうが良いってこと?

S原:個人的にはそう思う。例えば、「プロジェクトは成功するけど、主人公はフラれる」とか「プロジェクトは失敗するけど、主人公は新しい価値観を持つ」とか、そういうほうが余韻が残ったかも、です。

Y木:そういうのは「ハリウッド」的ではないから、やっぱり難しいんとちゃう?

S原:そうなんかなー。でもせっかくのユニークな題材やのに、無難な作りになってしまって結局は「どこにでもあるよく出来たロマンチックコメディ映画」の1本になってしまった…ちょっともったいないなあ。

 

砂漠でサーモン・フィッシング5枚目の写真・画像|cinemacafe.net

 

Y木:今回の映画はおススメ?

S原:うーん。「悪くないですが、あんまり期待せずに観てください」かな。というわけで、ユアン・マクレガーのファン以外は無理してゲットしなくてもよいかも、です!

 

【閑話休題】 ハライチ風に語る 「エディ・マーフィ」の巻

Mr.マシンガントーク「エディ・マーフィー」 | 化猫の生態

ハリウッドがエディ・マーフィーをキャストしない理由 - Japanese

S原:どもー、ワゴンイチです~!よろしくお願いします〜!ねー!

 

Y木:いやー最近ね、エディ・マーフィがすごいね。

 

S原:エディ・マーフィがすごい⁉ しかも最近⁉ どうゆうことですか?

 

Y木:いやー永遠のスターですからね、エディは。

 

S原:まーそうですよね。確かにね。昔から彼の金ピカの笑顔は変わりませんから。アレをみればね。誰でもハッピーになれますよ、うん~。

 

Y木:「ビバリーヒルズ・コップ」(1984)とか「ナッティ・プロフェッサー」(1996)とかね。ヒット作も多いですから。

 

S原:そうですよ、はい。「ビバリーヒルズ・コップ」のアクセル・フォーリーは、すごい早口で喋る刑事。一方、「ナッティ・プロフェッサー」のクランプ教授は、特殊メイクで太った教授役。全然違う役柄で両方ともヒットさせちゃって。こんな芸当はエディだからですよ。スティーブン・セガールは毎回同じ役! キムタクは毎回同じ演技! ですからね。それに比べればもうね。

 

Y木:あとは、「ドクター・ドリトル」(1998)とか、ありましたね。

 

S原:なんと動物と話ができるお医者さんなんですよね。あれはびっくりしました。何といっても、動物と話ができるんですから、ねえ、うん~。

 

Y木:あとは、「星の王子 ニューヨークへ行く」(1988)ね。

 

S原:あーありました。ザムンダ王国の大富豪の王子がね、ニューヨークに来てヤンチャしちゃう、という話でしたね、はい。実際は大したことしてないんですけどね。なんか、すごいことをしているように見える、不思議な映画でしたねえ。

 

Y木:あと「星の王子さま ニューヨークへ来てしまう」ね。

 

S原:え? 星の王子さまが、ニューヨークに来ちゃったの⁉ 砂漠じゃなくて? だめだよ~、サン=テグジュペリに怒られちゃうよ~。なんで、大都会に来てしまったの? というか、ずっと小さな星に住んでればいいんじゃん。こんな空気の悪いところに来ないで。早く星に帰りなって。ね?

 

Y木:あと「星の王子さま 翻訳で揉めてしまう」ね。

 

S原:あー揉めちゃったの? ほら翻訳が自由にできるようになったからかなー。でも、ダメだって、翻訳家同士の飲み会で揉めちゃダメ、うん。みんなで楽しく生きればいいじゃない。ほら、星空をみたらみんな笑っているよ、ね? そのうち村上春樹が翻訳すると思うから。そうすれば、新潮社が「決定版!」とか勝手に名づけるから、ね? もう揉めないで~、うん。

 

Y木:あと「星の王子 避妊をしなかった」。

 

S原:あーパート2ね。続編のことね。「星の王子 ニューヨークへ行く2」(2021)ね。誰も観てないからわからないんだけど、避妊しなかったんだ。だから婚外子が登場しちゃうんだ~。いやーダメですよね、そういうのはちゃんと。しっかりとしないとね。田中角栄を反面教師にしないとね。いまだに田中真紀子は怒ってますから、はい。

 

Y木:「エディ・マーフィ 避妊をしなかった」。

 

S原:だよね、だよね~。10人も子供がいるもんねえ。なんでだろうね~、うん。エディもちゃんとしないとね。「エディの下半身が、アクセル・フォーリー!」みたいな。あとは「エディのチョメチョメは、48時間だYO!」みたいな。こらエディ、ふざけてないで避妊しろ!ってね。えへへ。

 

Y木:「エディ・マーフィ 司会者をビンタした」。

 

S原:ダメだって、エディ。暴力はダメ、ノーサンキューね。うん、アカデミー賞でね、ビンタを。というかあれはエディじゃないよね? うんーん? 待って。あれは違う人じゃなかったっけ? 似てるっちゃ似てるけど、やっぱり別人だからね。なんか、このネタどっちにも失礼じゃない? ねえ?

 

Y木:「エディ・マーフィ 意外にアイドル好きだった」。

 

S原:元スパイス・ガールズメラニー・ブラウンのことね~、うん。あれは妊娠したあと、認知するとかしないとか揉めたんですよねえ。「おまえだって、他の男とチョメチョメしただろ!」って言ったら、メラニーが切れたんですよね。いやー、やっぱりちゃんと、自分の下半身がアクセルに変身しないように制御しないとね~、はい。

 

Y木:「エディ・マーフィ 死す」。

 

S原:いや死んでないから! 誰だよ~、死亡説を流したのは~! しかも、なんですか、スノーボードで死亡って。エディは、スキー場には行かないですから。目立ってしょうがないでしょ、ねえ。ちょっと映画に出てないからってもう~。いいんですよ、エディは十分儲けているから食っていけるんですよ。まあ養育費はね、大変ですけど、それでもなんとかね。エディですからね。まあ節約しながらね、食べていければいいかな、と。スーパーで割引の鳥のむね肉とかね、買えばいいんですよ。

 

Y木:「エディ・マーフィ ダブルヘッダーで大暴れ」。

 

S原:そうなんですよ。1989年ね。エディは、なんと西武球場ダブルヘッダーで4打数連続でホームランを打つんですよ、うん~。で、この年は近鉄が優勝しまして、はい。いやーすごこかった…って違いますから!あれはブライアント!エディじゃないですから!というか、そもそも似てないから! やめて、80年代のスターで括るのは、ね?

 

Y木:「エディ・マーフィ 婚姻後、2週間で離婚」。

 

S原:そのまま! それ、事実そのままですから! 本当にエディは婚姻後、2週間でトレーシー・エドモンズという女性と離婚したんですから、うーん。ねえ、これ事実をニュースとしてみなさんにお知らせしただけというねえ、はい。ボケさせて、ねえ⁉ 

 

Y木:「エディ・マーフィ このブログを訴える」。

 

S原:たしかに、言い過ぎたかな~。でも好きなんですよ、エディのこと。だってほら、ファンクラブまで入ってますからね。って、ファンクラブなんか存在しないから、全然フォローになってないよ。いい加減にしろ!