![恐怖心霊スポット女子単独肝試し。 何が起こっても自己責任です契約にサインしたアイドル・・・ [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/71fW9JkDpYL._AC_SX342_.jpg)
S原:今回は、ヤングな女子が心霊スポットをレポートします!
Y木:youtubeと同じやん。
(あらすじ)
地縛霊蠢く呪いの谷、H村廃キャンプ場の手堀トンネル、老夫婦首吊りの家、誰も通ることのない地下道、女の霊が住むと噂される廃駅、孤独死から20年放置された家等のスポットから即行で撤収するスタッフ、状況を把握し恐怖するアイドル、でも一同はあろうことか完全シカト。そして極限状態に追い込まれたアイドルのとった行動とは・・・
S原:Y木さん。
Y木:はい。
S原:これはね。
Y木:はい。
S原:面白くないです。
Y木:分かってます。
S原:あのな。
Y木:はい。
S原:こういうDVD、わざわざ観なくてもいいよ。
Y木:知ってます。
S原:Y木さん。
Y木:なんでしょう。
S原:いままでありがとう。
Y木:最終回かよ! ちょっとは内容について喋れよ!

S原:ま、いつものように安直な作りです。まず『何が起こっても自己責任です契約にサインしたアイドル』というタイトルに偽りありです。
Y木:アイドルちやうの?
S原:ちゃいます。ポールダンサーです。
Y木:ポールダンサー……
S原:そんなポールダンサーが、心霊スポットに行きます。はじめは、山奥にある廃墟となったロープウェイです。
Y木:あーそこでカメラを1人で持たされて、怖がりながらレポートすると。
S原:基本的にはそうです。でも、このポールダンサーはわりと肝がすわっています。ほとんど怖がりません。
Y木:えー、ヤングな女子が怖がるのが、こういうDVDのキモやろ?
S原:イエスです。でも、なんか反応がいまいち薄いです。カメラを写しながら「ここは……トイレですね」とか「あーここも……トイレですね」とか。
Y木:なんでトイレばっかり行くねん。
S原:あとは「ライトを車に置き忘れたので、真っ暗ですねえ……」
Y木:取りに行けよ!
S原:ただ、廃墟のロープウェイはなかなかの雰囲気です。
Y木:ふーん。
S原:あのですね、ロープウェイに乗ったら、真ん中に鉄の棒があるのを知ってますか?
Y木:あーある……って、おいおい、まさか。
S原:イエスです。それでポールダンスしていました。
Y木:その場面……シュールやなあ……

S原:問題は後半でしょう。
Y木:後半か。
S原:友達(?)のヤングな女子タレント(?)が出てきて、また別の心霊スポットに行きます。
Y木:それで?
S原:女子タレントが、立て看板を読まされます。その立て看板をすべて読んだら呪われると言われています。女子タレントは読んだ後に、それを聞かされます。
Y木:あーそれで女子タレントが恐怖におびえると?
S原:いいえ、困った顔をしてました。
Y木:なんやねん、怖がれよ!
S原:で、ここからが、実はめちゃくちゃリアルなのです。
Y木:へえ、意外やな。
S原:想像してみてください。ほんとうに心霊スポットにいったら気味悪いでしょう?
Y木:そりゃな。
S原:大声で話したり、はしゃいだりしないでしょう?
Y木:そうやな。
S原:このDVDでもスタッフたちも、かなり気味悪かったみたいです。みんな、恐々と小声でしゃべります。
Y木:なるほど。
S原:その音声が小さすぎて、ほとんど聞こえません。
Y木:ちゃんと録音しろよ!
S原:あとは画面なのですが。
Y木:はあ。
S原:真っ暗な場面が続いて、なにがなにか分かりません。
Y木:ちゃんと写せよ!
S原:そういうリアルさを追求したDVDでしたよ、ふふふ。
Y木:そういうリアルさは要らんのやで……(ため息)
S原:というわけで、大学のサークルの合宿の肝試しのようなDVDでした。これは単純に面白くないのでおススメできません。ワゴンコーナーでみつけても、スルー、プリーズです~!