あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

「恐怖心霊スポット女子単独肝試し。 何が起こっても自己責任です契約にサインしたアイドル・・・」(2009)の巻

恐怖心霊スポット女子単独肝試し。 何が起こっても自己責任です契約にサインしたアイドル・・・ [DVD]

 

S原:今回は、ヤングな女子が心霊スポットをレポートします!

Y木:youtubeと同じやん。

 

(あらすじ)

地縛霊蠢く呪いの谷、H村廃キャンプ場の手堀トンネル、老夫婦首吊りの家、誰も通ることのない地下道、女の霊が住むと噂される廃駅、孤独死から20年放置された家等のスポットから即行で撤収するスタッフ、状況を把握し恐怖するアイドル、でも一同はあろうことか完全シカト。そして極限状態に追い込まれたアイドルのとった行動とは・・・

 

S原:Y木さん。

Y木:はい。

S原:これはね。

Y木:はい。

S原:面白くないです。

Y木:分かってます。

S原:あのな。

Y木:はい。

S原:こういうDVD、わざわざ観なくてもいいよ。

Y木:知ってます。

S原:Y木さん。

Y木:なんでしょう。

S原:いままでありがとう。

Y木:最終回かよ! ちょっとは内容について喋れよ!

 

 

S原:ま、いつものように安直な作りです。まず『何が起こっても自己責任です契約にサインしたアイドル』というタイトルに偽りありです。

Y木:アイドルちやうの?

S原:ちゃいます。ポールダンサーです。

Y木:ポールダンサー……

S原:そんなポールダンサーが、心霊スポットに行きます。はじめは、山奥にある廃墟となったロープウェイです。

Y木:あーそこでカメラを1人で持たされて、怖がりながらレポートすると。

S原:基本的にはそうです。でも、このポールダンサーはわりと肝がすわっています。ほとんど怖がりません。

Y木:えー、ヤングな女子が怖がるのが、こういうDVDのキモやろ?

S原:イエスです。でも、なんか反応がいまいち薄いです。カメラを写しながら「ここは……トイレですね」とか「あーここも……トイレですね」とか。

Y木:なんでトイレばっかり行くねん。

S原:あとは「ライトを車に置き忘れたので、真っ暗ですねえ……」

Y木:取りに行けよ!

恐怖心霊スポット女子単独肝試し に対する画像結果

S原:ただ、廃墟のロープウェイはなかなかの雰囲気です。

Y木:ふーん。

S原:あのですね、ロープウェイに乗ったら、真ん中に鉄の棒があるのを知ってますか?

Y木:あーある……って、おいおい、まさか。

S原:イエスです。それでポールダンスしていました。

Y木:その場面……シュールやなあ……

 

東京】奇跡に近い保存状態 奥多摩ロープウェイ : 何度でも訪れたい日本の風景

 

S原:問題は後半でしょう。

Y木:後半か。

S原:友達(?)のヤングな女子タレント(?)が出てきて、また別の心霊スポットに行きます。

Y木:それで?

S原:女子タレントが、立て看板を読まされます。その立て看板をすべて読んだら呪われると言われています。女子タレントは読んだ後に、それを聞かされます。

Y木:あーそれで女子タレントが恐怖におびえると?

S原:いいえ、困った顔をしてました。

Y木:なんやねん、怖がれよ!

S原:で、ここからが、実はめちゃくちゃリアルなのです。

Y木:へえ、意外やな。

S原:想像してみてください。ほんとうに心霊スポットにいったら気味悪いでしょう?

Y木:そりゃな。

S原:大声で話したり、はしゃいだりしないでしょう? 

Y木:そうやな。

S原:このDVDでもスタッフたちも、かなり気味悪かったみたいです。みんな、恐々と小声でしゃべります。

Y木:なるほど。

S原:その音声が小さすぎて、ほとんど聞こえません。

Y木:ちゃんと録音しろよ! 

S原:あとは画面なのですが。

Y木:はあ。

S原:真っ暗な場面が続いて、なにがなにか分かりません。

Y木:ちゃんと写せよ!

S原:そういうリアルさを追求したDVDでしたよ、ふふふ。

Y木:そういうリアルさは要らんのやで……(ため息)

S原:というわけで、大学のサークルの合宿の肝試しのようなDVDでした。これは単純に面白くないのでおススメできません。ワゴンコーナーでみつけても、スルー、プリーズです~!