S原:今回ももちろん本家とは関係のないキューブ映画!
Y木:こういうのって、いっぱいあるんやなあ。
(あらすじ)
世間から熱い注目を集める天才発明少年ポール。しかし彼が18歳を迎えたときには、ほとんどのアイディアと特許を失っていた。ロシア人、警察、父親さえ、彼は周りにいるすべての人物への信頼も失い、彼に興味を持つ美人ウェイトレスにも心を開けずにいた。手元に唯一残されたのは、開発途中の“CUBE”だけ。これだけは誰にも渡すものかと、彼は執念を燃やすのだが…。彼は真の天才か? それとも一人の狂人か?
S原:これ、ぼくには理解できんかった。
Y木:難しいってこと?
S原:いやそれもよくわからん。
Y木:下手すぎるんちゃの? そういう映画あるやん。
S原:まあ、もちろん上手くないけど……はじめの辺はまだ理解できるねん。若くして天才的な発明をしてちょっと有名人になります。両親が離婚して母と暮らすけど、母は重病になりお金は手元に残りません。仕方なくいままで自分が持っていた特許をうってお金にしようと思いますが、すでに強欲な父親に売られてしまっていました。
Y木:ほう。
S原:一文無しですが、なんとか自信がある発明品「キューブ」を完成させたいと銀行に融資をお願いするが、変人扱いされて上手くいかない。
Y木:それで?
S原:このへんからよく分からなくなる。たぶん、主人公の精神のバランスが崩れていく話と、ロシアのスパイ(謀略?)にハマってしまって主人公の発明を盗まれている(?)という話がある……ような気がする……と言えなくもない。
Y木:どっちやねん。
S原:ほんまにわからんねんって! 結局、主人公は殺人罪の疑いで警察に捕まるねんけど、本当に主人公が殺したかどうかもハッキリわからない。主人公が捕まった後、主人公の周辺にいる人物たちが「キューブ」を盗む(?)ことが示唆されるけど、それもよくわからん。
Y木:結局、キューブってのは何なの?
S原:それも最後まで謎のまま。途中で、「ただの鉄くず」と言われる場面があるけど、本当に主人公の精神が異常なのか、わざとそう言って混乱させているのかもわからん。
Y木:観ている方が、主人公に感情移入して一緒に混乱するのを狙ったんちゃう?
S原:それなら失敗してます。だって主人公に感情移入できないもん。すごく嫌な奴やから(苦笑)
Y木:どうしようもないがな。
S原:たぶん映画としては、わざと「観客がわからない」「簡単には理解できない」ように作ってるんやと思う。だけど出来が悪いから「わからない」ことで興味を持つとかじゃないのよ。観ていてわからんからイライラして、「結局なんやねん!」ってつっこんで終わるという。
Y木:最悪やん。
S原:まあ、キューブっぽい映画はそうかもしれんけど、どっちにせよ退屈やったなー。
Y木:今回はハズレやな。
S原:大ハズレです。さあ、みなさま。もうなんというか、誰も褒めることのない不可思議な映画ですが、意味が分かったら楽しめるのかも……いやーそれはないはず。今回は完全に自信がないので、勘違いでしたら謝ります。もし完全に理解できた人がいたら、コメントで教えてくださいませ~!
(アメリカ版のポスター? こっちも面白そうに思えません・・・笑)