S原&Y木:はいどうも~。ワゴンボーイズです。ありがとうございます。
S原:あーいま、合体巨艦ヤマトのプラモデルをもらいました~。
Y木:ありがとうございます。
S原:こんなんいくらあっても困らへんからね。合体できるし。
Y木:言うてもますけども。
S原:ほう。
Y木:おれのマミーがな。
S原:御母堂が?
Y木:ある映画の名前を思い出されへんって言うてんるねん。
S原:映画の名前かー。じゃ、一緒に考えるから、分かっていることを言ってや。
Y木:アメリカのアクション映画でな。なぜかゴールデンハーベスト社の香港資本で製作されてるねん。
S原:ほう。
Y木:で、パッケージに描かれてるメカがやたらと巨大やねんけど、実際に観たら小さいらしいいねん。
S原:ほうー。それは……「メガ・フォース」やな。
Y木:「メガ・フォース」?
S原:その特徴は、完全に「メガ・フォース」やな。たしかにパッケージでは、ちょっとした山みたいなメカ(タックコム)が、描かれてるねんけどな。まあ実際は、日和山より小さいのはもちろん、中古のハイエースよりも小さい代物なのよ。これは「メガ・フォース」で間違いないわ。
Y木:いや、おれもそう思ったんやけどな。
S原:ほう。
Y木:マザーが言うにはな、「とにかく主人公たちチームのユニフォームがかっこいい」って。
S原:……じゃあ「メガ・フォース」じゃないか……
Y木:うん。
S原:「メガ・フォース」のユニフォームは、ピタピタのレオタードやからね。しかも、攻撃にはバリバリよわい感じの布製やから。ジャブローに潜入しても、カツ・レツ・キッカの攻撃にも耐えられへんで。そもそもレオタードで戦うスタイルといえば、キャッツアイ、メガフォース、ジェニファー・ビールス(フラッシュダンス)が三羽烏ってことになってるからな。
Y木:いやフラッシュダンスは戦ってないような。
S原:いや、あれはダンスで戦っているからギリギリセーフなのよ。
Y木:セーフか。はー、でもよくわからんねんな。
S原:なにがわからへんのよ?「メガ・フォース」で決まりやって。
Y木:マザーが言うにはな。「最後に、時間制限であって画面の右上にデジタル時計がでてるねんけど、いつのまにか無かったことになってる」って。
S原:メガ・フォースやないか!
Y木:あ、そう。
S原:それはメガ・フォースの特徴と完全一致してるわ。最後の「赤い軍団」、またの名を「グエラ戦車隊」、そのまたの名を「M48戦車軍団」と大暴れするときに、なぜかデジタル時計のカウンターがでるのよ。
Y木:デジタル時計?
S原:いや、もう昔すぎて記憶が定かでないんやけどな。間違ってたら謝るしかない。
Y木:あのー、持っているDVDを観返したら?
S原:もうDVD置いてる場所もゴミ庫みたいになって見つからないの!
Y木:あーそう。
S原:記憶がたしかなら、そういうカウントダウンの演出やったけど、いつのまにかどうでもよくなってるっていう。そんな感じやったと思う。
Y木:はーそうなんか。
S原:いやもう、「メガ・フォース」で間違いないよ。
Y木:でもわからへんねんな。
S原:なにが?
Y木:マザーが言うにはな。「バトルトラック」で出てきた主人公と、「メガ・フォース」で出てきた脇役が一致するかどうか悩んでるって。
S原:うーん。それは悩むやろうなあ……
Y木:あの、肯定か否定かどっちかにしてくれる?ミルクボーイ風に漫才にならんから。
S原:いや、漫才のスタイルはともかくとして、「メガ・フォース」と「バトルトラック」をどう位置付けるかか、映画ファンにとって永遠のテーマなのよー。
Y木:あーそう。
S原:他に何か言ってなかった?
Y木:あーそういえば、最後のバイクで空を飛ぶシーンが、最高にしびれるって。
S原:じゃあ「メガ・フォース」とちゃうやろ!最後に仲間から置いてけぼりにされた主人公(エース)が、バイクについているボタンを押したらビューンって飛んで、飛行機に追いつくねん。それは『世界三大しょぼい場面』で認定された迷場面やねんで。しかも、飛行機にたどり着く前に、なぜかサーカスみたいに一回転する意味不明の演出まであるんやで。
Y木:はあ、一回転。
S原:そうや。それは「メガ・フォース」ではないって。
Y木:いや、わからへんねんな。
S原:なにがわからへんのよ。
Y木:マザーが言うにはな。最初のテロップで「自由主義諸国の首脳たちは存在を否定しているが、メガフォースの存在は明らかとなった」とでるらしいねん。
S原:「メガ・フォース」やないか!といいうか、おもいきり「メガ・フォース」と言ってるがな。はじめに言えよ!
Y木:いやそれがな。
S原:うん。
Y木:マザーが言うには「メガ・フォース」ではないって。
S原:じゃあ「メガ・フォース」ちゃうやろ!いままで、嬉しそうに「バトルトラック」の説明までしたのをどういう気持ちで聞いてたんや?「メガフォース」のプラモデルが高価すぎて(9800円)手が出なかった僕の身にもなれって!
Y木:で、マザーが言うにはな。
S原:ほう。
Y木:「キャノンボール3 新しき挑戦者たち」(1989)ちゃうかって。
S原:絶対ちゃうやろ!
S原&Y木:どうもありがとうございました~!