あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

(閑話休題)ミルクボーイ風に語る「メガ・フォース」(1982)の巻

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S原&Y木:はいどうも~。ワゴンボーイズです。ありがとうございます。

S原:あーいま、合体巨艦ヤマトのプラモデルをもらいました~。

Y木:ありがとうございます。

S原:こんなんいくらあっても困らへんからね。合体できるし。

Y木:言うてもますけども。

S原:ほう。

Y木:おれのマミーがな。

S原:御母堂が?

Y木:ある映画の名前を思い出されへんって言うてんるねん。

S原:映画の名前かー。じゃ、一緒に考えるから、分かっていることを言ってや。

Y木:アメリカのアクション映画でな。なぜかゴールデンハーベスト社の香港資本で製作されてるねん。

S原:ほう。

Y木:で、パッケージに描かれてるメカがやたらと巨大やねんけど、実際に観たら小さいらしいいねん。

S原:ほうー。それは……「メガ・フォース」やな。

Y木:「メガ・フォース」?

S原:その特徴は、完全に「メガ・フォース」やな。たしかにパッケージでは、ちょっとした山みたいなメカ(タックコム)が、描かれてるねんけどな。まあ実際は、日和山より小さいのはもちろん、中古のハイエースよりも小さい代物なのよ。これは「メガ・フォース」で間違いないわ。

Y木:いや、おれもそう思ったんやけどな。

S原:ほう。

Y木:マザーが言うにはな、「とにかく主人公たちチームのユニフォームがかっこいい」って。

S原:……じゃあ「メガ・フォース」じゃないか……

Y木:うん。

S原:「メガ・フォース」のユニフォームは、ピタピタのレオタードやからね。しかも、攻撃にはバリバリよわい感じの布製やから。ジャブローに潜入しても、カツ・レツ・キッカの攻撃にも耐えられへんで。そもそもレオタードで戦うスタイルといえば、キャッツアイ、メガフォース、ジェニファー・ビールスフラッシュダンス)が三羽烏ってことになってるからな。

Y木:いやフラッシュダンスは戦ってないような。

S原:いや、あれはダンスで戦っているからギリギリセーフなのよ。

Y木:セーフか。はー、でもよくわからんねんな。

S原:なにがわからへんのよ?「メガ・フォース」で決まりやって。

Y木:マザーが言うにはな。「最後に、時間制限であって画面の右上にデジタル時計がでてるねんけど、いつのまにか無かったことになってる」って。

S原:メガ・フォースやないか!

Y木:あ、そう。

S原:それはメガ・フォースの特徴と完全一致してるわ。最後の「赤い軍団」、またの名を「グエラ戦車隊」、そのまたの名を「M48戦車軍団」と大暴れするときに、なぜかデジタル時計のカウンターがでるのよ。

Y木:デジタル時計?

S原:いや、もう昔すぎて記憶が定かでないんやけどな。間違ってたら謝るしかない。

Y木:あのー、持っているDVDを観返したら?

S原:もうDVD置いてる場所もゴミ庫みたいになって見つからないの!

Y木:あーそう。

S原:記憶がたしかなら、そういうカウントダウンの演出やったけど、いつのまにかどうでもよくなってるっていう。そんな感じやったと思う。

Y木:はーそうなんか。

S原:いやもう、「メガ・フォース」で間違いないよ。

Y木:でもわからへんねんな。

S原:なにが?

Y木:マザーが言うにはな。「バトルトラック」で出てきた主人公と、「メガ・フォース」で出てきた脇役が一致するかどうか悩んでるって。

S原:うーん。それは悩むやろうなあ……

Y木:あの、肯定か否定かどっちかにしてくれる?ミルクボーイ風に漫才にならんから。

S原:いや、漫才のスタイルはともかくとして、「メガ・フォース」と「バトルトラック」をどう位置付けるかか、映画ファンにとって永遠のテーマなのよー。

Y木:あーそう。

S原:他に何か言ってなかった?

Y木:あーそういえば、最後のバイクで空を飛ぶシーンが、最高にしびれるって。

S原:じゃあ「メガ・フォース」とちゃうやろ!最後に仲間から置いてけぼりにされた主人公(エース)が、バイクについているボタンを押したらビューンって飛んで、飛行機に追いつくねん。それは『世界三大しょぼい場面』で認定された迷場面やねんで。しかも、飛行機にたどり着く前に、なぜかサーカスみたいに一回転する意味不明の演出まであるんやで。

Y木:はあ、一回転。

S原:そうや。それは「メガ・フォース」ではないって。

Y木:いや、わからへんねんな。

S原:なにがわからへんのよ。

Y木:マザーが言うにはな。最初のテロップで「自由主義諸国の首脳たちは存在を否定しているが、メガフォースの存在は明らかとなった」とでるらしいねん。

S原:「メガ・フォース」やないか!といいうか、おもいきり「メガ・フォース」と言ってるがな。はじめに言えよ!

Y木:いやそれがな。

S原:うん。

Y木:マザーが言うには「メガ・フォース」ではないって。

S原:じゃあ「メガ・フォース」ちゃうやろ!いままで、嬉しそうに「バトルトラック」の説明までしたのをどういう気持ちで聞いてたんや?「メガフォース」のプラモデルが高価すぎて(9800円)手が出なかった僕の身にもなれって!

Y木:で、マザーが言うにはな。

S原:ほう。

Y木:「キャノンボール3 新しき挑戦者たち」(1989)ちゃうかって。

S原:絶対ちゃうやろ!

S原&Y木:どうもありがとうございました~!