あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

燃える(萌える)親父の映画たち!「チャック・ノリス in 地獄の銃弾」(2005)の巻

 

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S原:さあ、お待ちかね!今回はチャック・ノリス

Y木:待ってないわ。

(あらすじ)

「地獄のヒーロー」シリーズのチャック・ノリス主演によるサスペンスアクション。指名手配中の殺し屋がダイヤ加工技師の誘拐を企てる。技師の姪・リズは、元刑事で私立探偵のシェパードに伯父探しを依頼するが、そこにはある秘密が存在していた…。

 

Y木:チャック・ノリスって何歳?

S原:この映画に出演したときは65歳らしい。

Y木:65歳のアクション映画かー。キツイなー。

S原:別に25歳のヤングでも65歳のおじさんでも、映画が面白ければええやん。

Y木:え?この映画、おもろいの?

S原:いーや、面白くないです。

Y木:なんやねん。

S原:まーでもあれやで。こういう映画も世の中には必要やって。あんまり真面目なテーマやったり問題提起やったりそんな映画ばっかり観るわけにはいかんやろ。人生に息抜きは必要なのさ~ベイビ~♪

Y木:息抜きはええけど、べつにチャック・ノリスを観んでもええやろ。

S原:それを言い出したらおしまいやわ。チャック・ノリスだって、機嫌よく生きてるのに。ちょっとあなた!チャックにちょっと失礼ちゃうの?

Y木:別に失礼ちゃうわ。というか、おまえはどういうスタンスやねん。

S原:毎日トンカツ定食を食べ続けてたら飽きるやろ?

Y木:まあな。

S原:そういうことやねん。

Y木:だから、どういうことやねん!

S原:まあこれはこれでアリってことですよ。ストーリーを少し話すと…

Y木:いやどうせしょうもないから、極力省略して話しておくれ。

S原:あーそうねえ。この映画の細かいあらすじは、だれも望んでないやろうからな。えーとですねえ、舞台はワシントン。チャック・ノリスは私立探偵(元刑事)です。彼が住む街に殺し屋がやってきます。殺し屋は、宝石を加工する技術を持つエリザベスという女性を誘拐しようとします。間一髪でチャックが助けます。エリザベスの叔父が行方不明になっていることがわかり、エリザベスはチャックとともに叔父を救出に向かいます。だが、そこにはホロコーストナチス隊員の陰謀が見え隠れして…という話です。

Y木:あーありがちやなあ。

S原:まあな。やっぱりこういう映画は工夫を凝らしたアクションを楽しむのがコツなんやって。

Y木:あーアクションには工夫があるんやな。

S原:いーや、ありません。

Y木:なんやねん。

S原:普通におじいさんがパンチしたり銃を撃つだけやった。

Y木:おじいさんは、普通はパンチしたり銃を撃ったりせえへんけどな。

S原:でも、65歳の若作りのおじさんが銃を撃つ姿って、現実社会では見られへんやろ。こういう姿をちゃんと観るのも大事やで。目を背けちゃダメ!

Y木:目を背けてもええやろ。

S原:いやー、健康第一ですなあ。ぼくも65歳になっても機嫌よくマグナムをぶっ放すおじいさんになりたいわ。あーそういえば、チャックはわりとマーシャルアーツというか空手アクションをする人やねん。で、この映画では、バスの中でマッチョなヤングな俳優(ダニエル・バーンハード)と戦います。バスの中は狭いから、アクションも限定されてて面白いよ。

Y木:どうせ勝つんやろ?

S原:いや、負けます。

Y木:へえ意外。そういう展開もあるんや。

S原:ラストで、もう一回対決するんやけどな。ここだけちょっと面白いねん。チャックは、女性を救い出すために敵がいる倉庫にいきます。悪者の手下が入り口からでてきたところを不意打ちで、首を絞めて殺します。そのまま倉庫に入り、悪者が気付かないうちに、背後から拳銃でズドン!

Y木:なんか卑怯やぞ、チャック。

S原:で、女性の体に時限爆弾がつけられてるのを見つけます。ワイヤーを切るのを間違えたら爆発しちゃうかも?という典型的なドキドキシーンやけどな。チャックは「これは回路が全部つながっている」「やっかいな爆弾だぞ」「もう時間がない」と困惑します。ところが次の瞬間には、あっさりと爆弾を外して「よし、いいぞ」(笑)

Y木:「よし、いいぞ」ちゃうわ。

S原:しかも、外した爆弾は悪者(まだ息がある)に体に置きます。

Y木:おいおい。

S原:その姿をみてチャックはニヤリ………そして爆弾は爆発!悪者の体は木っ端みじん!!

Y木:……(呆然)

S原:このクライマックス(だけ)は最高やったで。ラストシーンも面白いで。チャックが、助けた女性に「いっしょにオーストラリアに行かへん?」と誘うねんけど、女性は「なんで、あんたみたいなおじいさんと旅行にいかなあかんの?」と突っ込んで、おしまい(笑)いやー、こういう映画はそれでいいんやろうな。

Y木:よくわからんけど、おまえが機嫌よく映画を観てるんなら、それでええんとちゃう?

S原:さあ、みなさん。この映画を観てもあなたの人生になんのプラスもありません。でも内容がわかっているのに、ついつい観てしまうあなた!暇なときにネットで「B級アクションスター」と検索してしまうあなた!そんなあなたのためのDVDですよ。そしてチャック・ノリスさーん!いつまでもお元気でアクションしてくださーい!