あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

便乗映画特集、これで最後です!皇帝ペンギンじゃなくて「童貞ペンギン」(2007)の巻

ソース画像を表示

S原:いよいよ長かった便乗映画(便乗タイトル)特集、最後は一番バカバカしいタイトルのこちら。

Y木:いつにも増して興味がないわ、こんな映画…

(あらすじ)

皇帝ペンギン』のパロディとして制作された本作は、生命の大命題である“セックス”を大フィーチャー。繁殖期を迎えたペンギンたちが、氷点下の中、愛を求めて旅に出る70マイルの行程を、時に過激に、時に感動的に描き出す。童貞は男のロマン…。“セックス=本物の愛”と夢みる童貞ペンギンのカールがロマンの先に見たものは、本物の幸せ?快楽の虜?さぁどっち!?

 

S原:これ、くだらなかったーーー!

Y木:うるさいわ!

S原:ほんまにくだらんねんって!

Y木:観る前からわかるやろ。これ、「皇帝ペンギン」(2005)のパロディやろ?

S原:うん。でもパロディとか言う前に、もうちょっとちゃんと作ってほしかったわ。要するに、普通にペンギンを写す ⇒ それに会話やナレーションをかぶせる。それだけやもんなあ。

Y木:ペンギンが話すの?

S原:普通のペンギンの映像に、下ネタの会話をのせてるだけ(笑)すっごい適当やし工夫もないし、なんか観ているうちに空しくなるで。

Y木:なんでそんなDVDを買うねん。

S原:ついついな…(苦笑)でもなあ、そもそもペンギンの性欲について興味ある?ないやろ?そんなものに興味があるのは、動物学者だけやで(笑)

Y木:でも「皇帝ペンギン」も、そういう感じちゃうの?もちろん、おれは観てないけど。

S原:ぼくも観てないから知らん。だいたい、なんでペンギンを見なあかんねん。

Y木:知らんがな。

S原:ぼくらの学生映画でも、奇をてらっていろんな映画を作ったりしたやろ?一発ギャグとか、ぬいぐるみにアテレコをして、映画を作るとか。先輩(Y田さん)が作ってたやん(笑)

Y木:あーあったなー。

S原:あれは、短いから笑えるねん。これ、80分もあるねんで(苦笑)

Y木:肝心のストーリーは?

S原:だいぶ前に観たから細かいことはかなり忘れてるけど…えーと、ペンギンのオスがたくさんいます。みんな、オツムが弱くてとにかくエッチなことばかり考えています。ペンギンといえど、いろんなタイプがおるねん。それこそ童貞とか女遊び(メス遊び?)に長けているプレイボーイとか。主人公はマジメやから、「本当に愛したメスと交尾したい」と思う。主人公のオスが、遠く(70マイル)離れたところにいるメスのいるところを目指すという話やな。

Y木:ふーん。

S原:途中でミュージカルになったり、パロディみたいな場面もあるけど、ぼくは全然笑えなかった。昔、「親指スターウォーズ」(1999)っていう映画があってな。その名の通り、親指でキャラクターを演じるねんけど、あれと同じ虚無感に襲われる(苦笑)

Y木:あーそういうのって、好きなヤツにはたまらんねやろうなあ。

S原:たぶんな。だからハマる人は最高傑作やろうな。でも、ぼくはペンギンの交尾を観ても興奮しないしな(笑)どっちにせよ、今回は残念やった。

Y木:毎回、残念やん。

S原:さーそんなわけで、ペンギンが好きで好きでたまらないという人か、とにかく下ネタが好きという人しかお勧めできませんが、レア作品なのは間違いありませんよ。いつか近い将来に、空前のペンギンブームが来た時のために、ゲット!…しなくてもいいですな、これは…(苦笑)そして、便乗映画特集は、これにておしまい!いやー長かった……