あなたの知らないワゴンセールの世界

ほとんどの人が見向きもしない中古屋やレンタル落ちのワゴンの中…しかし、その小宇宙にはまだ知らない映画たちが眠っている(はず)!そんな映画を語るブログです(週末 更新予定) 娘曰く「字ばっかりで読むしない」「あと、関西弁がキモイ…」そういうブログです

映画じゃないDVDを観てみる!「実録!心霊現場検証 エピソード2 知らなくてもいい事実がそこにある。」の巻

実録!心霊現場検証 エピソード2 知らなくてもいい事実がそこにある。 [DVD]

 

S原:今回はこちらです。

Y木:おまえ、こんなDVDをほんまに買ったん?

 

(あらすじ)

「火の無いところに煙は立たず」 昔からよく言われることわざであるが、このことわざに心霊スポットを当てはめてみると 何かしらの原因が存在し、霊が出現する可能性も高いということになる。 その現場をただひたすらに撮影し「怖いか怖くないか?」のみを追求し、そこに何があるのか? その答えは映像の中にのみ隠されている、そして見た者のみが答えを知ることが出来る。 心霊ナビゲーターとレポーターのみが出演、最少人数のスタッフ、全てはその場の空気と霊を求めての 撮影スタイルである、無駄な演出はいらない、ただ事実を伝えるのみ。 しかし、あえて言おう、霊は存在する・・・ 演出なしの臨場感、リアルな恐怖、不可解な出来事、驚愕のハプニング、まさに悪夢、 実録!心霊現場検証シリーズ、知らなくてもいい事実がそこにある。

 

 

S原:ほんまにワゴンコーナーは宇宙やで。意外な作品との出会いの連続やから。

Y木:出会いはええけど妻子のある身で…こんなもん購入するのがスゴイというのか、なんというのか…

S原:まあ、このブログのネタになるかも、という下心はあったけどな(笑)

Y木:あれ、前にも同じようなDVDを紹介してなかったっけ?

S原:「怪奇アンビリーバブル!」シリーズな。でも、あっちは再現ドラマとかあったけど、こっちはそれもない。さらに低予算やった…(笑)それよりも、この上のあらすじを読んでよ。

Y木:このあらすじ、おおげさやなあ(笑)

S原:『あえて、言おう、霊は存在する』というのが、笑えるよな。ギレン・ザビみたいで(笑)

Y木:それで、どうやったの?怖かった?

S原:怖くない。

Y木:そりゃそうやろ。

S原:テレビ番組とかで心霊スポットに行くやん。ぼくは観てないけど、youtubeとかでもそういう動画がUPされてるらしい。

Y木:こういうネタは、昔からの定番やもんな。

S原:このDVDでは、かなり簡単な作りやねん。男女2名が心霊怪奇現象のある場所にいくっていうだけ(笑)これはエピソード2やねんけど、どうもエピソード1で取材に行ったとき(神社か祠?)に、女性に何かが憑いてる、という話からはじまるねん。

Y木:憑いてる?

S原:うん。だから除霊をしてもらう。

Y木:だれに?

S原:賀大蜂誠という心霊メッセンジャーらしい。

Y木:心霊メッセンジャーってなんやねん。除霊はどんなんやった?

S原:なんか肩たたきのマッサージみたいやった。

Y木:それで?

S原:心霊メッセンジャーのおじさんに「これから気を付けるように!」と言われておしまい。

Y木:何に気をつけるねん。

S原:それから、幽霊が出る(?)といわれるトンネルに取材に行く。

Y木:そんな場所あるんや。どこ?

S原:それは言えませぬ。近所に住んでる人に迷惑になるから、という理由だそうです。

Y木:なんて弱腰な取材や。

S原:さて、トンネルでは女性がカメラを持っていきます。スタッフも同行せずに、たった一人きりです。トンネルには電灯もなく本当に真っ暗です。ヤングな女性が突撃レポートに挑戦です。

Y木:へえ。それで霊かなんか映ったの?

S原:いや、ずっと暗闇でなにも映っていない(笑)

Y木:なんやねん。

S原:でもリアルやったで。

Y木:なにが?

S原:はじめは、女性が暗闇で自分の顔とか暗闇を映しながら「トンネルは気持ち悪いですよお…」「やっぱり、怖い雰囲気がありますねえ…」とレポートするねんけど、途中からは「ギャー!」とか「カエルがいたー!」「トンネルから水が漏れてるー!」「あー!水が髪の毛にかかったー!」挙句は「靴ひもが解けたけど、怖くて直せなーい!」と延々と言い続ける(笑)

Y木:知らんがな、靴ひもなんて。

S原:結局、真っ暗な画面に女性がキャーキャーいってる声が聞こえるだけ。女性がこの仕事を嫌がっているのがわかるリアルな映像やった(笑)

Y木:トンネルのレポートをせなあかんのに、自分の心情をレポートしたらあかんやろ(苦笑)

S原:そのあと、もう一本のトンネルに取材に行きます。これも場所は秘密です。

Y木:まだ行くんか。

S原:次も女性が突撃リポートをします。次はちゃんと電灯が点いているトンネルです。そして同じく単独取材をします。一人でカメラを持ち、ゆっくりと歩く女性…でもあまりの怖さにトンネルのレポートは出来ずに、「あー!」「マジ怖い!」「まじやばい!」「ギャー!」と叫びながらトンネルを歩くだけです。

Y木:だから、一回失敗してるんやから、取材方法を変えろって!

S原:最後は「トンネルがまっすぐなので、逆に怖ーい!」と絶叫する(笑)そして現地取材はおしまい。なんともシュールな取材やったな。

Y木:はー…ため息がでるわ…

S原:そういうわけで、今回の心霊現場検証は終わりました。

Y木:結局、なにもなかったやん。

S原:はい。一応、最後にどんでん返しがあるねんけどな。

Y木:どんでん返し?

S原:ジャーン!なんと!トンネル取材後に、女性を撮った写真には、なぞの湯気(煙?)みたいなものが映ってるねん!

Y木:なんやねん、湯気って。

S原:ナレーションによると「女性の体から逃げ出した霊媒」らしい。

Y木:観てないけど、絶対ちゃうと断言できる。

S原:このシリーズは「実録!心霊現場検証 エピソード6」まであるねんで。シリーズが作られる続けているということは、ちょっと人気があるんやろな。

Y木:そうなんやろうな。よくわからん世界やけど…

S原:いやーレンタルで毎回借りるという強者がおるんやろうな。世界は広いで(笑)

Y木:ほんまにな。

S原:さあ、みなさん、怪談ともいいきれないような不思議なDVDですが、友達をお酒を飲みながら見る分には楽しめると思います。全然、怖くないのが欠点ですが、女性が心霊スポットを嫌がっている姿に萌える人は、マストバイですよ!