S原:今回はこちらです。
Y木:おまえ、こんなDVDをほんまに買ったん?
(あらすじ)
「火の無いところに煙は立たず」 昔からよく言われることわざであるが、このことわざに心霊スポットを当てはめてみると 何かしらの原因が存在し、霊が出現する可能性も高いということになる。 その現場をただひたすらに撮影し「怖いか怖くないか?」のみを追求し、そこに何があるのか? その答えは映像の中にのみ隠されている、そして見た者のみが答えを知ることが出来る。 心霊ナビゲーターとレポーターのみが出演、最少人数のスタッフ、全てはその場の空気と霊を求めての 撮影スタイルである、無駄な演出はいらない、ただ事実を伝えるのみ。 しかし、あえて言おう、霊は存在する・・・ 演出なしの臨場感、リアルな恐怖、不可解な出来事、驚愕のハプニング、まさに悪夢、 実録!心霊現場検証シリーズ、知らなくてもいい事実がそこにある。
S原:ほんまにワゴンコーナーは宇宙やで。意外な作品との出会いの連続やから。
Y木:出会いはええけど妻子のある身で…こんなもん購入するのがスゴイというのか、なんというのか…
S原:まあ、このブログのネタになるかも、という下心はあったけどな(笑)
Y木:あれ、前にも同じようなDVDを紹介してなかったっけ?
S原:「怪奇アンビリーバブル!」シリーズな。でも、あっちは再現ドラマとかあったけど、こっちはそれもない。さらに低予算やった…(笑)それよりも、この上のあらすじを読んでよ。
Y木:このあらすじ、おおげさやなあ(笑)
S原:『あえて、言おう、霊は存在する』というのが、笑えるよな。ギレン・ザビみたいで(笑)
Y木:それで、どうやったの?怖かった?
S原:怖くない。
Y木:そりゃそうやろ。
S原:テレビ番組とかで心霊スポットに行くやん。ぼくは観てないけど、youtubeとかでもそういう動画がUPされてるらしい。
Y木:こういうネタは、昔からの定番やもんな。
S原:このDVDでは、かなり簡単な作りやねん。男女2名が心霊怪奇現象のある場所にいくっていうだけ(笑)これはエピソード2やねんけど、どうもエピソード1で取材に行ったとき(神社か祠?)に、女性に何かが憑いてる、という話からはじまるねん。
Y木:憑いてる?
S原:うん。だから除霊をしてもらう。
Y木:だれに?
S原:賀大蜂誠という心霊メッセンジャーらしい。
Y木:心霊メッセンジャーってなんやねん。除霊はどんなんやった?
S原:なんか肩たたきのマッサージみたいやった。
Y木:それで?
S原:心霊メッセンジャーのおじさんに「これから気を付けるように!」と言われておしまい。
Y木:何に気をつけるねん。
S原:それから、幽霊が出る(?)といわれるトンネルに取材に行く。
Y木:そんな場所あるんや。どこ?
S原:それは言えませぬ。近所に住んでる人に迷惑になるから、という理由だそうです。
Y木:なんて弱腰な取材や。
S原:さて、トンネルでは女性がカメラを持っていきます。スタッフも同行せずに、たった一人きりです。トンネルには電灯もなく本当に真っ暗です。ヤングな女性が突撃レポートに挑戦です。
Y木:へえ。それで霊かなんか映ったの?
S原:いや、ずっと暗闇でなにも映っていない(笑)
Y木:なんやねん。
S原:でもリアルやったで。
Y木:なにが?
S原:はじめは、女性が暗闇で自分の顔とか暗闇を映しながら「トンネルは気持ち悪いですよお…」「やっぱり、怖い雰囲気がありますねえ…」とレポートするねんけど、途中からは「ギャー!」とか「カエルがいたー!」「トンネルから水が漏れてるー!」「あー!水が髪の毛にかかったー!」挙句は「靴ひもが解けたけど、怖くて直せなーい!」と延々と言い続ける(笑)
Y木:知らんがな、靴ひもなんて。
S原:結局、真っ暗な画面に女性がキャーキャーいってる声が聞こえるだけ。女性がこの仕事を嫌がっているのがわかるリアルな映像やった(笑)
Y木:トンネルのレポートをせなあかんのに、自分の心情をレポートしたらあかんやろ(苦笑)
S原:そのあと、もう一本のトンネルに取材に行きます。これも場所は秘密です。
Y木:まだ行くんか。
S原:次も女性が突撃リポートをします。次はちゃんと電灯が点いているトンネルです。そして同じく単独取材をします。一人でカメラを持ち、ゆっくりと歩く女性…でもあまりの怖さにトンネルのレポートは出来ずに、「あー!」「マジ怖い!」「まじやばい!」「ギャー!」と叫びながらトンネルを歩くだけです。
Y木:だから、一回失敗してるんやから、取材方法を変えろって!
S原:最後は「トンネルがまっすぐなので、逆に怖ーい!」と絶叫する(笑)そして現地取材はおしまい。なんともシュールな取材やったな。
Y木:はー…ため息がでるわ…
S原:そういうわけで、今回の心霊現場検証は終わりました。
Y木:結局、なにもなかったやん。
S原:はい。一応、最後にどんでん返しがあるねんけどな。
Y木:どんでん返し?
S原:ジャーン!なんと!トンネル取材後に、女性を撮った写真には、なぞの湯気(煙?)みたいなものが映ってるねん!
Y木:なんやねん、湯気って。
S原:ナレーションによると「女性の体から逃げ出した霊媒」らしい。
Y木:観てないけど、絶対ちゃうと断言できる。
S原:このシリーズは「実録!心霊現場検証 エピソード6」まであるねんで。シリーズが作られる続けているということは、ちょっと人気があるんやろな。
Y木:そうなんやろうな。よくわからん世界やけど…
S原:いやーレンタルで毎回借りるという強者がおるんやろうな。世界は広いで(笑)
Y木:ほんまにな。
S原:さあ、みなさん、怪談ともいいきれないような不思議なDVDですが、友達をお酒を飲みながら見る分には楽しめると思います。全然、怖くないのが欠点ですが、女性が心霊スポットを嫌がっている姿に萌える人は、マストバイですよ!